レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パナマの死角」(1942)です。

米国陸軍リック・リーランド砲兵大尉(ハンフリー・ボガート)は、窃盗の罪で陸軍を不名誉除隊になった。カナダ軍に入隊しようとするが断られ、蒋介石軍に入隊する為中国へ向かう。ハリファックスで日本船ジェノバ丸に乗りパナマに向かう。船上で美しいアルバータ・マーロウ(メアリー・アスター)と東洋に長年生活しているローレンス博士(シドニー・グリーンストリート)と知り合う。彼は何やら曰く有り気な人物だった。ニューヨークに寄港した時、リーランドは陸軍諜報部ハート大尉に連絡を取るのだった…
日本では未公開のヒューストン監督作「Across The Pacific」が「パナマの死角」と言う題名で、DVD販売されているのを知ったのは最近でした。そりゃ、嬉しかったです。
あの「マルタの鷹」のヒューストン監督第二作なので、でも製作時は、先の大戦中なので当然の如く戦意高揚作品の珍作なのかなと、恐る恐る鑑賞しました。
第一印象として、まず悪くないエスピオナージ・アクションで結構楽しめました。ただ、気になるのが当時米国では日本人の生活習慣とか風俗が良く理解されていないのでその辺りの描写が気になりますが。例えば、ラスト、ローレンス博士がハラキリをして自決しようとする辺りの描写、映画ではハラキリはしませんが。
でも、ヒューストン監督、リーランドが連絡員と連絡する辺りのドライな描写は、サスペンススリラーの第一人者として面目躍如と言って良いでしょう。ホント、良いムードで。うーん、美しいです。
加えて、ラストのアクションは当時としてはなかなかのものだと思います。日本軍間諜相手に、映画館スクリーン裏での乱闘、このシーンサスペンスたっぷりでなかなか良い、少しネタバレになりますが、パナマ運河閘門を破壊する雷撃機をヴィカースMk.1機関銃で大乱射するシーン等楽しめます。うーん、美しいです。
ボガートが好きな方、ジョン・ヒューストン大好きと言う方であれば楽しめる一編になっています。お楽しみください。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘









