レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「入国審査」(2022)です。

ディエゴ(アルベルト・アンマン)とエレナ(ブルーナ・クッシ)は内縁のカップル、グリーンカードの抽選で移民ビザに当選したためスペインからニューヨークにやって来たが、入国審査時に別室へ連れて行かれ、あれやこれやと色々な質問を受け始めるのだった…
なかなか興味深いシュチエーションスリラーですが、少しだけネタバレをすると、ディエゴがベネズエラ出身で、エレナとは内縁のカップルという処で、勘の良い人であればああそう言うことかと、見る必要はないなと感じてしまうかもしれません。
その昔、ベネズエラは南米最大の産油国でありながら経済政策に失敗して、今や債権国に転落しており、政府にしっかりした経済通の人材がいないので債権国へ転落という憂き目にあっている。だから、ベネズエラパスポートを持ったディエゴがエレナと共に内縁カップルで入国しようとすれば、色々と嫌がらせを受けるのは火を見るよりも明らかで、如何ともしがたいと思います。
だから悪い映画ではありませんが、私は若干がっかりしました。もっともっと手厳しいシュチエーションスリラーを期待していましたが、かってのコスタ・ガブラス作品のような映画を期待していましたが。
ですが、映画は丁寧に作られているので映画そのものはそんなに悪くありません。監督はアレハンドロ・ロハス、楽しめましたと告白しておきます。
でも、ベネズエラを舞台にした映画、例えばジョン・ウェイン主演「ヘルファイター」とかカトリーヌ・ドヌーブ主演「うず潮」のような映画がいつか見られること期待してやみませんが。 八点鍾




世界を股に駆ける油田消火屋のお話ですが…