わし星雲(M16)中心部をデュアルナローで撮影してみました。夏の南天の天体としては庭先から撮れる最後のチャンスで、2日に渡って撮影したのですが、2日とも最初から子午線を越えていました。
2日とも月齢11ぐらいの月がある中、途中薄雲が出たりもしましたが、デュアルナローだと何とかなりました。
前回は、いただきもののRS200SSを使った実験として撮影しました。
下記が今回GS200RCとデュアルナローで撮影し仕上げた写真です。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,
GS-200RC(D=203mm,f=1624mm)+KASAI RC用0.75xReduser,
AM5赤道儀 , ZWO Off-Axis Guider + ASI 220MM-Mini ,
LeXtremeフィルター ,IRCUTフィルター - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先 - 撮影日時:
2025/08/04(月)21:34 ~ 2025/08/05(火)23:14
2025/08/05(火)21:10 ~ 2025/08/06(水)23:09 - 撮影条件:
Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
120sec x 78コマ(露光時間156分) - 編集(PixInsight):
FBPP/GXP/STNET2/BXT/NN/LRGBC/CS/CURV/NXT等
疑似HOO合成
なかなか良くなったので「創造の柱」部分をトリミングで結構拡大してみました。
南天をデュアルナローで撮ると、星の色ずれを起こす事があります。今回もそれが発生しましたが、リニアのSPCC後にRGB分解してR,G画像をB画像にstaralignで位置合わせしてからchanel combinationで再合成することにより色ずれは消えました。この方法はかなり一般的なようです。
中心の3本の柱状の黒い部分が創造の柱で、ガスと塵が新しい恒星を創造する過程にあるのだそうです。いちばん左の柱の高さは約4光年あります。
下記はアノテーションです。

M16の視直径は約40' ほどあるでしょうか。最も左の柱の高さは見た目5' ほどです。
下記はステラリウムから拾った、2025/8/5 21:30頃 南天を見上げた時の、M16の位置を示すための星座絵です。

へび座というより、たて座に近いと思うのですが。それにしても2日目はこんなに月が近いのに良く撮れました。