11月最初の3連休最終日の昨日も撮影可能だったので、10月末から曇り空の合間を縫って撮影しているカリフォルニア星雲のD2(OIII,SII)撮影を行いました。
撮影時間をなるべく延ばすには、本来建屋からなるべく南東寄りに離れて設置たいのですが、この星雲は天頂付近まで上がって来るので南東寄りだと天頂付近が電線だらけになってしまいます。よって建屋寄りにセットせざるを得ないのですが、そうなると軒先に隠れる時間が早まります。天頂付近の天体はこのトレードオフで計画を立てる必要があります。
それでもまあまあ遅い時間まで出来そうな位置に三脚を立てて、APTで自動撮影をセットして寝たのですが、朝仕事を始める前にPC周りだけ撤収して確認してみると、子午線反転に失敗していました。少し調べたら原因はすぐにわかりました。
赤道儀にマジックテープで固定している小型の外部給電タイプUSB-HUBの、PC側を延長するためのUSBケーブルの中継コネクタが抜けていました。
おそらく子午線反転動作中に突っ張って抜けたと思われます。これにより反転後1時間以上の撮影が無くなりました。。
望遠鏡はそのまま出しっぱなしですが、今日は全天曇りです。明日はいけるかなあ。
本日は、SHO合成した一角獣座のバラ星雲を掲載します。11/1(土)と11/2(日)にD2(OIII,SII)撮影したものと、2024/01/01にL-eXtreme(OIII,Ha)撮影したものを、合成しました。
下記が仕上げた写真です。


<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro, BLANCA-70EDT+KASAI ED屈折用0.8xレデューサーII ,
IRCutフィルター,AM5赤道儀 ,
①L-eXtreme(OIII,Ha) , QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
②③Askar D2(OIII,SII) , ZWO Off-Axis Guider + ASI 220MM-Mini - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 ,PHD2による2軸オートガイド ,
ASI Mount Serverによる赤道儀連携 ,
①SharpCapによるアライメント と撮影, ステラリウムから座標取得
②③SharpCapによるアライメント , ステラリウムから座標取得 , APTで自動導入 ,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 - 撮影地:
①神奈川県茅ヶ崎市自宅近く農道
②③神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先 - 撮影日時:
①2024/01/01(月)19:28 ~ 23:16
②2025/11/01(土)23:55 ~ 2025/11/02(日)01:07
③2025/11/02(日)22:26 ~ 2025/11/03(月)00:34 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -20℃
①120sec x 93コマ(総露光時間186分)
②180sec x 23コマ(総露光時間69分)
③180sec x 40コマ(総露光時間120分) - 編集(PixInsight):
FBPP/MGC/GXP/STNET2/BXT/SCNR/CS/CURV/LRGBC/GHS/NXT等
トリミング無し
SHOはなかなか面白い写真になりました。フィルター買って良かったと実感。今回も星雲画像はNXTをかける前にPSP上で少し処理しています。
HOOは前回(去年の元旦)撮影写真に比べるとかなり良く写っているように見えます。
D2によるOIIIが追加になっているだけですが、要因としては画像処理技術の向上の方が大きいのだと思います。
SHOとHOOを比べると、骸骨(私には斜めに向いた骸骨の顔に見えます)の鼻の部分にSIIが強い縦線状のオレンジ領域があるのが分かります。
ちなみに、下記はRGB分解してからセンサー特性から抽出した合成前のOIII-Lext(左上),OIII-D2(左下),Ha-Lext(右上),SII-D2(右下)画像です。

これらの画像は、L-eXtremeとD2フィルターによる画像を、staralignしてから、どちらも「カブリ補正-星雲と星を分離-星雲のみの画像をBXT」してからstf画像をそのままHistgramTransformationに移してストレッチした後に、RGB分解して取り出したものです。
同じ露光時間なのにD2によるOIII成分が暗いですね。フィルターの特性が出たのでしょうか。いずれにしても、D2写真はOIII,Ha写真よりかなり露光時間を多くしないとだめだと感じています。