レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ANORA アノーラ」(2024)です。

アノーラ(マイキー・マディソン)は、ロシア系セックスワーカーで女友達とシェアしたアパートで暮らしいる。セックスパーラーで胡散臭いロシア系新興財閥の息子イヴァンに気に入られ、彼と結婚する事になったのだが…
カンヌでパルムドーム賞、アカデミー作品賞を得たこの映画、もう少し骨のある映画かなと思い鑑賞しましたが、意外や意外に普通に通俗的な映画でオマケに冗長の極み付けの様な映画、この内容で140分は無いよなとずっと考えていました。
登場する人々はツマラナイ奴ばかりで、新興財閥のバカ息子も門切りタイプでこいつのどこが良いのか、まあ金を持っているだけで…
スタイルは違いますが、同じようなテーマを扱った映画「コールガール」、ジェーン・フォンダが主演女優賞を取った作品の方がずっといいなと思い出しながら鑑賞していました。但し、けったいな女主人公を演じたマイキー・マディソン、用心棒イゴールを演じたユーリー・ボリゾフは悪くないなと感じ入った次第。
個人的に好きなシーンは、ラスト全てを失ったアノーラがイゴールの前で泣き崩れる辺りで、この自分の無知と人生の非情の知った涙はとても良かったと思いますが。この辺りだけだったな、この映画の見所は。
思うにその後、彼女はイゴールと共にロシアに戻るのでは。そして結婚、子供が生まれ貧しいが幸せ一杯と言う処に兵隊に引っ張られ…と言う感じになるのでは。まあ、どうでも良いことですが。そんなことを考えて劇場を出ました。
もっと良い映画が見たいぞ、本当に。 八点鐘



