レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「駅 STATION」(1981)です。

1968年1月射撃のベテラン刑事三上(高倉健)は、妻直子(いしだあゆみ)と銭函駅で別れた。それはオリンピツク合宿で妻との関係が崩れたためだった。ある日検問中に三上は上司相馬が連続警察官射殺犯指名22号に撃たれて亡くなった。1976年6月三上は赤いスカートをはいた女性を狙う通り魔を追いかけていた。容疑者として増毛駅近くの風待食堂で働く吉松すず子の兄が浮かび上がった。三上と辰巳がすず子に張り込みをするのだった…
あの高倉健が東宝で撮った北海道を舞台にした渋いノワールサスペンス映画。脚本が倉本聰なのでとても良く出来た警察サスペンススリラーになっています。そうですね、あの黒澤明監督「天国と地獄」ぐらい良く出来た映画になっています。又、この作品キャストが凄くて驚く程です。池辺良、佐藤慶、平田昭彦、倍賞千恵子、大滝秀治、寺田農、烏丸せつこ、竜雷太、田中邦衛等で中々の物です。
サスペンス物ですが、こってりとしたサスペンス物ではなくどちらかと言えば登場人物の性格描写を中心にサラリとサスペンスを加えた感じの作品で、その味付けがとても巧くよく纏まっています。ある意味、高倉健代表作の一本と言って良い位の出来栄えになっています。うーん、美しいです。
特に、後半倍賞美津子と情感踏まえたやり取りはなかなか良いと思います。ここで流れる八代亜紀「舟歌」はとても素晴らしいと思います。まあ、日本人であればこの映画を知らない人はいないと思いますし、ここで使われる「舟歌」は本当に素晴らしいと思います。
個人的には、出番は少ないですが、雄冬の幼馴染菅原を演じる田中邦衛がいい味出して、これもうーん、美しいです。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘
追記 最近亡くなられたいしだあゆみさんを追悼してこの作品を取り上げました。本当に残念です。ご冥福をお祈りします。






