6/18にL-eXtremeフィルターで撮影したドーナツ星雲M57の中心付近の2つの星のうち、外側の星が星雲の明るさに埋もれて抽出できなかったため、L-QEFフィルターを使用して昨日追加撮影して、そこから星画像を抽出しました。
下記が仕上げた写真です。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,
GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI RC用0.75xレデューサー ,
, AM5赤道儀 , ZWO Off-Axis Guider + ASI 220MM-Mini
, IRCutフィルター
, ① L-eXtremeフィルター , ② L-QEFフィルター - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先 - 撮影日時:
①2025/06/18(水)21:42 ~ 2025/06/19(木)01:45
②2025/07/09(水)22:00 ~ 2025/07/09(水)23:44 - 撮影条件:
Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
①120sec x 89コマ(178分)
②30sec x 117コマ(58.5分) 星画像の取出のみに使用 - 編集(PixInsight):
FBPP/GXP/SPCC/SXT/BXT/SCNR/LRGBC/GHS/CT/CS/NXT等
中心部の構造が、まあまあ表現できています。また、周囲のハローが微かですが見えています。ちょっと驚きです。すばる望遠鏡のHa画像と照らしてみましたが、おおまかな外郭特徴が一致するので、Haによる微かなハローを捉えているのだと思います。恐るべきはデュアルナロー。
最近フィルターを豆に調達しているのですが、今回初のフィルターはL-QEF。これはOptolongが2023年に出した光害カットフィルターで、Hg,Naの輝線を効果的にカットできます。CBPフィルターよりも若干可視光域の帯域が広いので買ってみました。
下記は、メーカーの帯域特性グラフをcsvに落とし込んでPIのfiltermanagerで294MCPのセンサーと合成した「B」特性をCBPと比較したものです。若干L-QEFの方が広いのがわかります。この違いを実感できるかどうかはまだ先です。

この天体は2年前の夏に自宅で、無謀にも7cm F6 の屈折とCBPを使用して撮影しています。
小さい天体なので、レデューサーを使わずにF8で撮影してみても良かったかもしれません。次回撮影する時はそうします。
下記はトリミング前の画像に入れたアノテーションです。

近くにIC1296という渦巻銀河あるのですが、この渦巻き構造とM57を同時に画角に捉えた驚異的な写真を見つけました。うちの庭では無理かな。。
下記は、7/10 のこと座が南中する時刻の星座絵です。上が北、右が西です。M57は織姫星ベガの南にあります。
