新鏡筒「GS-200RC」を使った撮影準備について、やれることはやってみました。後は晴天の夜に続きをやります。でも台風10号・・凄いですね。茅ヶ崎からはまだ遠いのに今日の夜から断続的に強い雨が降り出しています。九州や三重県では被害も出ているようです。みなさん充分な警戒をしていきましょうね。関東に来る頃には弱まっている可能性もありますが、月曜日ぐらいまでは家でじっとしているしかないようです。
今日はとりあえず、この新鏡筒準備について記録しておきます。
GS-200RC仕様
この筒は、f=1,624mm・F8のリッチークレチアン鏡筒です。笠井トレーディングが販売しています。結構前から検討はしていたのですが、光軸調整に尻込みして決心がつかずにいました。そんな中kさんから古いR200SSを譲り受け、反射式望遠鏡の光軸調整という物をかなり身近に感じる事ができ、思い切って今回手配しました。
軽いカーボンハイブリッド鏡筒とはいえ、6.4kgの自重があるので、なるべく強固に固定したく、取り付け用アリガタ金具を標準のビクセン規格からオプションのLosmandy規格の金具に変更(AM5赤道儀はどちらにも対応)。
また接眼部は、BLANCA70-EDTで笠井の2インチデュアルスピード・ラックピニオンを大変気に入っているので、Kasai MRP接眼部(S)仕様にしました。
笠井トレーディングの鏡筒紹介ページによると、「共に高次非球面に研磨された主・副鏡の組み合わせにより、軸上無収差のままで軸外のコマ収差を除去した改良カセグレン型の純反射望遠鏡です。」と有り、さらに「コマとアスが綺麗に除去されたリッチークレティアンでは写野周辺まで星像が円形を保つため、直焦点星野撮影において、他の純反射系望遠鏡では得られない広大な良像範囲を確保できます。(唯一、像面湾曲だけが残存収差として残るため、特に画像サイズの大きな写真を撮影する場合に周辺星像が肥大しますが、コマやアスを伴っていないため、比較的単純な設計のフラットナーレンズの追加で簡単に補正可能です。)」と有ります。この補正用フラットナーレンズは専用のものも用意されていますが、Kasai ED屈折用FLL IIやED屈折用0.8xレデューサーIIでも効果が見込めるらしいのが、嬉しい特典です。
副鏡センターマークと接眼部センターを合わせる
これには、タカハシのセンタリングスコープを使いました。下記はGS-200RCに取り付けるための金具を付けた状態です。下記のように変換リングを駆使して48mmバレル口に挿入して使っています。
センタリングスコープ ⇔ KASAI 36.4メス<->42メス ー 42オス<->42メス*1
ー 6mmの42オス<->48メス ー 5mmの48オス<->48メス ⇔ 接眼部

ちなみにR200SS鏡筒用は下記の通りです。ビクセンの変換アダプターを使って、60mm接眼部にねじ込んで使います。
センタリングスコープ ⇔ KASAI 36.4メス<->42メス
ー ビクセン42オス<->60オス変換アダプター ⇔ 接眼部

そして、調整前のセンタリングスコープ画像です。中心の黒丸がスコープの中心で、その外側ドーナツリングが副鏡のセンターマークです。少しずれていました。

副鏡の3か所ネジで調整後が下記

完璧に合わせました。手持ちのR200SSはこの状態から気づくとズレてたりします。。でも、このGS-200RCは赤道儀からの上げ下ろしや、鏡筒姿勢の変更を行っても、今のところズレることは有りません。まずはひと安心。
主鏡の傾き
主鏡の傾きは、国際光機のコリメーションアイピースで観察し、主鏡3か所の押し引きネジで調整できます。R200SSでいつもやっている作業です。下記がその写真です。

斜めのスパイダーが写っています。主鏡円、副鏡バッフル周囲とスパイダーが作り出す同心円環が均等になっていれば合っているはずなのですが、問題無いように見えます。
良く見ると若干いちばん左の白い面積が大きい気もしますが、調整は敢えてせず、実際の輝星の、前ピン・後ピン画像をPC上で拡大して追い込んでみることにします。
合焦ポイントの調査とシステム図(仮)
これはいつも昼間にベランダ越しの遠くの鉄塔でやっています。まず付属のM90接眼部延長リングと、オプションで購入したM90スケアリング調整リングを両方とも付けないで、合焦位置を割り出しました。この時点でフラットを撮影して、マカリのコントアで等光度曲線を描画してみると、若干ずれているように見えます。
そこで、25mmのM90接眼部延長リングとM90スケアリング調整リングを取り付けて、後でスケアリング調整ができるようにしました。
この状態で斜鏡傾き調整をやり直し(と言ってもほとんどずれてませんでしたが)、再度フラットを撮影して等光度曲線を観察すると、やはり若干センターがずれています。
これが主鏡傾きによるものか現時点ではわからないので、まずは輝星を使って主鏡傾きを追い込んだ後に、フラット画像の等光度曲線を再度確認し、必要であればスケアリング調整を行うつもりです。
下図は294MCPを使用する現状の仮のシステム構成図です。

*1:無くても可