最終的には光軸調整が必要なのですが、色々調べてみると大変微妙な調整になりそうです。ここに、アイピースによる眼視やカメラ画面に、輝星の前ピンと後ピン画像を写してその偏心具合を見るという方法が紹介されていたので、手軽なので昨日スピカを使って確認してみました。sharpcap上の画面を使いました。
結果は正常とされている画像13と同等でした。でも見ようによってはほんの少し偏心しているように見えなくもありませんでした。3組ある主鏡の傾き調整ネジを使って、この画像を見ながらさらに光軸を追い込むのは無理な気がします。やはり分解してやるしかないか。。
足りなかったアダプターが届き、コマコレクター(初代)を使えるようになりました。昨日はそれで黒眼銀河M64を撮影したのですが薄雲が拡がったので数コマしか撮影できず。それでも撮って出し画像で評価できそうなので、その記事はまた別途。
今回は、R200SSの直焦点撮影実験として、5/9と5/10の2夜連続で、前回と全く同様のセットで色々撮ってみた結果の紹介です。
ひまわり銀河(M63)
庭及び庭先(庭の前の駐車スペース)からだと、今の時期はおとめ座銀河群が電線カブリで厳しいので、まずは高度があり、家の軒と南側の電線の間をうまく通過するりょうけん座のM63を撮影しました。
前回BLANCA-70EDTでは詳細構造表現に乏しく不本意だったのですが、
今回は立体感も出てまあまあ表現できたと思っています。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro , R200SS(D=200mm,f=800mm), IRCutフィルター,
CBPフィルター ,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 ,
APTによるピント調整支援、PlateSolving、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
2024/05/09(木)21:49 ~ 2024/05/10(金) 00:08
2024/05/10(金)20:32 ~ 2024/05/10(金) 22:56 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -5℃
240sec x 53コマ(露光時間212分) - 編集:
PixInsightで選別した写真を加算平均合成後、GraXpertでムラ補正、SPCCで色合わせ後DeepSNRでデノイズ。BXTや彩度増加等の編集後、トリミング(フルサイズ換算焦点距離5200mm相当)。

初日は寝落ちしてしまい、気づいたら7コマも家の軒裏宇宙の写真を撮っていました。
銀河の周りの直径10' 程度の領域まで銀河衝突の痕跡(巻き方が逆)が広がっているようですが、それは表現できていません。でも心眼を開けば見えてはいるような。。
やはり輝星の形が悪いです。ホントにこれを直せるのか。。迷宮入り覚悟でやってみるしか無さそうです。
→
画像処理で輝星の形が改善したので、画像差し替えました(アノテーション画像は差し替えてません)。BXTで「Correct Only」をチェックして実行してからこのチェックをはずして、「Liminance Only」をチェックし「Sharpen Stars=0」で再度BXTを実行したところまあまあ改善しました。まだコマ収差の影響は残っていますが。
ドーナツ状星雲(M57)
次は有名なM57です。前回のBLANCA-70EDTでの写真は下記です。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro , R200SS(D=200mm,f=800mm), IRCutフィルター,
CBPフィルター ,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 ,
APTによるピント調整支援、PlateSolving、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
2024/05/10(金)00:54 ~ 2024/05/10(金) 01:40 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -5℃
240sec x 10コマ(露光時間40分) - 編集:
PixInsightで選別した写真を加算平均合成後、GraXpertでムラ補正、SPCCで色合わせ後DeepSNRでデノイズ。BXTや彩度増加等の編集後、トリミング(フルサイズ換算焦点距離9760mm相当)。
最初の1コマ目はオートガイド開始忘れにより除外しました。

長手2'弱しか無い小さな天体ですが、何とか見れる写真になりました。青い中心部の横縞も写りました。
球状星団M13
そしてヘルクレス座の大球状星団M13です。BLANCA-70EDTでもM57と同時期に撮影しています。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro , R200SS(D=200mm,f=800mm), IRCutフィルター,
CBPフィルター ,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 ,
APTによるピント調整支援、PlateSolving、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
2024/05/10(金)23:14 ~ 2024/05/10(金) 23:54 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -5℃
240sec x 10コマ(露光時間40分) - 編集:
PixInsightで選別した写真を加算平均合成後、GraXpertでムラ補正、SPCCで色合わせ後DeepSNRでデノイズ。BXTや彩度増加等の編集後、トリミング(フルサイズ換算焦点距離3900mm相当)。

球状星団M92
こちらもヘルクレス座にある球状星団M92です。今回初撮影。M13が有名なためあまり知られていませんが、この星団も大変見事ですね。

<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro , R200SS(D=200mm,f=800mm), IRCutフィルター,
CBPフィルター ,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 ,
APTによるピント調整支援、PlateSolving、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭 - 撮影日時:
2024/05/11(土)00:04 ~ 2024/05/11(土) 01:23 - 撮影条件:
Gain200 , センサー温度 -5℃
240sec x 21コマ(露光時間84分) - 編集:
PixInsightで選別した写真を加算平均合成後、GraXpertでムラ補正、SPCCで色合わせ後DeepSNRでデノイズ。BXTや彩度増加等の編集後、トリミング(フルサイズ換算焦点距離3900mm相当)。

M13と同じサイズにcropしてあります。アノテーション画像で比較すると若干M92の方が小さいのが分かりますが、中心部の星の密度はM92の方が濃く見えるのは露光時間が長いからでしょうか。
右下の方の星は、BXTでコマ収差修正しきれなかった残骸のひげが出ています。このサイズでコマ収差が無くなるのが当面の目標です。
課題
- 追加のカウンターウェイトがまだ入荷していなので、気休めですがスカイメモの1kgウェイトを袋に入れてぶら下げました。これによる効果なのか、まれにガイドグラフが6"に達する事は無くなりました。でもまだ4"程度には振れるときが有ります。
- それと、ぶった切ったTYPE-AのUSBプラグの上に両面テープで貼った小型水準器を、CMOSカメラのUSBコネクタに挿して、画像の上が北になる様にカメラ回転したはずなのですが、15°ぐらい右に傾いていました。画像回転で修正してありますが、理由が不明。鏡筒を真東に向けて、鏡筒の水平を別の小型水準器で出したはずなのに。コネクタに貼った水準器が傾いていたのだろうか。。