新鏡筒5番目の撮影対象はNGC7331です。この天体、焦点距離1624mmであればフォーサーズセンサーで良いターゲットだと思います。
トリミングサイズを変えて2種類作ってみました。最初の写真は、周囲を削除しただけのサイズです。2 , 3枚目は銀河をクローズアップしました。
※9/14画像差し替え:銀河の赤と青のカーブをいじって赤過ぎ解消しました。


<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,
GS-200RC(D=203mm,f=1624mm)+KASAI ED屈折用フィールドフラットナーII,
CBPフィルター ,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
①2024/09/10(火)20:44 ~ 2024/09/11(水)00:55
②2024/09/11(水)20:11 ~ 2024/09/11(水)23:59 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -5℃
①240sec x 32コマ(露光時間128分)
②240sec x 24コマ(露光時間96分)
総露光時間 224分 - 編集(PixInsight):
FBP/GXP/BXT/SXT/GHS/NXT等
NGC 7331は、2,200〜4,300万光年の距離にある棒構造の無い渦状銀河だそうです。円盤の傾き具合が美しく、アンドロメダ銀河を彷彿とさせます。距離が近いおかげで明るく、この露光時間でも良く写りました。
銀河が良く写ってはいるものの、光害カブリやノイズが多いため編集はいつものように苦労しました。BXTの効果で細部構造もそれなりに表現できました。
B-V色指数が低い星はあまり無いのですが、それら星の色も再現できていると思っています。
前回、風の影響で歩留まりが悪かったので、今回は風に煽られそうなケーブル部分をとりあえず養生テープで鏡筒に固定しました。しかし2日間とも歩留まりは最悪(58%,48%)でした。星が流れていることが原因です。この倍は露光時間を稼ぐつもりだったのに。。
2日とも風はあまりふいておらず、しかも観察していると、ガイドグラフが±2秒以内のエラーで収まっているように見えるにも関わらず、星が流れる場合が有りました。明らかに風の影響では有りません。原因がわかっていません。ただ、2日目子午線反転後に一時的に改善したことを考えると、重量バランスが悪いため赤道儀の動きで極短時間振動が起きるのか。。庭では結構フカフカな芝や雑草の上に三脚を立てていることが根本原因かもしれません。もちろん赤道儀故障とは考えたくもありません。

見た目の長手は10'ほど有り、大きく見える銀河です。アノテーションによると周囲に複数の銀河が表示されていますが、この中でNGC7333、NGC7338は、2重星の誤認だったそうです。よってここに表示されている周囲銀河は4つです。これらは、当初NGC7331銀河群の一員とされていたそうですが、今はNGC7331がはるかに手前にあることが分かっており、銀河群では無いのだそうです。
下図はこの銀河の場所です。
