レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「荒野の用心棒」(1965)です。

メキシコと米国の国境近くの町サン・ミゲルにガンマン、ジョー(クリント・イーストウッド)と言う男がぶらりとやって来た。ジョーは酒場の親父からこの町はドン・ミゲル、ラモン(ジャン・マリア・ボロンテ)一味とジョン・バクスター一味という二つの無法者達に支配されていると聞く。成程とジョーはこの町で一丁やってやるかと画策を練り始めるのだった…
あの黒澤明監督が1961年に監督した時代劇「用心棒」をイタリア、セルジオ・レオーネ監督がリブートした作品です。
元々時代劇「用心棒」は、米国のハードボイルド作家ダシール・ハメット著「血の収穫」のプロットをとても巧く借り受けているので、時代劇から西部劇へ変更後もその収まり方がとても無理なく巧く纏まっていおり、びっくりします。うーん、美しいです。
映画としては、勿論「用心棒」の方が素晴らしいのですが、このレオーネ版「荒野の用心棒」もなかなか上手く纏まっており、今回再見して驚く程です。
特に、ポンチョを被って登場するクリント・イーストウッドも良いのですが、ジャン・マリア・ボロンテが憎々しく演じているラモンがとても良くて。うーん、美しいです。
特に、ジョーの正体を見破られ、ラモン一味にコテコテに甚振られる残酷シーンとラスト、ジョーのコルトSAA 51/2とラモンのウィンチェスター1892の対決シーンは迫力があり、黒澤明版を凌駕している様に思います。黒澤版桑畑三十郎と丑寅一家の対決はあっさりし過ぎている様に感じます。
そして、もう一つ「用心棒」の映画音楽は佐藤勝が担当しており素晴らしいのでが、でもモリコーネのこの作品の映画音楽「さすらいの口笛」はもっと素晴らしいと感じるのは私だけではないように思いますが。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘






