何回も撮影しているのですが、今回は最近調達したL-QEFフィルターの実験も兼ねてM20を撮影しました。この天体を狙える季節ももうすぐ終わりですが、何とか雲が出てくる前に32コマ撮影することができました。
前回は、去年の6月にR200SSとCBPフィルターを使用して撮影しています。
20cmF4鏡で80分間の総露光では北にある青い反射星雲の全体を捉えられませんでした。今回は、CBPより可視光域の広いL-QEFを使ってどうなるか。。
下記が仕上げた写真です。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,
GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI RC用0.75xレデューサー ,
, AM5赤道儀 , ZWO Off-Axis Guider + ASI 220MM-Mini
, IRCutフィルター , L-QEFフィルター - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先 - 撮影日時:
2025/07/20(日)21:08 ~ 2025/07/20(日)23:51 - 撮影条件:
Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
240sec x 32コマ(128分) - 編集(PixInsight):
FBPP/GXP/SXT/SPCC/BXT/SCNR/LRGBC/GHS/CT/CS/NBCM/NXT等
これぐらい南に低い天体は庭先からだとかなり不利なのですが、明るい対象なので何とかなりました。それでもカブリを取り切れずトリミングが必要でした。
星雲内部構造も前回より良く描写できています。周囲の淡い部分も残す事ができ、編集も良くできた方だと自己満足しています。
L-QEFですが、CBPと比べてやはり青の階調が良く出ると思います。反射星雲の淡い部分も捉えることができました。星の色も諧調が豊かなのでSPCCでの色合わせ後全体を同率で彩度増加させるだけでBV値に見合った色が表現できました。
星雲の部分はNBClourMapperを使用して赤の色相を少し変えて、よりピンク色にしてみました。

反射星雲部分も入れると、視直径が20' 以上の大きな星雲です。距離は諸説あり、816pc~3000pcとかなりばらついているようです。星雲はHD164492という7重星によって電離発光していて、星間塵によって分割されて見えているそうです。