レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ワン・フロム・ザ・ハート」(1982)です。

その日は独立記念日、ラスベガスで一緒に暮らしていたハンク(フレデリック・フォレスト)とフラニー(テリー・ガー)は些細なことで喧嘩してしまう。そして、お互いにハンクはライラ、フラニーはレイと言う新しい恋人が出来てしまうのだが…
あの「地獄の黙示録」に続くコッポラ監督の映画は、この「ワン・フロム・ザ・ハート」という作品で、異色ミュージカル映画として当時評判が悪かったのですが、私は結構好きな映画です。
何と言うか、ミュージカルらしくないミュージカル映画でこれが良いんですね。まず、全編セット撮影で主人公たちは歌を殆ど歌わない。トム・ウェイツとクリスタル・ゲイルが彼らの心情を歌い上げ、鏡とかガラスに映った相手にカメラが寄って切り替わる凝った場面転換、凝ったセット且つ色彩設計等これでもかこれでもかと観客に迫ってきます。こういうミュージカルと言うか音楽映画は初めてです。映画好きな観客には堪らない作品になっています。
でも、普通の観客からは嫌われて大失敗したこの映画、毎ショット毎ショット、コッポラ監督の想いが良く出ていて頬が緩んでしまいます。更にライラを演じたナスターシャ・キンスキーは本当に神がかった美しさで驚愕しました。でも、この映画だけですが。まあ、それだけでも見る価値は十分ありますが。
監督が狙ったわけではありませんが、かなりマニアチックな映画です。上映時間も100分程の短い作品ですが、見所は前述した様にタップリと、但しアクションではないので。特にラスベガスのマッカラン国際空港のセット、ボーイング747とジェットウェイのセットは凄いですね。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘





