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「ラスト・ラン/殺しの一匹狼」BMW503を操るドライバーを演じるジョージ・C・スコットが渋い映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ラスト・ラン/殺しの一匹狼」(1971)です。

ポルトガルのアルブフェイラに住む初老のゲッタウェイドライバー、ハリー(ジョージ・C・スコット)は9年振りに運び屋の仕事を受けるのだった。それは、脱獄囚ポールと恋人クローディーをフランスまで運ぶ仕事だった。仕事は巧く運び、目的地ペルピニャンへ彼らを届けるが、待っていたのは殺し屋だった。ハリーは彼らを助けポルトガルへ目指すのだが…

この映画、何といっても冒頭のシーンが素晴らしい。ハリーはガレージに眠るBMW503カブリオレの車下に潜りシャーシを確認したり、ボンネットを開け気化器の調整、挙句の果てはチューブでエンジンの異音を確認する有様、つまり、彼はエンスーしているんです。で、その後町外れのワインディングで疾走し車の状態を確認、かなり気分が出ています。見ていて、うーん、美しいです。

ゲッタウェイドライバーの映画って、この映画辺りが最初かな、他に「ザ・ドライバー」「ドライブ」「トランスポーター」シリーズ等がありますが、この映画の様に車を愛でいるシーンがあるのはこの映画だけじゃないかな。だって、マニア垂涎のコレクターアイテムBMW503であれば当然ですが…という映画になっています。

ドラマのシーンは再見して、同時期のニューシネマの如く何やら冷たい感じで、昨今の映画の様に物凄いカーアクションがある様な作品ではなく、淡々とした作品になっています。監督はリチャード・フライシャー、最近知ったのですが、元々はあの巨匠ジョン・ヒューストンが監督する予定でしたが、スコットと折り合いが悪く監督を降りられたそうです。

脱獄囚ポールをトニー・ムサンテ、恋人クローディーをトリシュ・ヴァン・ディヴァーが演じており、音楽をジェリー・ゴールドスミスが哀愁溢れるスコアを書いて盛り上げています。うーん、美しいです。

このブログ作成に輸入盤DVDを鑑賞しています。           八点鐘

 

美しいシーンです

BMW503カブリオレ 映画の車両ではありません

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