レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「私のように美しい娘」(1972)です。

社会学者プレヴィンは女性犯罪者の動機と心理をテーマにした論文を書く為に女囚刑務所を訪れ、愛人を塔から突き落とした殺人罪で服役している女囚カミーユ(ベルディナット・ラフォン)とインタビューを始める。が、その独特な言い回し、彼女の魅力に参ってしまう…
お茶目なと言うのか、その個性的なイケイケ娘カミーユに振り回されるプレヴィンが何とも情けなく、と言うか男なら何となく理解できるコメディサスペンスです。テンポが良くて楽しめる作品になっています。
カミーユの幼年からその数奇な半生を通して、下品だけどタフで頭が回る女性を描いた映画で、使える物は何でも使って現状から這い上がる処、又マシンガンの様に喋りまくって自分の立場を相手より優位にする様子等、結構明るく笑える映画になっています。ベルディナット・ラフォンは、良く走り回って楽しく演じているのが見ていて気持ちよく、良い感じが出ています。
又、社会学者プレヴィンを今やフランスを代表する男優アンドレ・デュソリエが初々しく演じています。現在まで多くのフランス映画に出ており、こんなに成長するとは考えられません。
加えて、シャルル・デネル、そして「フレンチ・コネクション2」のフィリップ・レオタールが、カミーユの情けない最初の夫を演じており、彼も結構笑わせてくれます。なかなか言うことを聞かないカミーユに隠してあったショットガンで威嚇するんですが、惚れてて何もできないので仕方なくTVを銃撃するシーンなんか抱腹絶倒です。そういう意味で一番気楽に鑑賞できるトリュフォー作品でしょうか?
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘






