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新しいOSCでの銀河撮影実験

 久しぶりに出社した3/14(金)の夜に熱が出ました。単なる風邪かもしれませんが、自分ではB型インフルエンザだったと思っています。先週は熱が上がったり下がったり。最大38℃と低かったので病院には行きませんでした。熱の後は咳と痰と口内炎に悩まされ、結局10日経った昨日ぐらいにようやく駆逐した感じです。夜の撮影により長引いた。。という可能性はあるかも。。仕事の方は1.5日休んで何とかこなしたものの、ブログは間が空いてしまいました。

 今回は、手軽さ追求のため新しく調達したOSCカメラ「ASI585MCPro」で撮影したM81の紹介がメインです。まず、このカメラを294MCPと比べたのが下図。

 294MCPはいわゆるマイクロフォーサーズなんですが、これと比べてチップサイズが小さく1/1.2インチサイズのセンサーIMX585が搭載されています。上図からわかる通り、このセンサーの画素密度は294MCPより高く、より惑星や月面撮影に向いていると言えます。また、850nmを中心とした近赤外域の感度が294MCPより高いのも特徴となっています。これにより、GNBフィルター(デュアルナロー+近赤外通過帯域)と組み合わせれば、我が家の庭先からでも、Ha線・OIII線と、近赤外も放っている星や銀河の連続スペクトラムの全てを効率よく写せるのではないかと考えたわけです。 

前回のCBP+L-eXtremeの写真は下記

 

 webkoza.hatenablog.com

 

上記との比較のため585MCP+GNBでM81を撮影しました。実は最初M82を撮影したのですが、赤いスーパーウィンド(hα線)の色が全く出ずボツとなりました。

2025/3/20,21撮影 M81

<諸元>

  • 機材:
    ASI585MCPro ,
    GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI ED屈折用0.8xレデューサーⅡ ,
     , AM5赤道儀  ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
     , GNBフィルター
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
    APTによるピント調整支援、GOTO++(失敗)、ディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先
  • 撮影日時:
    ①2025/03/20(木)21:32 ~ 2025/03/21(金)01:20
    ②2025/03/21(金)19:25 ~ 2025/03/22(土)01:17
  • 撮影条件:
    Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
    ①240sec x 45コマ(180分:3時間00分)
    ②240sec x 62コマ(248分:4時間08分)
    合計 107コマ(07時間08分)
  • 編集(PixInsight):
    FBPP/GXP/BXT/STARNET2/LRGBC/GHS/CT/NXT等
    周囲ズレ部分除去のため若干トリミング

 詳細構造描写は同等では無いかと思っています。しかし、HII領域の描写は、L-eXtremeだけで撮影した写真より劣っています。カラーバランス調整の難しさも考慮すれば、総じて銀河撮影については、CBPでブロードバンド撮影を行い、L-eXtremeでHII領域を撮影して合成するという手法の方が、ベターだという結論です。甘く無かった。。もちろん光学系が異なれば全く違った感想になるかもしれません。

GS-200RCを使った銀河撮影比較による私の感想をまとめておくと下記です。

  1. 294MCP+GNBフィルターでは星の色が出せないが、585MCPを使うと星の色は出す事ができる。
  2. GNBフィルターを使用すると、輝星ハロが出現することが多い
  3. 銀河詳細構造の描写を同等にするには、CBP写真より2倍以上の露光時間が必要
  4. HII領域の描写は、デュアルナローで撮影した画像を合成する手法には及ばない

 今回APTでのGOTO++がどうしてもうまくいかず苦労しました。これがうまくいかないという事は、自動子午線反転動作が成功しないという事なので、ライブビューで手動導入しました。




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