今日は、朝から整形外科受診のため仕事はお休みしました。先週末から首が急に痛くなり、3日ほどは痛くて寝返りも打てないほどになりました。病院を予約してから徐々に良くなり、今では大きく動かさない限り痛くないレベルにまでなりました。今日はレントゲンだけ撮って、先生には「年齢のわりには椎間板が減っている。筋肉がかなり固まっているので毎日体操すること。」と言われ体操読本をもらいました。来週はMRI検査です。
さて、昨日までに小バラ星雲(sh2-170)の10/15分と10/30撮り増し分を使って再編集しました。それとスパイダー星雲(IC417/sh2-234)も仕上げました。
いずれもデュアルナローバンドフィルターであるL-eXtremeフィルターを使い、星雲は疑似AOO合成で色合わせしています。ExposureTimeを2分と短くしているのは、フィルターとセンサー由来のゴーストがFLAT補正できないぐらいに出てしまうからです。
■カシオペア座:小バラ星雲(sh2-170)
まずは、小バラ星雲(sh2-170)から。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,
GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI ED屈折用0.8XレデューサーⅡ ,
L-extremeフィルター ,IR-Cutフィルター ,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
①2024/10/15(水)19:55~ 2024/10/16(金)00:13
②2024/10/30(水)19:13~ 2024/10/15(水)22:16 - 撮影条件:
Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
①120sec x 69コマ
②120sec x 53コマ
総露光時間 244分 - 編集(PixInsight):
FBPP/GXP/BXT/SXT/GHS/NXT等
フルサイズ換算焦点距離2,840mmにトリミング
ようやくバラっぽくなり、下部の暗黒帯も表現できています。結構淡い天体なのでF6.4鏡筒による庭からの撮影はきついです。
10/15分だけ編集した記事は下記
最初10/15と10/30分を一気にFBPPにかけたのですがうまくいかず、以前にも発生した緑化現象が起きてしまいました。
しょうがないので10/15と10/30の分を別々にFBPPにかけたmaster light画像をStarAlignmentしてから、HDR Compositionを複数のBInarizing threshold で実行し、SNR優先で編集元画像を決めました。
その後の編集はうまくいったと思っています。
彩度増加のためにLRGB Combinationを使用するのですが、今回から、このプロセスのオプション機能である、「Chrominance Noise Reduction」を初めて使用してみました。
これはかなり強力です。Wavelet変換処理のようです。設定としては、Smoothed wavlet layersとProtected wavelet layersの2つだけです。前者はノイズ除去を行うレイヤー数、後者は行わないレイヤー数という意味でしょうか。今のところデフォルト設定で効果抜群です。
露光が足りない対象ほど、Chrominance Noiseが目立ち、NXTでは取り切れないので、仕方なくTGV Denoizeを強くかけても限界が有り、試行錯誤を繰り返すうちに荒くなってしまう。。というのが私の今までの編集パターンでしたが、ストレッチ後の早い段階(scnrで緑成分を除いた直後)でこれを使ってCrominance Noiseが除去できていると、その後のNXTで背景ノイズ除去が見事に決まるので、今後の定番操作となりそうです。
■ぎょしゃ座:スパイダー星雲(IC417/sh2-234)
次はスパイダー星雲です。庭で小バラ星雲を撮るための最適な位置に望遠鏡をセッティングして、小バラ星雲撮影後にそのまま導入したのですが、これにより駐車場上方の電線カブリがかなり発生してしまい、星像に望遠鏡のスパイダー以外に電線由来の別の光条が出てしまったため、前半のコマはほとんどボツにしました(電線間の隙間でかろうじて電線光条が出なかったコマのみ採用)。
あまりコマ数を稼げなかったので撮り増し必須かと思っていましたが、以外にも良い出来でした。こちらの写真もLRGBCombinationのChrominance Noise Reductionオプションを使用しました。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,
GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI ED屈折用0.8XレデューサーⅡ ,
L-extremeフィルター ,IR-Cutフィルター ,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
①2024/10/30(水)23:05~ 2024/10/31(木)03:02 - 撮影条件:
Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
①120sec x 52コマ
総露光時間 104分 - 編集(PixInsight):
FBPP/GXP/BXT/SXT/GHS/NXT等
トリミング無し(フルサイズ換算焦点距離2,450mm相当)
結構明るい天体だったため、短時間露光で初めて撮影した天体にしては、良い出来だと思っています。右側の上から下に広がる淡い領域は薄い表現となっていますが、露光を増やせばもっと表現できると思います。
それにしても、どう見れば蜘蛛に見えるのか。。わかりません。下記はアノテーションです。

ぎょしゃ座5角形の中にあり、すぐ近くにぎょしゃ座24番(Φ星)が輝いています。星雲の直径は12' といったところでしょうか。この光学系でちょうど良い大きさです。一晩での撮影であるため周囲のアライメントオフセットが無いのでノートリミングです。
下記は2つの星雲の位置です。
