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深町秋生「果てしなき渇き」読了

ゲーテは、自著「若きウェルテルの悩み」について「もし生涯にこの『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ。」と語っていたといいます。

読書を好む人は、人生に何冊か「これはオレのために書かれた本だ」と思う出会いを経験することと思います。


わたしの場合でいえば、まず中学生のときに読んだ江戸川乱歩の「孤島の鬼」。

友成純一の「凌辱の魔界」。

二十歳の頃に読んだ、「映画秘宝」の創刊号。

モネスティエの「図説死刑全書」。



いずれの本も、「オレはこれが欲しかったんだ!」と強烈に思わされる作品でした。
こうして並べるとどうかと思うような本ばかりですが。




そして、この作品。

アマゾンから今日届いたのですが、三時間かかって一気に読んでしまいました。

主人公である元刑事が、失踪した娘を探すパートと、その娘の中学時代をクラスメイトの少年の視点から描いたパートが、交互に挿入されるという構成で、いずれも暴力と狂気がヒートアップしていき、彼らが悪魔に魅入られていくその姿に、こちらも強烈に引き込まれていきます。


娘が父親に向けて呟いたある一言には、完全にKOされてしまいました。


愛と感動とか、爽やかな風とか、青春の輝きとか、どこまでも青い空とか、そういうキーワードに反応する人は、この本を読むべきではありません。
逆に、そういうモノに「ケッ」と思ったことが一度でもある人なら、この本は一読すべき価値があります。


蛇足。
中学パートでは、ちょっと永井豪ちゃん先生の「凄ノ王」を思い出したのですが、たぶん偶然だと思います。




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