ケフェウス座の有名なコウモリ星雲(SH2-129)の中心に存在する、主にOIIIを放っている淡いダイオウイカ星雲を撮影したかったのですが、だめでした。冬に撮影したイルカの頭星雲
は18時間露光していますので、まだ露光が足りないとは思うのですが、コマあたりのexposure time を増やさないとだめなのかもしれません。かなりの難敵です。。でもコウモリ星雲はまあまあ良く写っているので編集してみました。
下記が仕上げた写真です。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,FMA-135(D=30mm,f=135mm),
AM5赤道儀 , QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 ,
LeXtremeフィルター,IRCUTフィルター - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先 - 撮影日時:
2025/08/08(金)22:36 ~ 2025/08/08(金)23:55
2025/08/23(土)21:53 ~ 2025/08/24(日)00:54
2025/08/24(日)21:34 ~ 2025/08/25(月)02:27
2025/08/25(月)21:53 ~ 2025/08/26(火)02:24
2025/08/26(火)21:13~ 2025/08/27(水)02:20 - 撮影条件:
Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
120sec x 311コマ(622分) - 編集(PixInsight):
FBPP/GXP/STNET2/BXT/LRGBC/GHS/CS/CURV/NXT等
左下の像の鼻の方が目立っていますね。どうせならIC1396も入れる画角にした方が良かった。
今月はダイオウイカ月間と定めて連日撮影しました。しかし10時間分ためてもこの結果。ほんと難敵です。おそらく2分/コマでは足りないのだと思います。4分にすると、例のフィルター由来のゴーストがフラットで取り除きにくくなるので、来年は3分で再チャレンジしたいと思います。
最初のIntegrationでフラットに使ったマスターは少し古かった(おそらくフィルターの配置場所が違った)せいか、フラットが決まらず「フィルター由来のゴースト」が出てしまいました。淡い天体にこのゴーストが出ると、星雲と区別つかないために致命的です。気づいて最近撮った画像を使用してIntegrationしたところうまくいきました。
下記はアノテーションです。

コウモリ星雲は、直径2°以上ある大きな天体で、同様の大きさのIC1396とは明るさの差が大変顕著ですね。
■番外
8/30(土)は庭で初の御近所観望会を行いました。庭で毎晩ゴソゴソやっていれば目立つからか、いつもお世話になっているご近所の人の家に来ていた、奥様の弟さん夫婦が「ぜひ天体を望遠鏡で見てみたい」と興味を持ったらしく、天候が良さそうな日を私が選びました。集まったのはご近所の御夫婦と奥様の弟夫婦の4人です。
下記が選んだ天体です。

あまり遅い時間にならないように、夏の天の川周辺から秋の星座の走りの天体に限定した構成にしました。
本当は全て望遠鏡を覗いて見てもらいたかったのですが、金曜日の夜に予習したところ、20cmF8鏡でうちの庭からではNo2-8は眼視ではほぼ見えないことが分かり、電子観望に切り替えました。
月はぎりぎりだったのですが、何とか19:30頃西の電線&電柱に沈む前の月面を眼視で楽しむことができました。また、22:30頃には東から上がって来ていた土星を眼視できました。
みなさん初めてのようなので、予想通り月面と土星にはかなり喜んでくれました。また電子観望も涼しい部屋の中でテレビ画面で観望できることや、部屋のPC上で望遠鏡を操作して簡単に導入できることに驚いていました。
南西の低い位置のM20は見れないかもしれないと心配でしたが、3秒露光を数分ライブスタックしただけで、「4裂」の様子が浮かび上がってきたのは、私も結構感動しました。
M27の「鉄亜鈴」も思っていたよりはっきり見え、丸い惑星状星雲であることがわかりました。(スクリーンショット 取っておけば良かった。。)