今回は、オタマジャクシ星雲(IC410)のクローズアップです。
それにしても1年経つのが本当に早いです。去年の11月には0.8xレデューサーを使って合成F6.4の光学系とL-eXtremeフィルターで、同じ対象を撮影しました。この時の写真から中心部はOIIIが強い対象であることがわかっています。
今回は、0.75xレデューサーを使用して合成F6の光学系とAskar D2フィルターで撮り増ししました。前回のHOと今回のSOを合成すればOIIIがかなり強調できるのでは無いかという目論見です。
SOの方は、0.75xレデューサー使用なので若干画角が広いのですが、気にしないで0.8xレデューサーの写真に合わせて合成しました。
下記が仕上げたSHOとHOO写真です。


<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro, GS200RC+KASAI RC用0.75xレデューサー ,
IRCutフィルター,AM5赤道儀 ,ZWO Off-Axis Guider + ASI 220MM-Mini ,
①②L-eXtreme(OIII,Ha)
③④⑤Askar D2(OIII,SII) - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 ,PHD2による2軸オートガイド ,
ASI Mount Serverによる赤道儀連携 ,
SharpCapによるアライメント , ステラリウムから座標取得 , APTで自動導入 ,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
①2024/11/27(水)21:44 ~ 2024/11/27(木)00:41
②2024/11/28(木)21:52 ~ 2024/11/29(金)00:29
③2025/11/17(月)21:27 ~ 2025/11/18(火)03:31
④2025/11/18(火)21:57 ~ 2025/11/19(水)23:35
⑤2025/11/20(木)22:56 ~ 2025/11/21(金)03:11 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -5℃
①②120sec x 134コマ(268分)
③④⑤180sec x 183コマ(露光時間549分)
総露光時間 817分 - 編集(PixInsight):
PI:FBPP/GXP/STNET2/BXT/SCNR/CS/CURV/LRGBC/GHS/NXT/トリミング 等
今回はSOをHOの2倍ぐらい露光しました。面白い写真にはなったのですが、カリフォルニア星雲とは違い、HOOに比べてSHOの構造色分け効果がそれほど目立っていません。対象によってずいぶん違いがある様です。
それと、SHOの場合、合成後の画像は総じて緑色がいちばん目立ちます。この緑色を私はSCNRで取り除く(RGBのヒストグラムを見ていると実際は緑を赤と青に変換しているようです)のですが、この割合でいつも悩みます。
割合を半分ほどにして緑を多く残した実験画像が下記です。いかがでしょうか。

ずいぶんと印象が変わりました。こちらの方が構造の強調効果は出ているように思いますが、他の方の写真でここまで緑色を残している写真は見つかりませんでした。不自然な緑色は残したくないという心理が働いているのでしょうか。「緑色のオタマジャクシ」はいくら何でも。。なのかもしれませんね。
相変わらず何が正解か分かりません。。