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紫金山アトラス彗星その4

いつもYahoo天気、tenki.jp、SCWの3つの予報を参考に、2つの予報がOKなら庭に望遠鏡を出します。2024/10/30(水)17:30の時点で、薄雲が拡がっていましたが、Yahoo天気は21時過ぎから、tenki.jpは一晩中、SCWは21時頃から晴れ予報。これは大丈夫だと判断して、準備を始めました。

今日の第一ターゲットは小バラ星雲の撮り増しです。2時間ぐらい撮り増ししたら、第二ターゲットのIC417を狙う予定です。南東に面している庭や庭先の駐車場では、電線や家の軒下を常に意識しながら最適な場所を選ぶ必要があります。

北天の天体は、軒下から駐車場上方にある電線との間の空間から狙うことになり、南天の天体は、駐車場のなるべく南東に設置し、電線から南東側の畑の間の空間から狙います。

小バラ星雲は庭の最も南東寄りで、駐車場との境目あたりでないと軒下隠れが極端に早まります。一方IC417はぎょしゃ座に位置し、小バラ星雲より南を通過するため、庭の南東境目付近だとその上方にある電線カブリが心配です。でも第一目的のためにはしょうがないので、前回同様駐車場との境目あたりにGS-200RCをセッティング。ドリフトアライメントを行う前にガイドグラフを確認すると、何とかガイドできそうな状態でした。

そこで試しにC/2023 A3を導入してみると、西側向いのお宅の屋根に沈む前に何とか撮影できそうだったので、10枚ほど撮影しました。下記が仕上げた写真です。この撮影後ドリフトアライメントを行い、予定通り小バラ星雲撮影を開始しました。

2024/10/30 18:13 紫金山アトラス彗星(C/2023 A3)

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro ,
    GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI ED屈折用0.8XレデューサーⅡ ,
    CBPフィルター ,IR-Cutフィルター ,
    AM5赤道儀  ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
    APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅庭
  • 撮影日時:
    ①2024/10/30(水)18:11~ 2024/10/30(水)18:29
  • 撮影条件:
    Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
    ①120sec x 9コマ
    総露光時間 18分
  • 編集(PixInsight):
    WBPP/SXT/CommetAlignment/GXP/BXT/GHS/NXT等
    フルサイズ換算焦点距離2,660mmにトリミング

固定撮影の最初の紫金山アトラス彗星の編集手順は今一でした。彗星核基準でアライメントした各画像から彗星のみIntegrationした画像を引いて彗星無し画像(星画像)を作成してましたが、これだと彗星核基準でアライメントされた彗星無し画像(星画像)群が出来上がってしまうので、それらをIntegrationするために、再度恒星基準アライメントをやり直す必要が有りました。

そこで今回は、恒星基準アライメントした画像から直接星画像を取り出しました。景観を含んでいないので、SXTにより星画像を取り出すことができのでそれを使用。本当はIntegrationした彗星のみ画像を、恒星基準アライメントした画像群から引いて彗星無し画像(星画像)を作りたかったのですが、うまく彗星が消えませんでした。CommetAlignmentの使い方が今一分かってません。。

まだ天文薄明のため、ノイズが多い写真ですが良く写っています。ステラリウムでは4.34等級となっており、核はまだ明るいですね。

下記はアノテーションを付加したものです。薄く右下まで伸びたテール(ほとんどダストなのだそうです)の長さは30' ほどに見えます。

まだへびつかい座にいますが、へびつかいの右肩を抜けた位置にあります。だいぶ高度が上がりました。暗くなったので双眼鏡では尾が判別できず、どれが彗星かわかりませんでした。

下記は、撮影時刻頃の彗星の位置を示したものです。

紫金山アトラス彗星の位置 2024/10/30 18:13頃

最後は備忘録としての今回の編集手順

  1. WBPPでRegistrationまで実施
  2. 恒星基準アライメント画像をバッチ処理でSXTにより彗星と星画像に分離
  3. 彗星のみ画像群をCommetAlignmentで彗星核基準アライメント
    リファレンスはWBPPで自動選定された画像
  4. 上記をIntegration (1)
  5. 彗星無し画像群(星のみ画像群)をIntegration (2)
  6. (1)(2)を各々編集してからScreenStars Scriptで合成
    *1
  7. NXT後crop

(1)の編集は、GXP→ストレッチ→SCNR→GHS→NXT、(2)の編集は、SPCC→BXT→ストレッチ→CS

*1:これは、(1)も(2)も同じリファレンス画像(今回は18:13のコマ画像)にアライメントしているので恒星基準スタックした星画像と彗星基準スタックした彗星画像を合成しても星図上の位置に偽りは無いと思っています。




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