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「ラスト・ターゲット」イタリア アブルッツォ州を舞台にしたフイルムノワールですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ラスト・ターゲット」(2010)です。

ジャック(ジョージ・クルーニー)は、スウェーデンで恋人とひっそり暮らしていたが、ある時敵に襲われるが返り討ちにする。彼は恋人が内通していたと思い、彼女を射殺する。ジャックはローマで連絡員パヴェルとコンタクトを取り、彼から勧められたアブルッツォ州カステル・デル・モンテと言う町で身を潜めるのだが…

なかなか興味深いフイルムノワールです。ジャックをジョージ・クルーニーが演じ、なかなか味を出しています。雰囲気としてはあのメルヴィル監督「サムライ」とか「仁義」、どちらかと言えば「仁義」かな、あのイヴ・モンタンが演じたジャンセンと良く似た雰囲気を持った人物として描かれます。

カステル・デル・モンテに身を潜めるジャックは、パヴェルから指示で特殊な狙撃銃を製作することになり、ルガーM14GB-Fをベースに淡々と製作するあたり、まるでモンタンと同じように銃の照準を調整したり、タップをたてたり、時刻を告げる鐘の音に合わせて金属片に穴をあけるシーン等嬉しくなります。うーん、美しいです。

こういう映画なので、あの「仁義」がたまらなく好きと言う人は必見の映画でしょう。但し、ラストが悪くありませんが、ちょっと甘い感じでメルヴイル先生ならこういうラストにはしなかったと思いますが。

又、アブルッツォ州カステル・デル・モンテ周辺の美しい風景が素晴らしい。美しいショット一杯、ジャックが乗り回すフィアット・テンプラがなかなか良い。こいつも美しいです。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。              八点鐘

 

追記 この作品、以前劇場で鑑賞した時は何やらピンときませんでしたが、今回は良かった。寝ていたのかな… 時々こんなことがあります。あっ、映画の中でレオーネ作品「ウェスタン」がチラリと映ります。このコービン監督他にル・カレ作品「誰よりも狙われた男」を映画化しています。この作品もなかなか良かった。

 

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