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2025年12月26日08:00
生本田△、生ウッチーしてきました!
最近、お気に入りのアリーナがあります。バスケBリーグ・アルバルク東京のホームアリーナであるトヨタアリーナ東京、通称TATです(※バイク川崎バイクの発音で)。こちらお台場の東京テレポート駅近くにありまして、少し前で言うとメガウェブとかがあった場所にある新設のアリーナなのですが、大変具合がよろしい会場です。
なかがどうなっていて、どんな雰囲気でみたいなのは過去記事でバスケ観戦記など見ていただければと思いますが、すでに何やかんやで僕は5回くらい行っています。お台場に行くこと自体そんなに多くないのに、このアリーナに5回とは我ながらオキニだなと思いますが、何かがTATで開催されるというだけで半歩乗り気になるくらいには、気分がよろしい場所だなと感じています。
設備面やホスピタリティは「トヨタが作った最新のアリーナ」という一言でご理解いただければと思いますが、唯一気になるお台場への距離感の部分も非常によく耐えておりまして、りんかい線直通で最寄り駅に乗り入れという利便性から新宿・渋谷からのアクセスがすこぶるよく、僕の職場からだと「帰りに国立競技場に行く」のと「帰りにTAT行く」のとで実は15分ほどしか時間は変わりません(※これが有明アリーナだと30分以上違ってくる)。そう考えたら、そんな遠くもないなと思い至り、何となくよく足が向くようになったのです。
で、この日はバスケ以外では初の訪問となったのですが、何を見たかと言いますと、生本田△さんを見てきたのです。もはや「本田」と打ったあとに何故か△の記号が予測変換で出てくる理由も忘れかけている感じですが、あの元サッカー日本代表でおなじみの実業家・本田圭佑さんが手がける育成年代の子どもたち向けのサッカー的な競技の全国大会がTATで開催されるというので、行ってみたのです。バスケのアリーナでサッカー?という不思議な感じもしますが、不思議だからこそ見てみたいという気持ちも沸いてくるというものです。
↓やってきました近くて熱い集いの場・TAT!
↓クリスマスの日にお台場まで呼び出されたと考えるか、本田△さんからのプレゼントと考えるかはキミ次第!
このイベントはそもそも何なのかと言いますと、本田△さんが何らかの使命感によって「育成年代の全国大会がナイな…」と気づいてしまい、育成年代を対象にしたサッカー風新競技「4v4」とその全国大会を生み出した、という物語である模様。ざっくり言うと「フットサルのコートでやる4人制サッカー」といった感じの競技なのですが(←じゃあフットサルでいいじゃんとか言うのは少し待とう)、独自のルールを設けてちょっと新しい感じの味付けになっています。
言うなればバスケ風味の味付けというか、20秒でシュートを打たないといけないショットクロック制の採用であったり、ペナルティエリア内からのゴールは3点、エリア外からだと2点、ハーフライン手前からのゴールはノーカウントとするなど、ルール面の後押しによって「どんどん相手のゴールに迫って、崩し切る」みたいな攻撃的な意識を引き出す建付けになっているのです。さらに、選手たちが指示待ち人間になったりしないように(←本田△的危惧)、監督やコーチはおかず、指導者や保護者からのコーチングも禁止するルールを設けるなど、「あぁ、名義貸しじゃなく本当に本田△さんが考案したんだろうな」というのが感じられる競技なのです。
この日は、各地から集ったチームによる全国大会の決勝で、それにあわせて日本代表のレジェンドたちによるエキシビションマッチも行なわれるということでしたので、ちょっと帰りに見てみようと勢いがついてやってきたわけですが、そこには想像以上の世界が広がっていました。この競技、この大会、まったくの初見で、大会映像も写真も記事も何ひとつ情報を入れないまま「本田△さんが何かやってる」というだけで会場入りしたのですが、そこにはゴージャスな夢空間と、思いがけない満場の大観衆が待ち受けていたのです。
↓会場ロビーでは上位チームに贈られるメダルやトロフィーを展示!
↓場内はド派手な演出と大観衆が待ち受けていた!
僕が会場入りしたのはすでに大会も大詰めで、残すは子どもたちの優勝チームと本田△さん率いるレジェンドチームの対決、そしてレジェンド同士によるエキシビションマッチくらいという段階だったのですが、とにかく会場内は盛り上がっています。最新のTAT設備を活かした豪華演出、場内DJによる盛り上げ、配布された応援グッズを使っての熱烈な応援、ドラムの生演奏があったり、別軸で子どもたちのダンスチームによる大会が開催されていたり、まるでお祭りか何かのよう。上層スタンドはほとんど使用しておらず、下層スタンドも1面はステージに充てていたので5000人に及ばない程度の人数ではありますが、基本自由席というスタンドのなかで僕が座るひとつの空席を見つけるのにも苦労するほど、使用している部分はビッシリと観衆で埋まっています。
しかも、客が若い!とにかく客層が若い、というか子どもです。まぁ、育成年代のための全国大会なのですから、当たり前と言えば当たり前ですが、出場選手は子どもですし、スタンドでそれを見守っているのも子どもなのです。「大人についてきた子ども」ではなく、子どもたち自身が自らこのお祭りを楽しんでおり、たくさんのKSGKがそこかしこを走り回りながらスティックバルーンを打ち鳴らしているのです。元気がよろしい。お兄さんの椅子を蹴るな。そして子どもたちはレジェンド日本代表に心からの尊敬と憧れの眼差しを向けており、何なら眼差しを向けるだけでなく大騒ぎを始めています。
大声をあげてジャンプし始める熱狂的子どもたちを見ながら、正直僕は圧倒されていました。「あの人らの全盛期にキミらは生まれてないだろ!?」「知らんだろ?知らんだろ?さすがに家長は知らんだろ?」「報道ステーションのお兄さんと誰か知らない人、って認知じゃないのか!?」「こんな若年代にさえも本田△さんのカリスマは及ぶのか…」と率直に驚き、感服しました。大人はモノやカネで釣ることもできますが、子どもたちをこんなに騒がせることは簡単ではありません。少なくともこの時間、この場所ではNintendo Switichよりも本田△さんのほうが人気者でした。
↓本田△さんが登場したら、KSGKがジャンプし始めたんですけど!
そこで展開される新競技4v4は、なかなか楽しげなスポーツです。フットサルよりも人数が少ないぶんフィールドはスカスカで「ボールさえ奪えば」何とかなりそうな気がしますし、ショットクロックがあることでとにかく前に進むしかなく、こねくって様子を見るみたいな時間はありません。ガンガン走ってガンガンシュートを撃つ、そんなゲーム性。フットサルっぽいプレーにならないのはルールのせいなのか、子ども&サッカー選手でやっているからなのかはちょっとわかりませんでしたが、テクニックよりもハート、みたいな戦いになっています。
本田△圭佑さんを筆頭に、中澤佑二さん、権田修一さん、坪井慶介さん、家長昭博さん、柿谷曜一朗さん、乾貴士さん、宇佐美貴史さん、そして内田篤人さんとズラリ並んだレジェンドたちの存在はあの頃を思い出すような華やかさ。現役J1リーガーも名を連ねるそうそうたる顔ぶれが、「今日がシーズン最終戦」と意気込んでやってきたのですから盛り上がらないわけはありません。見える…見えるぞ…ブラジルワールドカップで優勝する日本代表の姿が…!
まずはこの日のU10カテゴリーとU12カテゴリーで優勝したチームを相手に胸を貸すレジェンドたち。サイズやパワー、テクニックなどレジェンドに一日の長はありますが、子どもたちも懸命に食い下がり、なかなか熱い戦いです。すると、U12カテゴリーのチームとの対戦時間には、子どもたちがレジェンドチームから得点を奪うという場面も生まれました。これはこの大会史上初のことだったとかで、期せずして僕も歴史の目撃者となってしまった模様。もしかしたらいつか自慢になる日が来るのかもしれませんね。
↓子どもたちを相手に真剣勝負に臨む本田△さん!
↓なお、内田さんは怪我で出場しませんでしたが、そのぶん子どもたちにサービスしていました!
幕間には子どもたちのダンスチームによるダンスバトルなども行なわれたりして、全体を通じて「子どもたちが主役」というスタンスが貫かれているのは好印象。子どもたちにとっての夢舞台でありたい、そんな本田△さんの思いが滲みます。そうした想いがKSGKたちにも通じて、ココは僕たちのお祭り会場だ!という気持ちを抱かせるのかな、なんて思ったりしました。ダンスバトルの優勝チームに贈られた副賞が「アマギフ」ってあたりも、子どもたちにもピーンと来そうでイイなと思いましたよね。「米1トン」とか言われてもピーンと来ないですもんね。ご両親は米を選ぶかもしれませんが。
そしてクライマックスとなるレジェンドたちによるスペシャルエキシビションマッチへ。チーム本田△とチーム中澤に分かれての一戦は、大人から子どもまで文字通り総立ちになって盛り上がります。場内DJに「スタオベしましょう!」って言われたから立ったっていう話ではあるのですが、言われたからって素直に立つとは限らないわけで、実際かなり盛り上がっている感じはありました。このあたりは演出とか運営とかも含めて、盛り上げ上手でしたね。
↓なんか「夢のスタジアム」コンペのイメージCGみたいな写真が撮れました!
試合は本田△さん率いるチーム本田△が終始リードする展開。こちらのチームには本職GKの権田修一さんがいることで守備が安定しており、攻守の切り替えなどもスムーズに行なえている印象でした。攻撃においても「できれば本田△さんに点を取らすべきなんだろうなぁ」というわかりやすい統一忖度意識があるので、ビジョンがしっかり共有された攻撃ができているよう。本田△さんのゴールなどで、11-3と大量リードを築きます。ベンチで座っている内田さんもよく整っています。
一方のチーム中澤は、一部「掛かっている」メンバーも見受けられる熱い集団です。中澤さんが体当たりで相手の攻撃を防いだり、ルールを理解せずにハーフライン手前からシュート撃ったり(※入ってもノーカン)と大活躍ですし、坪井さんはこの手のエキシビションマッチにはあるまじき強度のスライディングタックルで相手を削りに行くほどの熱量ではありませんか。実際に削られたのは坪井さんの足だったわけですが(※芝生で擦って流血)、その意気込みやヨシ。すっかり忘れていましたが、あの熱い6月のドイツで足を攣って座り込んだ坪井さんの姿を久しぶりに思い出しました。先ほど試合をした子どもたちにも、「キミたちとの試合で、この手のエキシビションマッチではありえない強度のドリブルでゴリゴリ突破してゴールを決めたお兄さんは昔すごかったんだぞ」「同時に4ヶ所攣ったんだぞ」と伝えてあげたいなと思いました。
これはさすがにチーム本田△の勝ちだろうと思っていた試合終了間際、これがレジェンドたちの活動時間の限界なのか、あるいは4v4ならではの試合展開なのか、チーム中澤が連続3点ゴールで11-11の同点に持ち込みんだのです。試合時間残り40秒ほどというところで同点となった際には、場内も大変な盛り上がりです。そして、残された時間で最後のゴールを決めてチームを勝利に導いた本田△さんはまさしくスターでした。たとえ若干の忖度が全員にあったのだとしても、ここで決められる選手は限られています。さすが「持ってる男」、役者が違いますね!
↓終始劣勢も、チーム中澤は決して諦めない!
↓試合終了間際には一時同点とする見せ場も!
↓一時同点からの本田△さんの勝ち越しゴールで決着する美しい物語!
↓坪井さんも流血するほどの奮闘、お疲れ様でした!
↓最後は場内を一周!出場のなかった内田さんも近くに来てくれました!
いやー、来る前は勝手な思い込みで「500人くらいは来るのかな?」とか失礼な想像をしていたのですが、そのポテンシャルは10倍、いやそれ以上あるかもしれない、なかなかのお祭りでした。今回はド平日でクリスマスという「誰が行くのかな?」みたいな設定でありながらこの大観衆・この盛り上がりなのですから、まだまだ伸びしろも大きそう。新鮮な体験をさせていただき、個人的にもいいクリスマスプレゼントとなりました。
終演後の挨拶で本田△さん本人は「長過ぎた」と反省の弁を述べており、実際問題お昼の13時にスタートして、表彰式が終わったのは夜の20時半というのは育成年代向けのイベントとしてはKS長いなと思いますが、まぁこれぐらいモリモリに楽しみが詰め込まれているからこその盛り上がりかなとも思います。会場選定やスポンサー筋などを見ると、トヨタさんもガッツリ支援されているようですので、いっそ元横綱・白鵬さんがやるやると言っている世界相撲グランドスラムあたりとも合流して、お台場広域に世界の子どもたちが集うスポーツフェスみたいなものに拡大していく未来があったりしないかなと期待したくなりました。そんな大きな未来までも想像できるくらい末永くつづいていただいて、また機会があれば楽しませていただければと思います。レジェンドの皆さんも身体を大事に、また集ってもらえればと思います!
↓本田△さん、大会運営お疲れさまでした!
最後の演説で深イイ話してたんですけど、子どもたちが帰っちゃってたのが惜しかったですね!
最初に1時間くらい演説してから試合、とかもアリだと思います!
唐突に「TAKE ACTION!『+1 FOOTBALL MATCH』」って単語を思い出しました!














