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りゅう座_キャッツアイ星雲 NGC6543

久しぶりの天体写真です。梅雨の合間6/16,17,18と3日連続で望遠鏡を庭に出す事ができました。今回は6/16と6/17に撮影したNGC6543です。オフアキを導入して初の成功写真です。

実はギリギリの撮影チャンスだったアンタレス周囲のカラフルタウンをDTDで撮影しようと、最初に実験的にオフアキを使ってみました。望遠鏡がFMA135なので、いつも使用している130mmガイド鏡とほとんど変わらず本来意味無いのですが、試してみようとしたのが失敗でした。昼間にピント位置は出してあったのですが、PHDの設定に手間取り(というかガイドカメラが変わると色々プロファイルの設定変更が必要だということを失念していた)、準備時間がかなり増大し少し撮影したところで直ぐに雲が出て来て撮影不能状態に。。ガイド精度もひどい状態でした。

しかも撮って出し写真を見ると、アンタレスのゴーストとハロが盛大に出てしまい、お話しになりませんでした。

露出条件にも依存すると思いますが、F4.5のFMA135を使ってASI585MCP+DTDフィルターでの撮影だと、輝星周りの対象はきびしいと分かりました。

そして、今回本来のオフアキの使い方である、長焦点による対象として、NGC6543を選びました。ガイド精度向上と歩留まり率向上が目的です。セッティングに手間取ってしまい、23時過ぎからのスタートになりました。

下記が仕上げた写真です。

りゅう座_キャッツアイ星雲 NGC6543

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro ,
    GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI RC用0.75xレデューサー ,
     , AM5赤道儀  , ZWO Off-Axis Guider + ASI 220MM-Mini
     , L-eXtremeフィルター , IRCutフィルター
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
    APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先
  • 撮影日時:
    ①2025/06/16(月)23:16 ~ 2025/06/17(火)02:59
    ②2025/06/17(火)20:43 ~ 2025/06/18(水)02:34
  • 撮影条件:
    Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
    ①120sec x 79コマ(158分)
    ②120sec x 137コマ(274分)
    計 432分
  • 編集(PixInsight):
    FBPP/GXP/SPCC/SNET2/BXT/SCNR/GHS/CT/CS/NXT等

中心部分の猫の目はつぶれてしまっていますが、周りの淡い部分の構造はまあまあ表現できました。

この惑星状星雲は、北天の「りゅう座」にあります。名前の由来はおそらく中心部の大変明るい部分が猫の目に似ていることによるでしょう。この猫の目は8.1等級の中心星から噴出した物質と高速の恒星風との相互作用によって形成されているそうで、さらに周りの淡い物質との輝度差が大変大きく、この淡い部分を写そうとすると、猫の目がつぶれてしまいます。セイファート銀河のようです。

120secの撮って出しを見ると既に完全につぶれています。Exp.Timeをもっと短くしたり、Gainを下げて撮影して合成する事により猫の目も表現できるでしょうか。

猫の目の短手は、19.8"。今回のシステムにおける水平1ピクセル画角が0.8"。ガイド精度のRMS値が悪い時で1.2"ぐらいなので2"の分解能で表現できると仮定すれば、猫の目の短手全体は、分解能の10倍ほどの大きさがある事になります。これなら何とか表現できる?のか?

下記は撮影中の機材

物置の前の駐車スペース(=庭先)です。制御用のPCに家のwifi経由で部屋の中のPCからリモートログインしています。撮影開始後は放置して寝てしまいます。DTDフィルター以外のフィルターではプレートソルビングが成功するので、子午線反転動作も自動でやれるためほんと便利です。

ところで、下記はオフアキのガイドグラフと統計データのスクショです。

2日目の21時ごろの様子です。RMS値が、0.80pxとなっています。大幅に向上したガイド精度を手に入れました!

ただ、ガイド星が少なく大気揺らぎや薄雲の影響で光量変化が激しい時はガイドエラーが連発する時が有ります。2日目の子午線反転前はちょっと苦しみました。また、ガイド星のピント調整がやりにくい!ヘリコイド式のピント調整治具を調達した方が良いかも。

肝心の歩留まり率は、子午線反転前の電線帯通過中を除けば90%越えでした!こちらも大幅に向上したと言えます。

最後にアノテーション画像です。

猫の目の周囲部分は、長手6'ほどもある事がわかります。PGCカタログの番号が付いた暗い銀河が以外に多いのですが、半分ぐらいは写ってませんね。

最後に位置を示す星座絵です。上が天の北極です。

NGC6543の場所(ステラリウムより)

 




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