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「サイレント・ナイト」ウー監督、得意の殴込み映画ですがスタイルがちょっと…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「サイレント・ナイト」(2023)です。

 

テキサス州ラスパロマスで電気技師として働いていたブライアン(ジョエル・キナマン)は妻サヤ、幼い息子テイラーと幸せに暮らしていた。が、クリスマスイヴに自宅前を暴走するギャングの車からの銃弾で、テイラーは殺されブライアンは声帯を打ち抜かれ、声が出せなくなってしまう。やがて、退院したブライアンは次のクリスマスイヴまでにあの憎っくきギャング共を皆殺しにする為、淡々と準備を始めるのだった…

ジョン・ウー監督お得意の落とし前映画というのか殴り込み映画です。但し、少しスタイルと言うか味付けが違っていて、あの「男たちの挽歌Ⅱ」の様にカラリとした味付けではなく、どっぷりと陰湿な重い味付けになっています。あの「神は銃弾」とか「ブルータル・ジャスティス」「ローリング・サンダー」の様に。

又、この映画の一番の特徴は、セリフが殆どと言って良いほどありません。そこが更に陰湿なムードを醸し出しており、ある意味実験映画の様な雰囲気もあります。

世間様の評価はいま一つの様な感じですが、私は結構楽しめました。ヴァセル刑事とブライアンが共にギャング団のボス、プラヤを仕留めるべくギャング団本拠地へ潜入するシーンは、「ローリングサンダー」のウィリアム・ディベェインとトミー・リー・ジョーンズの様でなかなか見せてくれます。滅びの美学と言うか、うーん、美しいです。

と言う映画です。観客を選ぶ映画ですが、カーチェイス、銃撃戦が大好きな方は、まあ楽しめると思います。                         八点鐘

 

追記 少し前紹介した「ザ・キラー/ジョン・ウー 暗殺者の挽歌」はカラッとした仕上がりです。この作品は重めの映画で、こういう映画を製作したかったように思います。

 

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