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「ローマに散る」社会派フランチェスコ・ロージ監督の渋い渋いポリティカルスリラー…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ローマに散る」(1976)です。

ローマで三名の司法官が狙撃されるという事件が起こった。ローマ警察ロガス警部(リノ・ヴァンチュラ)が捜査を担当することになった。彼はまず司法官らが担当した妻殺しの冤罪事件からクレスに目を付ける。が、彼は行方不明で写真も残されていない。そんな中更に二人の司法官が狙撃され、彼は捜査から外されてしまう。ロガスは、クレス事件最後の判事リケス最高裁長官に会いに行くのだが…

「シシリーの黒い霧」「総進撃」「黒い砂漠」「コーザ・ノストラ」等で名を上げたフランチェスコ・ロージ監督作です。私は呼んだことありませんが、レオナルド・シャーシャ原作「権力の朝」を映画化したものです。

まず、キャストが凄い作品です。ヴァンチュラのほかにジャルル・ヴァネル、アラン・キュニー、フェルナンド・レイ、マックス・フォン・シドー、ティナ・オーモン、レナート・サルヴァトーリ、マルセル・ボズフィと涙物のキャスティング、しっとりと演じる渋いリノ・ヴァンチュラ。ロージー監督は得意のドキュメンタリースタイルで、クーデター一歩手前の息苦しいほどの政治的停滞を巧く表現していると思います。

俗にいう"鉛の時代"、70年代のイタリアってこんなんだったんでしょう。私はイタリア史に詳しくないので知りませんが。

少し前に見た「ラ・カリファ」よりより生々しく、より重々しく描かれているのが良いと思います。やはり、スクリーンからこんな感じで訴えられないと、映画としては成功作とは言えませんね。

このブログ作成にDVD輸入盤を鑑賞しています。         八点鐘

 

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