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SVリーグ・東京グレートベアーズの試合を観戦し、イケちらかした世界観とイイ場面で流れる北斗七星コールに「イイじゃん」となった件。

08:00
SVリーグ観戦に行ってきました!

本日はお出掛けの記録です。行こう行こうと思いつつ、自分のタイミングと合わなかったりしてなかなか機会を作れずにいたバレーボール・SVリーグの観戦に行ってきました。今回向かいましたのは東京都渋谷区をホームタウンとする東京グレートベアーズと、広島県広島市をホームタウンとする広島サンダーズとの対戦です。

「なんかタイミング合わないんだよなぁ」となるのも当然と言えば当然なのですが、なんとこのSVリーグでは東京をホームタウンとするチームが男女合わせてもこの東京グレートベアーズしかありません。僕の自宅からだと、次に近いのは女子のNECレッドロケッツ川崎になるかなと思いますが、これでは「フラッと」の感じではなかなか機会も生まれないわけです。「おっこのカードは」と思う対戦は大体いつも大阪でやっているなーとは思っていましたが、東京1<大阪4という西高東低リーグだったとは。これはちょっと東京都民としてもグレベアを盛り上げていかねばならない、と後付けで使命感も沸いてくるようです。

↓本日の会場は聖地・国立代々木競技場第一体育館です!
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↓入り口前ではチームカラーのピンクののぼりがお出迎え!
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立地は最高、気候も穏やか。土曜日曜でSVリーグのオールスターをやるのにその最中に1カードだけ組んであるグレー日程の影響もあってか、この試合に関東圏バレー界隈からの熱気が集中したかのように、現地は盛り上がっています。観衆の出足も大変よく、特に女性ファンの熱量が高い。「初見の友だちを連れて来た」パターンと思しきグループが、「やば!めっちゃ盛り上がってるじゃん」「でしょ!でしょ!」などと言いながら歩いている流れに加わると、コチラの気分も上がってきます。

主だった売店やらイベントやらは場内にあるということなので僕も早速会場内へ。まだ試合前練習が行なわれているくらいのタイミングですが、すでに場内には熱気が満ち、スタンドも8割くらいの入りでにぎわっています。早速売店やらの散策へと繰り出すわけですが、とにかくどこもかしこも目を引く鮮やかなピンクがとても美しい。グッズや会場装飾はもちろんピンクですし、売店のフードもピンクのドーナツとかピンクのクランベリーカクテルを推してくるなど徹底されています。

聞けばチームカラーがピンクを主体としつつ、ネイビーとイエローを絡めることで夜空に輝くおおぐま座(北斗七星)を表現しているとかで、クマが先なのか星座が先なのかはよく承知していないのですが、いい配色だなと思います。カラーの統一、シャレたデザイン、キレのあるフォトグラフィー…公式サイトやらSNSやらでも感じていたことではありますが、全体的にすべてがイケちらかしています。「新しいグローバルグループかな?」という感じのアートディレクションに、イイじゃんイイじゃんビジュイイじゃんという気分に。うむ、こういう雰囲気嫌いじゃない、むしろ好き。

↓入場口にはマスコットのグレベアくんの立像!
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↓ズラリと並ぶオシャレ広告を出しているのは親会社さんとのこと!
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↓メインの通りには巨大な平野紫耀さんの広告が!
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↓柔軟剤の広告だそうでインスタフォローで柔軟剤をいただきました!

そんなオシャレ広告にもヒケを取らない眩しさで輝いていたのが場内での写真展示。以前写真展なども拝見した写真家のHIRO KIMURAさんがグレートベアーズの選手たちを撮影したとのことで、その展示が行なわれていたのですが、これがまたバッチバチのキレッキレです。ファッション誌か何かのような選手たちのビジュアルがコンコース沿いに貼り出され、これはファンにとっても嬉しいだろうなと思いましたよね。

その勢いで「お、コッチでも写真展をやっているのかな」と思ったらそれはコラボクレジットカードの勧誘だったりしたものですから、これは界隈の熱量もかなり高そうだなと唸りました。決済を推しに捧げる、はかなり最後のほうのやつですからね。「クレカを作ってくれそうだと思われている界隈」が応援するのですから、これは試合の盛り上がり具合も楽しみになってまいりました。

↓HIRO KIMURAさん撮影によるグレベア写真展を開催!いきなり大人の色気を感じる!
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↓「キャー!」となるのを「シー」と先んじてなだめていくスタイル!
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↓ちなみに入っているサインは選手じゃなくHIRO KIMURAさんのサインです!
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↓だんだん監督もグローバルグループのプロデューサーみたいに見えてきました!
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しばし散策ののち着席しますとほどなく試合開始の時間に。光とか特殊効果などの演出は大掛かりなものではありませんが、チームカラーでコーディネートされた会場は見栄えもよく、異世界感があっていい感じ。コートの周囲がチームカラーにしてあったり、ラインはキラリと光るネイビーのテープで引いてあったり、スポンサー広告類もあえてのピンクモノトーンで統一してあったりして、デザインの巧みさを感じる工夫がそこかしこに見えます。前身はFC東京のバレーボールチームだったはずですが、すさまじいまでの垢抜けぶりです。

↓白いフロアをピンクで囲んだオシャレなコート!
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↓カタカナオブジェがいかにも東京にありそうだなって感じ!
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↓ラインが光る素材でライトが当たるとキレイ!
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↓ユニフォームもカッコよくてピンクでイイですね!
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そして始まった試合。DJの盛り上げと、配布されたハリセンをバチンバチン鳴らしていく応援スタイルは、賑やかなお祭りのよう。代表戦では賛否両論をよく見掛けるサーブの際のコールも、DJが積極的に盛り上げてくれており、観衆からもよく声が出ています。クラップだけが好みだよ、という選手にはしっかり手拍子で盛り上げていて、参加しやすい雰囲気なのもよきです。スタンドには少数ながら売り子さんも歩いており、(僕は飲みませんでしたが)仕事帰りにビールをあおりながらの観戦とかも楽しそう。

グレートベアーズがブレイクしたり、勝負所での得点が決まったりといった「イイ場面」になると「T.O.K.Y.O. GREATBEARS Let's go!」というコールが入るのですが、これが大変気持ちいい。チームのテーマソングである東京スカパラダイスオーケストラによる「北斗七星」の歌い出しの部分になるのですが、得点が決まって、小気味よいコールをして、そのあとにスカパラの音楽が流れてくると、すごく都会的というか、スカッと爽快な気持ちになります。仮にフラットな気持ちで見始めた人でも、「このコールが聴きたい(から頑張れ)」でグレートベアーズのほうに肩入れするまであるんじゃないかなと思います。

現地では男女2人組のDJさんが盛り上げてくれていたのですが、このコールが流れる際は女性DJのKAORIさん(※MC GONZA名義で活動)が主に声出しを担当しており、KAORIさんのパワフルな声とスカパラの音とグレートベアーズのナイスプレーとが一体となった「イイ場面」に自分も声出しで参加していくのが楽しくて、これはハマるなと思いましたよね。東京界隈のコールではダントツの楽しさかもしれないですね。またやりたいです。

↓朝イチで聴くと元気な一日が始まりそうな応援テーマソング!



↓会場ではこんな感じでコールになっていました!


↓KAORIさんの盛り上げ力がすごくて、イベント準備などでDJ席を外れると寂しくなるほどでしたね!
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大観衆による盛り上げを受けて、肝心のグレートベアーズも大奮闘。第1セットは序盤に築いたリードを活かして終始優勢に進めると、セット終盤にはミドルブロッカーのヤン・コザメルニクさんのセットから大黒柱・柳田さんが決めるという熱い得点などもあって、早くもコチラもガッツポーズしてしまったほど。

第2セットは中盤に相手のブロック&サービスエースで一気に流れを持っていかれてそのまま落とし、ハーフタイムを挟んだ第3セットも終盤のシーソーゲームで競り負けるなど、試合中盤は前日ストレート負けを喫した記憶も甦りそうないやーな展開でしたが、この日はここからの粘りが光りました。

第4セット、一進一退のなかからジワジワとサンダーズが抜け出し、セットのドン詰まりまできて20-23の3点ビハインドという「ほぼ負け」の状況まで追い詰められたグレートベアーズでしたが、後藤陸翔さんのサーブから連続ブレイクでデュースに持ち込むと、最後は33-31でグレートベアーズが奪取するという激熱のセットとなり、これには僕も大興奮。T!O!K!Y!O!の声も一層大きくなりました。

迎えた最終第5セットは、第4セットの勢いそのままに、序盤にコザメルニクさんのサーブから連続ブレイクで4-1とすると、その後も点差を広げてグレートベアーズが9-3の6点リードという状況に。サンダーズも追い上げを見せますが、第5セットの6点差はちょっと追いつくのは難しかったかもしれません。最後は15-13でグレートベアーズがこのセットを制して、セットカウント3-2で逆転勝利。セット率がどうこうとかいう細かいことは横に置いておけるくらい、大当たりの試合だったかもですね!

↓30点超えの長いデュースから第4セットを取ったときの盛り上がりがすごかったです!
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↓フルセットで勝利したあとの一体感ある光景よ!
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とまぁ、充実の観戦体験だったわけですが、試合後もとても頑張っていたのが印象的でした。この手のスポーツエンターテインメントの相場感だと、試合後は各種のインタビューなどをして、観衆にお手振りしてクローズというところですが、この試合ではそれらをこなしたうえで最後にもう一回トークパートがあり、まるでライブのMCパートのように選手たちから観衆にいろいろ語り掛けたり何なら一発ギャグを披露するファンサも繰り出したりして、最後の最後まで大いに盛り上げてくれていました。

右手を胸の前、左手を突き出すというグレートベアーズのポーズをした際には、コチラもすっかりチームの輪に巻き込まれた感覚に。東京には1チームしかないのでもとより選択肢はほかにないわけですが、大変楽しい当たりの観戦体験だったもので、SVリーグではグレートベアーズに肩入れしていこうかなという気持ちになりました。いかんせんサントリーとブルテオンが強いので優勝云々となるとどうかなという感じはありますが、チャンピオンシップで食らいついていくようなところを地域のチームに肩入れしながら見守れたら楽しそうだなと思います。次はタイミングが合ったら、ではなく、合わせに行く感じでいこうかなと思います!

↓ライブの終わりみたいな感じで一緒にグレベアポーズして締めました!
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楽しい観戦体験をありがとうございました!

オールスターに行く選手は頑張ってください!



後藤陸翔さんの一発ギャグ「丸まらないダンゴムシ」はよかったと思います!

人気沸騰と評判の東京2025デフリンピック観戦に繰り出し、聖地・駒沢オリンピック公園でついに待望の「入場規制」に引っ掛かった件。

08:00
やった!入場規制された!

連日のお出掛けとなりますが東京2025デフリンピックにいってまいりました。この日は満を持してというか遅ればせながらというか、今大会の中心地であり、日本スポーツの聖地のひとつでもある駒沢オリンピック公園へと出向きました。この日は、陸上競技に加えて大人気と評判のバレーボールが実施されておりますので、その人気ぶりを堪能したいと思ってのセレクトです。

最寄りの駒沢大学駅に降りると、さすが中心地というか「ようこそデフリンピックへ!」というお出迎えムードが駅の時点から満ちています。降り立った駅のホームにはリボンビジョンでデフリンピックのロゴが表示されていますし、駅構内にもポスター類があちらこちらに。これまでの観戦以上に盛り上がってる感がビシビシ伝わってきます。

↓駅のホームのリボンビジョンにデフリンピックのお知らせ!
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↓駅構内にも記念撮影が始まりそうなスポットが!
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移動の電車のなかから車中では手話が飛び交っており、駅構内にも観戦仲間と思しき人が多数見受けられます。その流れはそのままオリンピック公園につづいており、前の人についていくだけで迷いなく会場までつけるほど。公園に入ればたくさんの人が行き交っており、スタジアムからは盛り上がりが広がり、周辺の広場では企業ブースやらが多数出展しており、にぎやかなお祭りといった様相です。

ちょっと出遅れていたこともあって、お祭りの散策は後回しにしてまずは陸上競技場へ飛び込みます。観衆は5割ほどの入りでしょうか。バックスタンド側にはほとんど人がいませんが、メインスタンド側はほぼいっぱいになっています。陸上競技場でこれだけの人数が集まるとなかなか壮観です。フィールドを見渡せば、トラックの横に横長の電光掲示板に加えて縦型のモニターが置いてあります。どうやらここに手話実況の映像と、音声文字起こしの字幕が表示される模様。バックスタンド側にはこの装置の用意はなさそうでしたので、皆さまメインスタンドでご覧ください、ということなんだなと理解しました。

↓やってきました聖地・駒沢オリンピック公園総合運動場!
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↓手話と字幕を用意しております!

入場した時間帯には棒高跳びの表彰式が行なわれており、日本の北谷宏人さんが3位銅メダルとなっておりました。北谷さんは前回大会の金メダリストということですが、今大会は直前の怪我を抱えつつの戦いだったとのこと。「金と同じと書いて銅」のダジャレではないですが、自国開催の大会でたくさんの人たちの前で銅を見せられたことは、金にも負けない喜びを周囲に広げたのではないかと思います。僕も「今来ました!」などとはおくびにも出さず「拍手」でその奮闘を讃えました。

↓2大会連続のメダル、おめでとうございます!
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スタンドでは「拍手」はもちろん、有志の応援団なのか音頭を取って応援行為なども広がっているよう。次の種目に向けて手話を用いた「サインエール」での応援練習も行なわれていました。そんな感じで見る側もいろいろ進化して迎える次の種目は4×100メートルリレーの予選。日本代表も予選1組に登場するということで、場内の盛り上がりも最高潮です。

メインスタンド前のストレートでは100メートルの銅メダリスト・佐々木琢磨さんがアップをしており、持ち前の熱男ぶりで観衆を盛り上げています。手を振り仰ぐようにして「もっと!もっと!」と煽り、選手側から観衆へと逆サインエールも飛び出しました。声であろうが身振りであろうがこの状況で伝えたい思いと受け取りたい思いに違いがあるはずもありません。こちらも「行け!」「勝て!」「おおおお!」の思いを込めて手をブン回します。

↓佐々木さんは「ホーム」の観衆を煽りまくる!
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↓日本のノア・ライルズみたいな感じだなと思いました!
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そして迎えたスタート。2レーンを走る日本ですが、ここで大変貴重なものを実際に見ることができました。デフリンピックでは号砲の音は選手に聞こえませんので、スタートはランプでやる…というのはニュースなどでもよく聞きますが、「ではフライングのときは?」と気になるじゃないですか。通常のレースだとピストルを追加でバンバン鳴らして知らせるのですが、デフリンピックではそれもランプでやるのだとか。

スタート時はスタート位置にあるランプの「赤⇒黄⇒緑」の点灯で「オン・ユア・マークス⇒セット⇒ゴー」を示し、フライングの際はレーン沿いに並んだランプがバチバチと光ってそれを知らせるのだそうです。スタートのほうは走りさえすれば見られますが、フライングのほうはフライングをしてくれないと使いませんので、必ず見られるとは限りません。それがこのレースでは見事に?フライングが起きまして、フライングのランプも見られたのです。フライング自体はないほうがいいんでしょうが、貴重な機会を得たなと、ちょっと得した気分になりましたよね。

↓陸上のスタートランプは信号機方式でした!
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↓フライングの際は眩しいランプがレーン端で光って知らせます!
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やり直して二度目のスタート。今度は揃って出ますと、日本チームは快調に飛ばします。お家芸のアンダーハンドパスもスムーズにつながり、トップでアンカーへとつないでいきます。アンカーの佐々木さんは内側レーンから他チームの動向を探るようにチラチラッと横目でライバルを見ながらの走り。全力で飛ばせば1組1位は取れそうでしたが、勝ち抜け余裕という状況を察したか、終盤は流して走る姿も見せました。余力を残して2位での決勝進出。これは決勝も期待できそうです。

↓横目でライバルの動向を確認!
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↓最後は流して余力残しのフィニッシュ!
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↓あまりの速さに音声文字起こしの字幕もついていけない!

陸上競技観戦のあとはこの公園内で行なわれているスポーツフェスタなるイベントを散策します。デフスポーツに限らずさまざまなスポーツを体験したり、環境に配慮したエシカル消費を体験したり、キッチンカーでグルメを楽しんだり、ステージでトークショーやお笑いライブを楽しんだりと、なかなか楽しい集いとなっています。競技観戦も無料で、このイベントも無料でいろいろ楽しめるとなれば、なるほど人が集まるのも納得です。

僕もいろいろ巡りながらスタンプラリーなど達成しましたところ、最近ニュースで「小池都知事が1万ポイント配るらしい」と話題になっている東京アプリなる謎のアプリ所持者には200ポイントくれるなんて嬉しい振る舞いがあると言います。「その謎のアプリ誰が使ってるんですかねぇ!」「屋形船の券でも交換したいんですかねぇ!」「今この場で入れろって言われても誰もやんないですよねぇ!」などと悪態をつきつつ、「あ、僕はもう入れてますので200ポイントください」と爆速で200ポイントをいただきました。いやー、無料どころか電車賃まで出るとは。国と都の大盤振る舞い、ありがたいですね。

↓スポーツフェスタは24日も開催とのこと!
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↓東京・パリパラリンピック連覇の木村敬一さんのトークショーを見ました!
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↓公園の池でカヤック体験とかやってました!
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↓開閉会式やボランティアに落選した人への残念賞?のバッジを受け取りました!
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ひとしきり散策を楽しんだあとは、人気のバレーボール競技の観戦に向かいます。するとどうでしょう、何と!バレー会場の前には!行列ができており!入場規制をしているじゃないですか!時間帯的にすでに日本代表の試合は終わっており、これから始まるのはイタリアとトルコの試合ですが、入場規制されるほどの観衆が詰め掛けているのです。これが「嬉しい悲鳴」というヤツなんでしょうね。

僕もニコニコしながら行列に並び、待つこと15分ほど。試合終わりやセット終わりで移動する人はそれなりにいるようなので、ものすごく待つわけではありませんが、「待ち」が発生すること自体想像していなかったので、素晴らしい盛り上がりに胸が熱くなります。思えば、「絶対当たる」「応募が始まってることすら気づいていないだろう」「落ちるはずがない」と思って応募した開閉会式の観覧募集に落選したあたりから、この盛り上がりはすでに始まっていたのだろうと思います。東京はスポーツの街、もはやそう言っても過言ではないだろうと。ちょっと誇らしくなりますよね。

↓人気と評判のバレーボール競技に来ました!
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↓やった!入場規制に引っ掛かりました!
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↓どうですかこの長い入場待機列は!
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嬉しい悲鳴をあげつつ場内に導かれると、なかでは女子の準決勝イタリアVSトルコ戦の真っ最中。イタリアは組織的な守備で粘りのバレーを見せ、トルコは見た目に明らかに大きなミドルやら高い打点のエースアタッカーやらがいてブロックでもスパイクでも個のチカラを見せつけてきます。全体としてはトルコ優位ながら、イタリアも粘って第2セットを取り返すなど熱い展開です。

デフリンピックのつもりで来ているのですが、選手たちはあまりそんな感じは出さないというか、見ている限りはただただバレーを見ているという感じの試合で、デフリンピックであることを忘れてしまいそうになるほど。審判のハンドサインやフラッグでの判定は視覚でわかるサインを出しているんだなとは思いますが、ほかの大会でも身振りはしているので、意識しなければ違いがわからない程度の話です。ときどき抗議の場面で手話通訳が出てきたりするとデフリンピックだったなというのを思い出す、くらいの感じです。

まぁ、バレーなのでプレー前にはどのみちハンドサインで指示出しなどもしているでしょうし、とっさのプレーでは全員自ら判断して動かないと間に合いません。試合中は基本的に実況もなかったので、字幕的なものもセット間の状況説明や、試合前の選手紹介で使用されるくらい。そういう意味では選手も観衆も楽しみやすい競技性なのかなと思ったりしました。途中からはデフリンピックならではの光景を探すことも特にせず、ただただ試合を見て楽しみ、日本のライバルをチェックした、そんな観戦体験となりました。

↓この試合の勝者が25日に日本代表と金メダルをかけて戦うので、視察気分です!
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↓抗議など込み入ったやり取りでは国際手話通訳の方が出てきて、デフリンピックだなと思いました!
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↓字幕は幕間に使うくらいでしたが、表示されていました!
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試合は結局トルコが押し切って勝利。日本と金メダルをかけて決勝戦を戦うことになりました。女子バレーと、男女サッカー、女子バスケ…決勝進出ラッシュが止まらない日本勢にしてみれば、団体球技の決勝が平日の25日に集中しているのが日程面で惜しいなと思いますが、それもまた「嬉しい悲鳴」というヤツなのでしょう。ぜひ大観衆が集う会場で「東京で日本代表が金」を達成してくれたらいいなと思います。

決勝戦の試合前とか、ヘンなフラグ立てるみたいで嫌がられるかもしれませんが、サインエールの一環として日本の観衆が「君が代」を覚える時間とかあってもいいかもしれないなと思いました。前日に水泳の茨選手がやっているのを見ていたら何となく「これがさざれ石」「これが巌」「ここで苔」「で、むすまで」と想像できる感じの動きではあったので、手ほどきをうければそれなりに形になりそうな気がします。

同じ会場で行なわれていた男子のほうの試合では、試合前に選手たちが国歌を手話で奏でており、「国歌は歌に限らず、心の形なんだな」と思いました。皆が国旗のもとひとつになって団結しようという心の形が歌となって表れているだけで、たとえば同じ身振りをすることでもそれはできるんだなと。ハカとかも歌ではないですが、ものすごい一体感ですからね。そんな祝いの一体感、作る準備はあってもいいかなと思いました。まぁ、めいめい予習せよって話なんですが!

↓男子の試合ではイタリアとトルコがそれぞれ国歌を手話で奏でていました!
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どちらも終わったあとドーンと盛り上がってたんですよね!

それを見ながら、心を重ねてまとまる標が国歌なんだなと思いました!



試合の前とあとに皆で同じことをするのが大事なんだなと思いました!

世界選手権の大舞台でメダルまでリアルに「あと1点」に迫った日本女子バレーは、堂々のメダル候補としてロス五輪へ向かえる件。

08:00
日本女子バレーの未来に光が見えた4位!

いやー、惜しかった。「惜敗」という表現がお世辞とか優しさではなく文字通りに似合う、紙一重の敗戦でした。2010年大会以来15年ぶりのメダルを目指した日本女子バレーの世界選手権3位決定戦は、マッチポイントを握る瞬間もあったうえでのフルセット負けとなりました。ただ、そこまで到達したこと、その位置に「到達」のくさびを打ち込んだことはきっとこの先につながるものになるはず。遠ざかっていくような気持ちで見ていた光を再びしっかりととらえることができた、この惜しさが財産になる、そんなことを思える大会でした!




パリ五輪では決勝トーナメントにすら進めず予選ラウンド敗退の9位に留まり、大会後には大エース・古賀紗理奈さんが引退ということで、しばし雌伏の時間がつづくだろうと見込まれた日本女子バレー。しかし、今大会の活躍はその見立てを完全に払拭するものでした。熱戦に次ぐ熱戦でのベスト4進出。準決勝トルコ戦は「あと1点」があればフルセットまで持ち込めた激闘で、3位決定戦も「あと1点」があれば銅メダルという惜敗でした。平均身長だけを見れば絶望しか思い浮かばないほどの大きな差を跳ね返し、我慢と粘りで際どい勝利をもぎ取る姿は本当にお見事でした。

メダルを懸けてブラジルと争った3位決定戦などは、本当に見事なものでした。第1セット、準決勝での敗戦を引きずっていたのか、あるいはブラジルの高さと強さの前に圧倒されたのか、まったく精彩を欠く日本。サーブジャッジで判断ミスが連発するなど、瞬く間に大差をつけられ12-25で早々にこのセットを落とします。日本の得点はほとんどサイドアウトによるもので、往年のサーブ権のあるときしか点が入らないルールであればこのセットの日本の得点はたったの1点。限りなく完封負けに近い内容でした。

つづく第2セットも大勢変わらず、中盤には5連続失点で6-12とされ、セットカウント0-2は不可避と言える状態に。ブラジルの高いブロックを前に、打てば止められ、避ければ待ち構えて拾われ、コースを狙えばアウトになると手詰まり感も覚えるほど。僕も時計を見ながら「これなら阪神優勝には余裕を持って間に合うな…」「石破会見より先にこの試合が終わるかも…」「まぁ、昨日のあの負けのあとでは仕方ない…」と気持ちをなだめながらの観戦となったもの。

しかし、日本女子はしぶとかった。セッターを代え、ミドルを代え、タイムアウトを惜しまず速やかに使い、打つスロットを変えていこう、目の前のことに集中していこうなど戦術面と精神面両方に具体的な指示を与え、タイムアウトがなくなれば無理目のチャレンジを仕掛けてでも間を作り、ベンチからアクバシュ監督が何とかしよう、何とかなるまで手を繰り出そうと畳みかけてきます。ベンチワークの動きの早さとタイミングの的確さと「熱さ」は大会を通じて光る日本の強みでしたが、そのしぶとさが第2セット終盤の追い上げ、そして第3セットにつながりました。

第3セットは珍しく日本にブロックポイントが出て最初の得点を取ると、相手のアタックライン踏み越し、スパイクアウト、日本の素晴らしいディグからの得点と「いい流れ」が立てつづけに起こり、5-0スタートというこれ以上ない立ち上がりに。このいい流れのなか、佐藤淑乃さんのスコア・決定率はグングン上がり、それによって石川真佑さんや和田由紀子さんへ向ける注意も分散され、ブラジルのブロックも「壁」から「柵」程度に見えてきました。ミドルも積極的に絡める多彩な攻撃で序盤のリードを守り切った日本が、第3セットを奪い返してやおら反撃ムードを高めます。

↓最後は佐藤淑乃さんがサービスエース&バックアタックで決めた!



第4セットは逆に日本が攻撃を決め切れず、0-5にされる苦しい立ち上がりに。返すだけでいいボールをブロックされるなどイヤーな場面も生まれ、序盤で早くもタイムアウトをひとつ使わされる格好に。その悪い流れを日本は佐藤さん、和田さん、石川さんによる打ち分けで断ち切ると、「相手のリベロが見送ればアウトのボールを拾ってしまう」なんて幸運にも恵まれ、1ローテで1点ずつ詰めていくという爆発への予感漂う追い上げ展開に。そして12-13としたところから、山田二千華さんサーブのローテで一気に15-12までもっていきます。たまらずブラジルもタイムアウトで立て直しを図りますが、王者の余裕かブラジルはいつも一手タイムアウトが遅い感触です。

その後、両チームスコアを重ね合うなか、日本は佐藤淑乃さんのサービスエースで一歩抜け出すと、24-22でセットポイントを握ります。すると、前日のトルコ戦でこの状況からセットを落とした記憶もよぎるなかで、それを乗り越えられたか試すように日本を試練が襲います。24-23で迎えた相手サーブからのラリー中に審判が試合を止め、ブラジルにオーバーネットがあったとして日本の得点…つまり第4セットの勝利を示したのですが、これに対するブラジルのチャレンジによって逆に日本のオーバーネットと判定され、25-23で勝った気分から24-24のデュースに引き戻されたのです。

これが「ブラジルのオーバーネットがあったかなかったか」のチャレンジの成否であれば、仮にブラジルのチャレンジが成功したとしてもノーカウントで24-23からやり直すだけですが、その過程で逆に日本にオーバーネットがあったことが確認されたため、逆にブラジルに得点が入るという2点損したような気分になる判定結果。「あと1点」に号泣した土曜日から24時間後にまたこれとは、なかなかに厳しい場面です。

ただ、ここで日本側が巧みだったのは、ナチュラルなのか意図的なのかはわかりませんが、アクバシュ監督が頭を抱えて叫びながら猛抗議をしたこと。判定は覆らないにしても、抗議の意志を示し、騒いで間を作ったことで、選手たちもある程度落ち着くことができたよう。ブラジルが再逆転で25-26とマッチポイントを握った状況でもひるむことなく、むしろ佐藤淑乃さんなどは怒りなのか自覚なのか「私に持ってこい」の頼もしい表情を見せ、ここからのしびれるスコアを連続で取り切りました。再逆転で29-27、日本が第4セットを取り、試合はフルセットへ!

↓この頼もしさは「エース」の顔!


最終第5セット、日本はブラジルと互角に戦いました。試合の序盤は3位決定戦らしい試合になるのかどうかさえ不安に思いましたが、ブラジルの選手たちを震えさせ、本気の本気を引き出すような戦いを見せました。サイドアウトの連続から、日本が二度のマッチポイントを握るところまでいきました。トルコ戦とは違う、本当の「あと1点」までいきました。その「あと1点」を許さず、失うことなく決めつづけた相手のエース・ガビが凄かった。あと0.5点ぶんほど、どこかであとひとつスコアを重ねて、相手サーブで24-23の状況を作れていたなら…そのくらいのわずかな差だったと思います。「あと1.5点」の1点差ではなく、「あと0.5点」の1点差にできていればメダルだった、そう思います。

そんな惜しさのなかでもイイなと思ったのが、すでに選手たちは頭を抱えて負けムードを作っているなかで、ちょっとどころではなくだいぶ無理目であってもチャレンジを仕掛けたアクバシュ監督のしぶとさです。コートにいる選手たちも、おそらくアクバシュ監督自身もタッチネットなどないだろうとは思っていたでしょう。それでも、使える権利と残された可能性に最後までしがみつく、それは世界のどのチームにとっても当たり前でありながら、日本チームには全般的にやや足りない気がする種類の強さだなと思います。潔さは美徳だけれど、もっとしぶとくてふてぶてしい、そんな貪欲さこそが「あと1点」を取る鍵だとすれば、このチームはそういったものを発揮していけそうな気がしました。メダルには届きませんでしたが、ロス五輪のメダルを目指すことを堂々と宣言できる、そんな世界選手権になったと思います!

↓あとひとつ、あと一本武器があれば勝てた気がしますね!



↓たとえば「みんなを助ける1点」「最後の1本」「あと1点」を託される選手が何人もいるとか!


まぁ、その「あと1点」までよくたどり着いてくれました!

最初の2セットのまま終わってたら「世界は遠いな!オス!」で終わってましたからね!

最初の2セットのまま終わらなかったこと、それを大きな財産として、次へ!



たとえガビやバルガスやエゴヌはいなくても、相手を迷わせればいい!

バレーボール世界選手権の壮行試合日本VSイタリア戦を観戦し、DJと照明と音響で盛り上がるバレーボールパーティーを楽しんだ件。

08:00
バレーボールパーティーって感じでした!

本日はお出掛けの記録です。現在女子代表が大活躍を演じ、2011年以来のメダルに手が届こうかとしているバレーボール世界選手権…の壮行試合に行ってきました。男子の壮行試合を見て、そのあと女子の世界選手権準決勝を見て、2勝して最高の週末にしたい、そんな気分での出発です。

まずやってきたのは千葉にある東京、ららぽーとTOKYO-BAY。試合はお隣にあるLaLa arena TOKYO-BAYで行なわれるのですが、この試合の開催にあたりららぽーとを挙げてのイベントを展開しているとのこと。ららぽーとに向かう道中でも、告知のビジョンには男子日本代表の面々が登場し、いろいろやっていることをアピールしてくれています。これは行くしかない。ということで、買い出しも兼ねて早速拝見してまいります。

↓日本代表の面々がららぽーとに寄るように誘ってきます!
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↓やってまいりました、ららぽーとTOKYO-BAY!
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どうやら館内のアチコチで関連イベントを展開している模様。ただ、このららぽーとというのはイオン公国に匹敵する広さを誇る巨大な都市国家です。どの建物のどこで何をやっているのか、地図を見てもいまひとつよくわかりません。いくつも連なる巨大ビルのなかを南館だ西館だと彷徨うと、ようやく遠くのほうにバレーボールの匂いがしてきます。どうやらイベントスペースの一角でユニフォームや貴重なグッズなどを展示しているようです。

↓ユニフォームやグッズの展示のほか応援メッセージの寄せ書きなどを展開中!
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↓サイン入りユニフォームを拝見しました!
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↓サイン入りグッズを拝見しました!
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案内の地図などを見ながらさらにららぽーとを散策していくと、今度はガチャコーナーが見えてきました。到着した時間が遅めだったためか、ユニフォーム型のアクリルキーホルダーはすでに完売とのこと。せっかくなので僕も記念にガチャをまわすことに。どうしてもアレが欲しい的な希望というのはないのですが、石川祐希さんか?橋藍さんが出ますようにと願って運試しの気分でまわします。

↓ガチャコーナーが展開されていました!
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↓今日のガチャはリベロの山本智大さんでした!
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その後もつづくららぽーと散策。もはや散策というよりは迷子のような感じですが、人から人を尋ね歩きながらようやく次のイベント会場へ。どこかのエスカレーター下の隠れスペースのようなところに佇んでいたのは、日本代表オリジナルラベル付き飲料(中身はウーロン茶/800円)の自販機です。せっかくなのでコチラも運試しの気持ちで買い求めます。どうしてもアレが欲しい的な希望というのはないのですが、石川祐希さんか?橋藍さんが出ますようにと願って運試しの気分でまわします(←2回目)。

↓オリジナルラベル缶はランダム10種展開!当たりつきもあるようです!
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↓今日のラベル缶はセッターの大宅真樹さんでした!
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↓ちなみにこの自販機は試合会場内外にもありました!会場で買ってもよかったですね!
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案内を見ると、フードコートエリアもバレーボールがジャックしているとのことですが、フードコートは今いる建物とはまた別棟である模様。まさかの2ヶ所展開。散策でお腹もすいてきたので別棟のほうに移動して食事などすることに。フードコートに入ると、壁面には巨大ポスターが掲出してあったり、柱やら窓やらアチコチに選手ポスターが貼り出してあるではないですか。これはなかなかのバレーボール空間で食事も進むというもの。腕組みポーズで見守る選手たちの写真入り柱は何となくこだわりのラーメン店の店主のようでもあり、美味しさも一段階アップしそうな雰囲気です。

↓食後に記念撮影を楽しむのもいいですね!
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さて、ららぽーと散策がだいぶ長くなりましたが、いよいよ試合会場のLaLa arena TOKYO-BAYへ。現地にはユニフォームをまとったご婦人たちが大挙訪れており、大変にぎやかです。グッズ販売所には長い列ができ、売り切れのグッズなども出ているようです。売れ筋の応援タオルは、試合映像などを見るとバレーボール日本代表ファンクラブのプレミアム会員特典としてもらえる選手自筆デザインのタオルを使っている人が多そうなのに、さらに現地グッズでも完売が続出しているのですからその人気ぶりがうかがえるというもの。大変な盛り上がりです。

↓試合会場のアリーナに到着!
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↓グッズは売り切れも出る盛況ぶりでした!
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入場後もさまざまなお楽しみが。協賛各企業様が思い思いのおもてなしを検討した結果、「弊社はフォトスポットを」「やはりフォトスポットがよいでしょう」「お客様の希望を踏まえてフォトスポットにしましょう」と各社一斉にフォトスポットを展開することに。これには観衆たちも「微妙に選手のラインナップが違うんですね!」「佐藤淑乃さんがいるのはJ-POWERだけ!」「写真たくさん撮らなきゃ!」と嬉しい悲鳴です。

↓三菱UFJ銀行さんは選手の立て看板や写真パネルなどの記念写真スポットを展開!
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↓カプコンさんではゲームキャラも一緒に記念撮影できるスポットを展開!
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↓身長計つきで選手たちと等身大の記念撮影ができるスポットも!
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さて、だいぶ長くなりましたがいよいよ試合開始です。この日の対戦相手は前回大会の覇者であり、日本にとってはパリ五輪準々決勝で「セットカウント2-0、第3セット24-21でマッチポイント握る」の状況から痛恨の逆転負けを喫したイタリアということで、世界選手権へ向けて強化&悔しさの充填にはもってこいの試合設定です。勝って勢いをつけて、女子もその勢いに乗ってメダルを決めてもらって、いざ世界へ、といきたいところ。

↓真っ赤に染まったアリーナでいざ試合開始!
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立ち上がりの第1セット、日本は早速躍動します。いきなり石川祐希さんがフェイクセットを見せたかと思えば、中央からの速攻、さらに速攻を意識させておいて時間差で通すバックアタックと日本は多彩な攻撃を見せます。石川さんはお互いによく知る相手との対戦ということもあってか、最初のフェイクセットにあんまり相手が釣られないと見るや、今度は打つと見せかけておいて奥の誰もいないところにプッシュして落とすなんて空中頭脳戦を展開する場面も。日本が優位に試合を進めて、まずは第1セットを先取します。

ただ、相手はさすがのイタリア。第1セットはオープンな攻撃が多かったところをじょじょにペースを上げていき、第2・第3セットは連取で逆転します。相手の攻撃は多彩さを増す一方で、日本の攻撃は慣れられてしまったかブロックにかかる場面が増え、セットを通じてジリジリと点差をつけられるイヤーな感じの展開に。

そのなかでもやはりというか、またしてもというか、相手の主将ジャネッリさんには苦しめられました。パリ五輪でも痛恨の逆転負けにつながったジャネッリさんのサーブでは、たびたび連続得点を許して試合の流れを持っていかれます。そして、両セットとも立ち上がりにジャネッリさんがツーアタックで点を取ったのですが、「中央速攻」を通せるかどうかでその後の攻撃の組み立てや試合の主導権争いが変わってくるというなかで、中央速攻より前に「ツーアタックもあるかもよ」をひとつ見せられると非常に厄介だなと唸ります。うーむ、これはいい強化試合の相手!

↓ジャネッリさんにだいぶ苦しめられました!
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↓幕間の休憩時間にはサラリーマン風のチアチームがネットを飛び越える大技を披露!
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すると日本も動きます。追い込まれて迎えた第4セット、日本はいわゆる主力を一斉に下げて、交代というか入れ替えといった感じでガラッと顔ぶれを変えてきました。これが功を奏したか第4セットは一進一退の攻防に持ち込み、終盤の勝負所ではピンチサーバーで入った大塚達宣さんのサーブから競り合いを抜け出して、日本が第4セットを奪取します。逆王手をかけてフルセット勝負へと突入しました。

そのまま第5セットも一気に…といきたかったところですが、最終第5セットは序盤に連続得点を許す苦しい立ち上がりに。何とか追い上げたいところですが、勝負にいったサーブがネットにかかる場面も多く、タッチネットやオーバーネットでの失点も重なり、イタリアが先にマッチポイントを握ります。そこから日本も粘りを見せますが、10-14からではなかなか追いつくのは難しく、最後は12-15でイタリアが第5セットを取り、セットカウント2-3でイタリアの勝利となりました。

↓まぁ、ここで得た課題を世界選手権につなげていきましょう!
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とまぁそんなことで惜敗ながらも大変盛り上がる試合で、大いに楽しませていただきました。かつてのバレー会場だと応援団の先導で日本チャチャチャ&そーれ!みたいな応援風景だったものですが、今は試合を通じてDJの盛り上げと爆音の音楽が流れて、まるで音楽フェスかクラブのパーティーかのような華やかさ。幕間に場内の風景を頻繁に映すのですが、どのお客さんも楽しそうで、カメラへの反応もよく、その楽しげな空間に元気を補充させてもらうような時間でした。

試合終了後のご挨拶ではコートサイドの良席の皆さんが、選手たちが通る花道を作ってハイタッチでお見送りなんてファンサービスも楽しんでおり、選手たちにとってもいい餞になったのではないでしょうか。この熱量、この想い、世界へと携えていっていただければいいなと思います。7日の日曜日こそ男子も女子も勝って、お祝いパーティーといきたいものですね!

↓退場後、この旗の1本ずつにインフルエンサーみたいな人が寄り添って、記念撮影していました!
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1棹に1人ずついたので「ちょうどいい」んだろうなと思いました!

大会名入りで、ライトもついてるし、後ろは空だし!



次の機会にはもう少し早めに行って旗の前でも記念撮影しようと思います!

準々決勝で惜しくも敗れるもパリ五輪最大の注目を集めたバレーボール男子に、何度も何度も挑み直す夢へのメガラリーを期待する件。

07:00
ありがとうバレーボール男子!

熱戦つづくパリ五輪、気持ちを落ち着かせるのに少し時間が掛かってしまいましたが、大会13日目にして団体球技の日本勢はすべて姿を消しました。今大会は「すべての団体球技で男女いずれかは出場する(もちろん自力で)」という静かな快挙を成し遂げていた日本勢ですが、残念ながら準決勝から先へ進んでのさらなる快挙には手が届きませんでした。

メダルの期待を大いに抱いていた男女のサッカーはいずれも準々決勝で認めざるを得ない敗北を喫しました。古賀紗理那さんが現役最後と決めて臨んだバレーボール女子は決勝トーナメントに進めませんでした。そして金メダルの夢を描いてくれたバレーボール男子は1勝3敗と夢見た姿とは遠く離れた戦績のなか、準決勝まで「あと1点」からの痛恨の逆転負けで大会を終えました。涙に濡れ、悔しさを滲ませ、受け入れがたい現実に懸命に向き合う選手たちの姿には胸が痛みました。もう少し、救いのあるイイ感じの終わり方をさせてくれてもいいのにな…と思います。残念です。




とは言え、結果に関しては「あり得る範囲」だろうと思います。揃って望まない方向に偏った感じはありますが、過去の戦績を振り返っても際立って悪かったとは言えません。勝ちそうな相手に勝ち、負けそうな相手に負けた、それだけです。良くも悪くもサプライズはなかったかなと思います。

一番大きな期待を背負い、実際にそれに足るチカラがあったと確信する男子バレーも五輪予選を「1位」で通過したドイツとアメリカにしっかり負け、直近2022年の世界選手権の王者であるイタリアに負けただけなので、有り体に言えば「順当」です。掛け値なしの真剣勝負での結果がそのまま出ただけです。この日、この時、この瞬間に生涯最高のチカラを出すことができれば序列を覆すこともあったとは思いますが、互いに100%のチカラを出し合っただけならこうなるだろうなと思います。3年前がパリ五輪で今回が東京五輪であったなら、もっと違った結果だったとは思いますが…。

なので、敗因というのも「地力」といったフワッとしたものこそが妥当で、どこかひとつのポイントに絞ることはできないのかなと思います。イタリア戦の第3セット24-22から決め切れなかったことは確かに大きかったですが、ここぞでブロックされることは相手も狙っているわけで絶対避けられるわけがありませんし、2点追いつかれる程度のことはよくある話ですし、その終盤の2点・3点でなくもっと手前で1点か2点積んでおければ勝ったかもしれませんし、別に第3セットを落としても第4セットを取ればいいわけですし、「どこが」という話ではなく「全部」としか言えません。そもそも準々決勝でイタリアと戦う羽目になるような1次リーグを過ごしてしまったことから、全部がつながっての結果です。同じくフルセットの試合であったドイツ戦に勝っていれば、イタリアと戦うこともなかったのです。五輪予選もそうでしたが、大事な初戦に何故か低調な入りをしてしまうことを含めて「全部」なのです。

ましてやサーブミス云々だけをミクロに論じて「罵り合う」みたいになっても仕方なかろうと思います。サーブで相手を崩さなければ極めて高い確率でサイドアウトを許してしまうわけで、トータルで見た場合にはやはりサーブでは攻める必要があります。攻めてミスするぶんのマイナスは攻めずにサイドアウトされるのと大差ないのですから(※バチーンと決められるよりはミスのほうが気分はイイかも)、攻めてブレイクを狙っていくのは正しい姿勢だと思います。一方で、あと1点で勝ち負けするという段階では「最低限入れろ」というのもごもっともです。それを素人意見とバレー界隈が躍起になって「ハイキュー!!」のコマとか貼って否定してもお互いに気分が悪いだけでしょう。それぞれ言っていることはごもっともなのですから、こんなことで分断しても詮無きことです。「攻めてはいたんだけどねぇ」「でも入れたかったねぇ」でグッタリするくらいしかありません。

やはりそこは今後に向けてまだまだ改善の余地がある技術面の課題なのだろうと思います。テニスだってエースを狙うファーストサーブと、攻めてはいるけれどエースを取れるまでではないセカンドサーブで明確に打ち分けているのですから、バレーボールだってそういう考えはあり得るはずです。「エースは取れないが、外す確率は低く、相手を多少崩せる」という選択肢を技術的に獲得していたなら、「もう1点もやれない」の場面では採用されてしかるべきだろうと。誹謗中傷の的になっているサーブも「攻めた結果」と思考停止してはいられないでしょう。「攻めない」よりはマシだけれど、「入らない」なら十分ではないのですから。「全力で攻めて全球入れる」が理想であることは絶対不変なのですから。

↓「あと1点」は攻める、「もう1点も」は手堅く、その出し入れもイタリアは上手かった!




今回の代表は、かつてミュンヘン五輪で金メダルを取った伝説のチームにも比肩する「史上最強」のチームだったと僕も思います。証明することはできませんでしたが、こんなにワクワクするチームは生まれて初めてでした。日本が世界のなかで戦い、勝つ道を示す道標になったと思います。石川祐希さんのような傑出した選手を何度も得られるかはわかりませんが、今回のようなやり方のチームで戦っていれば、選手が揃ったときにはまた浮上できると思います。サイズの差は覆せなくても、磨き抜かれたサーブでチャンスを作り、整備された守備組織と伝統のレシーブ力でブロックの不足を補い、さまざまな技術をこなせる万能性でラリー中の混沌を味方につけ、何度も何度もやり直してメガラリーを制する…そんな戦いができるんだと思いました。

五輪に出ることすら難しかった頃と比べれば、バレーボール男子が日本のパリ五輪を代表するようなポジションにまで返り咲いたことは大いなる前進だと思います。まだ大会期間はつづきますが、時差や登場選手の人気度・知名度を考えると、バレー男子がイタリア戦で記録した23.1%という視聴率(≒注目度)を超える機会はもうないでしょう。それだけの注目を集めたことはきっと未来につながる布石になるはずです。何事も一足飛びには行かないもの。出場すらできなかったロンドン、リオ。決勝トーナメントに上がるところまでだった東京。メダルの期待を背負い実際に届きそうだったパリ。そうやって一歩ずつの前進を重ねながら、今回のチームが成し遂げたことに憧れを抱いてやって来る新たな世代がドカーンと大きな一歩を刻んでくれるのではないかと思います。歴史の断絶のなかで何とか出場を果たした北京五輪から干支がひとまわりして今のチームにつながったくらいの時間の感覚で。

一度取ったことがある人でも、もう一回取るのには苦心に苦心を重ねるのが金。

世界一に何度もなったことがある人でも、逃すことがあるのがメダル。

日本のバレーは過去の栄光はありつつも今は一介のチャレンジャーです。

メダルを逃したくらいで落ち込んでいるのは身の丈に合っていません。

試合中のラリーのように、何度も何度も挑んでこそ楽しい未来もあると思いました!

↓そして、このチームが描いた夢もまだ終わっていない!そう信じてロスを待ちます!




一度バラバラに散った精鋭たちがロスを前に再集結する展開もアリですね!




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