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おとめ座 ソンブレロ銀河

今回はあこがれのソンブレロ銀河です。最初南の回転花火銀河M83の撮影を始めたのですが、ガイドはまあまあなのに、全ての星が長くなっているのに気づき、これはひょっとして望遠鏡バレル口へのカメラ挿入ミスだと思い、挿入し直したところ良くなりました。M83はその高度の低さから撮影できる時間が短く、しかもトラブルによる時間のロスが祟り、コマ数を稼げず、まともな写真になりませんでした。

M83を撮り終えた後遅い時間からですが、ソンブレロ銀河M104を撮影しました。この銀河はおとめ座にあり、春の銀河ですのでこの時間からだと最初から西の空での撮影になります。でもちょうど電線帯を通過後01:20ぐらいまで撮影できたので何とか16コマ確保しました。

下記は撮って出し1コマ写真。

4分撮って出し1コマ(fits viewer auto stretch)(上が南)

 

さすが8等級のソンブレロ銀河!うちの庭からでも結構写っています!これなら16コマでもスタックする気になり、仕上げたのが下記です。

おとめ座 M104(ソンブレロ銀河)

<諸元>

  • 機材:
    ASI585MCPro ,
    GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI RC用0.75xレデューサー ,
     , AM5赤道儀  ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
     , DTDフィルター
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
    APTによるピント調整支援、GOTO++(失敗)、ディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅庭
  • 撮影日時:
    2025/05/01(木)00:16 ~ 2025/05/01(木)01:21
  • 撮影条件:
    Gain250 , Offset5 , センサー温度 -5℃
    240sec x 16コマ(64分)
  • 編集(PixInsight):
    FBPP/GXP/SPCC/SXT/BXT/SCNR/CT/CS/NXT等

上を北にしてからセンタリングのために周囲をカットするトリミングをしています。縦横比は変えていません。

ディスク内の構造まではほとんど捉えていませんが、かっこいい全体形状を捉えることができて満足しています。撮り増ししたい銀河の一つです。

今回は星の色ずれが目立ち、ChannelMatchプロセスで修正しましたが完全にはいきませんでした。また、星の色はSPCCでは出ず、しかも調整しきれませんでした。

それと、中心部はセイファート銀河ほどでは無いにしろ大変明るいので、あまり強くBXTをかけると白飛びしてしまうので、弱く控えめにしています。

「GS-200RC+KASAI0.75xレデューサー+DTDフィルター+585MCP」による撮影で分かってきた事は今のところ下記です。(あくまで私見であり、光学系や編集方法によっては当てはまらないと思います。)

  1. 色ずれが起きる
    0.8xレデューサーでは起きていない事から、0.75xレデューサーレンズの使い方の問題かもしれません。KASAIサイトのアナウンス通りレンズ後端から像面までの有効距離80-90mmに近づけてみようと思います。
  2. 露光時間が不足していると星の色が出にくい。
  3. 露光時間が不足していると銀河の青色が出にくい。

DTDフィルター+585MCPだと銀河内HII,OIIIの構造と色が良く出るし、400-440nmおよび近赤外域での青色連続光の感度幅はCBPより高いはずなので、露光時間を稼げれば良くなる方向に行くはずです。しばらくはこのフィルターのみの撮影を続けてみようと思っています。フィルター交換が無いと楽ですし。

下記は、5/1の0時頃の南天です。M104はおとめ座の左腕の外側にあります。

M104の場所(5/2 0時頃の南天)(ステラリウムより)

 




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