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「マンディンゴ」まさに神よ、御慈悲をと言う映画でした…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「マンディンゴ」(1975)です。

 

ファルコンファースト農園を営むマックスウェル(ジェームズ・メイスン)の主な収益は奴隷牧場だった。マックスウェルは息子ハモンドに嫁を貰い、自身は引退を望んでいた。遠縁の破産した大地主ウッドフォードから五千ドルの謝金の申し入れがあり、ハモンドが先方に出掛けた。彼はそこでウッドフォードの娘ブランチを見染め、彼女と結婚する事となった。止せばいいのに黒人娘エレンとニューオリンズで種付用にマンディンゴ種の屈強な黒人男ミードも購入し、意気揚々とルイジアナに戻るのだった…

このブログでも取り上げたスティーブ・マックイーン監督作「それでも夜は明ける」と同様な映画と考えていたが、こちらは奴隷牧場を描いた作品でそういう意味ではかなりエグイ映画と言って良いと思います。監督は「ラストラン/殺しの一匹狼 」「トラ・トラ・トラ!」の職人監督リチャード・フライシャーで、なかなか凄いストーリーを丁寧に描写しています。

描写が煽情的なところもあるので、本当に歴史的な事実なのか判らないところもある様に感じます。例えば、他農場の奴隷との賭け試合等かなり痛いシーンの連続で、本当にこういうこと行われたのかは少し考えてしまいますが。

同様に、ラストの悲劇もここまで凄惨かどうか考えてしまいますが、まあ、そうだったのかもしれません。いや、米国の奴隷制度って、「アンクル・トムの小屋」しか知らない私にとって物凄いものだったと感じ入った次第です。全編ドロドロ映画と言っても良いと思います。

「北北西に進路を取れ」「ロリータ」の名優ジェームス・メイソンはなかなか貫禄あって良いのですが、役処が奴隷牧場主なので私から見れば何か寂しそうに見えますが。

個人的には「マッキントッシュの男」「マルセイユ特急」の悪玉の方が好きです。リウマチを防ぐ為に黒人の子供を寝させてその上に足を置くメイソンなんか見たくありません。ホントに嫌ですね。

この手の暗黒史に興味がある方には、うってつけの映画だと思います。ある裏米国史としてこの作品をご覧になるのもありかと思います。又、リチャード・フライシャー監督としては、私はこの作品より「海底二万哩」「ミクロの決死圏」「トラ・トラ・トラ!」を押しますが。勿論「ラストラン/殺しの一匹狼」もですが。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。             八点鐘

 

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