SHO合成写真を撮りたいと思ったきっかけは、SHO合成したカリフォルニア星雲(NGC1499)を見たことです。それは大変カラフルで、色のグラデーションが大変美しい写真でした。
最近では美しいSHO合成写真から「レインボー星雲」とも呼ばれるこの星雲は、ペルセウス座にあり、天体撮影マニアにとって秋の定番となる対象です。
私も過去2回ほど撮影しています。
前者は口径70mm・F4.8+QBPフィルター、後者は口径30mm・F4.5+L-eXtremeフィルターでの撮影でした。
そして今回は、口径70mm・F4.8+D1,D2フィルターで撮影し、SHO合成とHOO合成写真を作成しました。


<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro, BLANCA-70EDT+KASAI ED屈折用0.8xレデューサーII ,
IRCutフィルター,AM5赤道儀 ,ZWO Off-Axis Guider + ASI 220MM-Mini ,
①②Askar D1(OIII,Ha)
③Askar D2(OIII,SII) - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 ,PHD2による2軸オートガイド ,
ASI Mount Serverによる赤道儀連携 ,
SharpCapによるアライメント , ステラリウムから座標取得 , APTで自動導入 ,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
①2025/10/27(月)22:30 ~ 23:41
②2025/10/30(木)21:44 ~ 23:23
③2025/11/03(月)21:16 ~ 2025/11/04(火)00:53 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -20℃
①120sec x 13コマ(露光時間26分)
②120sec x 29コマ(露光時間58分)
③180sec x 67コマ(露光時間201分)
総露光時間 285分 - 編集(PixInsight):
FBPP/MGC/STNET2/BXT/SCNR/CS/CURV/LRGBC/GHS/NXT等
トリミング
レインボーとはいかないまでも、若干のグラデーションが表現できました。しかし、青が期待していたより出ませんでした。
PSP(PaintShopPro)での色相補正はやっていません。どちらの写真も、PIのColor Saturationで彩度アップしてますが、SHOの方は意図的に青の彩度をより大きくしています。
D1の星画像は薄雲の影響を受けていたので使用せず、星画像はD2の写真から抽出しています。いつものように星画像の色合わせは、登録したフィルター特性+センサー特性を使ったSPCCです。
1日目と2日目は雲に悩まされてコマ数を稼げず、昨日11/7満月の夜にD1の撮り増しをしたのですが、月が近すぎて月光によるカブリが物凄く、使い物になりませんでした。11/7は全てボツにして、ひとまず編集してみたのが今回の写真です。
OIIIを稼ぐためにさらに撮り増ししたいとは思っています。
星雲のSHO合成は、カラフルになって対象の個性が引き立つ感じがして楽しいです。星雲の一部を長焦点で拡大撮影したSHO合成写真もやってみたいです。
カリフォルニア星雲(NGC1499)と勾玉星雲(IC405)の場所を再掲しておきます。
