レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロスト・チルドレン」(1995)です。

フランスある寂れた港町、そこで一つ目教団がサーカスの怪力男ワン(ロン・パールマン)の弟を誘拐し、沖合にある石油掘削リグを改造した実験室に連れて行かれてしまう。そこには可笑しな男達が寝起きしていた。それを知ったワンは弟救出の為、仲間の9歳の少女エミットと共に機雷が設置された海をかいくぐり、敵の本拠地石油掘削リグへ向かうのだった…
J・P・ジュネ監督独特の世界観が好きな人には堪らない映画になっています。人によってはこの手の映画ダメな人は駄目でしょう。何と言うか、レトロタッチのSF映画と言う感じで、ある意味漫画の様なスタイルもあり、そのアンバランスさ堪らないという感じで。私、この映画好きですなんです。
まず、ロン・パールマン、ドミニク・ピノンと言う本来であれば、脇役専門の人達が主役と言う世界、そしてあり得ない様な設定、この映画言えばドミニク・ピノンは7役演じておりこういう映画ありませんよね。又、鼠を使って鍵の付いた扉を開ける奇想天外な方法とか、蚤を使って敵を仕掛ける等えっと驚く様な方法を見せてくれます。又、そういうスタイルが映画の中で浮いていないのが素晴らしいと思います。
本来であれば、サスペンスを盛り上げる為にカットバック等を用いるのですが、ジュネ監督の場合は、奇想天外な方法でユーモアを醸し出してサスペンスをと言う感じです。うーん、美しいです。
まずは「アメリ」をご覧いただいて、それからこの作品の様な辛口の作品へと広がって頂くと良いかなと感じますが…
最近では、ヨルゴス・ランティモス監督「哀れなるものたち」も世界観が良く似てますが、私はグロい作品は駄目なので、この作品の方が好きです。
このブログ作成にBD銀を鑑賞しています。 八点鐘





