2022年08月25日08:00
パラリンピックから1年をお祝いしました!
本日は夏休みのお出掛けの記録です。行ってまいりました、東京パラリンピック1周年記念イベントへ。本当なら丸一日をかけてじっくりと楽しむ想定だったのですが、1部・2部制のイベントのうち第1部しかチケットを確保できず、無念の半日お出掛けとなりました。
どうやら2部のほうは「車いすバスケ男子」との再会を目論む人たちと、ゲスト参加する「新しい地図」に会いたい人たちと、ミラソメ推しの人たちとが互いに譲らぬチケット争奪戦を演じていた模様。僕もスマップ人脈などがあれば同行で入場できたのかもしれませんが、ちょっと押し負けたなという感触です。
しかし、その無念もまた嬉しからずや。チケットが熾烈な争奪戦となるほど、パラリンピック1周年の日に人々が集うのです。僕がなかに入れていればベストでしたが、閑散としているよりは遥かにベターです。あの日、頑張った人たちに、とりわけ日本を熱く盛り上げてくれた車いすバスケの選手たちに、有観客で盛り上がる有明アリーナを見せてあげられるのですから。それが何よりの1周年祝いだろうと思います。
イベントそのものは公式の配信などでご覧いただくとして、配信されていない部分などを記録していきたいと思います。僕は第1部のみ参加ということで、11時のイベント本編を見据えて現地に向かいます(※朝に自信ナシ)。開場は9時だと聞いていたので、まぁもうみんな場内で待機だろうと思っておりました。しかし、現地に到着すると、川の向こうに見える有明アリーナの周辺には大行列が。
「おぉ…これぞ夢の有観客パラリンピック…」と感動がこみ上げてきましたが、行列を尻目にしばし場外スペースの展示ブースなどを見ても、一向に列が進む気配がありません。僕がひとしきり展示ブースを見回って列に並んだのが11時の少し前。しかし、ギリギリになってもまだ列はつかえています。どうやら、「チケットのQRコード」とは別に「来場者登録のQRコード」を出すようにというオペレーションが、来場者に十分に周知されていなかった模様。入場ゲートまで来てから「QRコード2個いるんですか!?」からのその場登録が行なわれていたようです。
どこのお役所かは知りませんが、ちょっとこのオペレーションはわかりづらかったかなと思いました。僕も前日になってイベントスケジュールをチェックなどしていたときにようやく気付いた話でしたし、そもそもチケット買ってる時点で(無料だけど)ひととおりの情報は伝わっていそうなもの。今はまだコロナ禍ということもあるのだろうとは思いますが、来年以降の2周年、3周年ではサクッといきたいものです。
↓やってきました、有明アリーナ!

↓場外でもさまざまなブースが出展。2025年世界陸上関連の告知も。

↓風呂敷、銭湯無料券などをいただきました。

↓入場列が長いことでテンションが上がる効能もある。

すでに時間ギリギリだったこともあって、入場後の散策は後回しとして真っ直ぐ自席に向かいます。しかし、驚きましたよね。着かなくて。僕もこの会場に来るのは完成お披露目のとき以来で、リアルなイベントごとで来るのは今回が初めてでした。なので「有明アリーナで自席を探す」というのが初めての作業だったのですが、ここは結構迷うタイプの施設だなと。
通路の壁や天井に「ゲート15番はコチラ」などと表示が出ていて、駅の通路のようにそれを追っかけながら自席に向かうのですが、あるときふとした瞬間にその案内が消えるのです。「1番から15番はコチラ…」「1番から15番はコチラ…」「1番から15番はコチラ…」と追いかけていくと、ふとした瞬間に「1番から14番はコチラ…」と目指していたゲートの表示が消えてしまう。ちょっとビックリしました。
あとからよくよく見たら、それまでは「1番から15番はコチラ…16番から25番はコチラ…」と書いていたものが、目指すポイントまで来た段階で「1番から14番はコチラ…16番から25番はコチラ…/15番はココで曲がれ」という書き方に変わり、数字だけを追いかけていた人を戸惑わせるようになっていたのです。そして、その案内がまさにドンズバのところに設置されているので、看板を見ている視界には「目指す場所」が入って来ないような作りになっていました。
具体的に言うと、「15番は次の横道やで」という案内ではなく「15番は君の真横や」というタイミングでの案内となっており、タイミングが悪いカーナビみたいな状態に。この手の建物は結構いろいろさまよっているつもりですが、これだけ迷ったのはさいたまスーパーアリーナ以来かもしれません。あとで動画に入れておきますが、もっと迷わされる難問もあったので、今後訪問される方は十分にご留意いただければと思います。ギリギリの入場はお控えください!
↓ポスターはすごくキレイでした!

しばしの迷子ののち、何とか着席。とうきょう総文2022合唱合同チームによる手話を交えた合唱の披露や、開幕のコールなどを経て、第1部のメインである車いすバスケ女子日本代表とスペイン代表との試合が始まりました。試合としてはスペイン代表の地力が上回っており、スピード、シュートの確率、守備の体制、ゲーム運びなど総合的に及ばなかったなというところ。まぁ、日本はこれから飛躍していこうというチームですので、「今は」致し方ないかなという感触です。
ただ、印象という面ではとても素晴らしかった。この1周年イベントが実現したことへの感謝、コロナ禍のなかでスペイン代表が来てくれたことへの感謝、有観客で行なわれることへの感謝、前向きで明るい気持ちが日本チーム全体からあふれ出ています。とりわけ印象的だったのがキャプテンの北田千尋さん。持ち点4.5(※障がいが軽いの意)ということで試合中にも見事なシュートを決めたり、攻守に動き回ったりして活躍が目立っていたのですが、一番心に残ったのはハーフタイムでの一幕でした。
ハーフタイムにはバスケ界隈恒例のショーがあり、そこではLittle Glee Monsterさんが「ECHO」を3人編成の新バージョンで披露したりしていました。選手たちはショーのあとでウォームアップに入り、ドリブルからのシュート練習などをしているような状況。それと並行するように場内DJはスタンドで観衆の声を拾っており、来場していた小学生くらいの女の子と会話をしていました。そこで場内DJは「選手たちに応援メッセージを贈ってみよう」「きっと手を挙げてくれると思うんだよね」と振ったわけです。
ちょっとドキッとしたんですね。複合的な要因なのですが、まずこの会場、音がかなり響きます。チューニングの問題かなとも思うのですが、反響がかなり強く、僕のいた上層階では天井の跳ね返りなのか音が二重で聴こえるくらいに反響しており、知っている歌の歌詞も聞き取れないほどでした。今後、運営側の慣れによって落ち着いてはいくでしょうが、まぁ有り体に言えば「全体的にアナウンスが何を言っているのかよくわからない」環境でした。そうした聞き取りづらさと、選手はもう練習に気持ちが入っているんじゃないのかという懸念とで、振ったはいいが結果が怖いぞと思ったわけです。
ところがところが、女の子が控え目な感じで「頑張ってください」と呼び掛けると、車いすをかっ飛ばしてその子のほうに走りながら、北田さんが両手をバンザイのように高く上げて「ハーーーーイ!!」とレスポンスしてくれたのです。それはプロ選手がするような「はい、ありがとうございます」という感じのものではなく、近所のお姉さんのような、元気な先生のような、友だちのような、「ありがとぉぉぉ!!がんばるよっ!!」という声でした。その声は会場の反響を活かして、3階席まで届いてきました。さすがのビッグボイスです。
そして、ほかの選手たちも今の今までリングにボールを投げていたのに、手を振り声を挙げて応援に応えているわけです。何が起きたわけではないただの掛け合いなのですが、そこまで目と心を配って、感謝や前向きな気持ちを返そうとしてくれているんだな、自分自身でもこの有観客の舞台を楽しんでくれているんだなと思うと、嬉しいなと思いました。「初心に帰る」じゃないですが、応援したりされたりすることの原点を見るような気持ちになりました。
それは1年前に、夢見ていた舞台が無観客となったからこそ、一層際立つ気持ちなのかなとも思います。当時はボランティアの方たちが代表して届けてくれていた応援が、ようやく今は観衆がそれを届けることができるようになった。その当たり前の素晴らしさ、当たり前であることのありがたみ、そういうものをしみじみと噛み締めるような機会になりました。
試合は進んで第4クォーター、すでに勝負の大勢は決していましたが、終盤にかけて日本代表は連続得点で追い上げ、一時は20点近くあった点差を11点差まで詰めてくる奮闘を見せました。貴重な機会を大切にして、最後までしっかり戦い抜く姿、それはカテゴリーによらず素晴らしいものだなと思いました。東京パラリンピックでは男子が華々し過ぎて女子にはそこまでスポットライトが当たりませんでしたが、まだまだ強くなるチームだなと思いました。誰かの支えをちゃんと自分のチカラに変えられる、そういう雰囲気のチームだなと思いました。
応募時点では「第2部を当てたい」がメインの気持ちではあったものの、いい試合を見られてこれもまたヨシだなと思いました。事情もあって男子のほうは国際試合ではなく紅白戦となっていましたし、Little Glee Monsterさんの生「ECHO」や生「世界はあなたに笑いかけている」を聴けたのは第1部だけのお得でしたし、アリだったなと。パラリンピックだけでなく、ラグビーワールドカップも甦ってきてイイじゃないと。うむ、いいものを見られたので、第2部は配信でヨシとしましょう…!
↓公式の配信はコチラ。
↓公式の配信はコチラ。
インターネットライブ配信の視聴はこちら💻https://t.co/XlkRDkwUsL
— 東京2020パラリンピック周年記念事業 (@para_anniv) August 23, 2022
↓イベントの最後に記念撮影タイムが設けられたので記念に撮りました!

スマホなので豆粒ですが、ミラソメもいますね!
ありがとう、お疲れ様、また来年会いましょう!
その後は、場内の展示ブースなどを巡って「何か配っているモノはあるかね?」の見回りを展開。パラ水泳・木村敬一さんのクリアファイルや、北海道・札幌五輪招致活動を告知するボールペンやうちわ、ミライトワ・ソメイティのステッカー、東京2020ネックストラップなどをいただきました。記念にもなり、収穫も多いお出掛けで大変満足しました。
この先も2周年、3周年と毎年「周年」がやって来ますが、できるだけ長く、こうした集いがつづいていくといいなと思います。1年に一度、新鮮な気持ちに戻り、どれぐらい前進してきたのかを確認するような機会があってもいいと思いますので。何なら会場巡りをしてもいいかなと思いました。来年はアクアティクスセンターと、有明体操競技場で開催。再来年は海の森水上競技場とカヌー・スラロームセンターで開催、とか。全部の会場に行ったことあるって人は、ほとんどいないと思いますし。
そんな楽しみを先に置いて、また1年を過ごしていきたいと思います。
元気であればそのときにまたご一緒しましょう!
↓今回は行けなかった人も、現地の雰囲気をお楽しみください!
お役所のイベントは安くてお得なので、オススメですよ!
来年もチケット争奪戦となりますように!
来年も何かがありますように!
このイベントを実現してくれた方々、参加してくれたみなさんに感謝です!