はじめに
昨年の9月、元Nervana SystemsのCEO、元MosaicMLのCEOである Raveen Rao さんが新しい会社を立ち上げたことは下記のブログに残しました。
この時は、まだ、会社名は分からなかったのですが、その後、
- Unconvetional AI
という会社だということが分かりましたので、記録に残します。
Unconvetional AI
にアクセスすると、特に何もありません。
既に、$475M ととんでもない資金調達をして、活動をしているようです。
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また、先日、下記のような動画が公開されました
Grok 4.1 Beta -san による、上記の動画のまとめ
動画内容のまとめ
この動画は、Lightspeed Venture PartnersのパートナーであるGuru Chahalがホストを務めるポッドキャスト「The Investment Memo」のエピソードで、Unconventional AIの創業者Naveen Raoをゲストに迎え、AIの最大の課題であるコンピュート(計算)のエネルギー問題を解決するための4億7500万ドルの投資について議論しています。タイトルは「The $475M Bet to Fix AI's Biggest Compute Problem | Naveen Rao, Unconventional AI」です。全体は約43分の対話形式で、Naveenの経歴、AIのエネルギー危機、Unconventional AIの革新的アプローチ、投資の背景、将来の展望を中心に展開します。
主なポイント
Naveen Raoの背景と経験:
AIのエネルギー危機とコンピューティングのシフト:
- AI(特にディープニューラルネットワーク)がグローバルワークロードの80%以上を占める時代が来ており、これは歴史的に前例がない変化。
- 電力生成の限界(データセンターの電力不足)が最大の制約。現在のデジタルコンピュータはAIの非数値的な性質に非効率で、NVIDIA B200のようなハードウェアは生物学的効率(脳レベル)から9-10桁離れている。
- 過去のコンピューティングは多様なタスクに対応していたが、今はAIが支配的。エネルギー壁がAIの進化を阻害する可能性を指摘。
Unconventional AIのアプローチ:
投資と将来の焦点:
- 投資メモを基に初期の確信、リスク、成長を振り返る。5億ドル規模の投資は、実験の時間圧縮を可能にし、OpenAIのGPU支出に匹敵。
- 次の10-12ヶ月:シミュレーションとプロトタイプ構築を繰り返し、失敗から学ぶ。
- 市場機会:AI需要の急拡大で、ロボティクスなどの新分野を開拓。投資額は市場予測が保守的であることを考慮。
結論と個人的考察:
- AIのエネルギー問題を解決し、次のインテリジェンス基盤を構築するための現実的な視点を提供。
- Naveenの個人的な興味として、レーシング趣味(ラマレース参加など)が紹介され、人生のバランスを強調。
全体として、AIの計算効率を脳レベルに近づけるための革新的な取り組みが、技術的リスクを伴いつつ、巨大な機会を生むと強調されています。議論は専門的ですが、投資の文脈でわかりやすくまとめられており、AIの未来を考える上で示唆に富んでいます。
おわりに
Nervana Systems
- 2014.02 : 創業
- 2016.08 : Intel 買収 ($2000M)
MosaicM
- 2020.12 : 創業 ($37M@2021.10)
- 2023.06 : DataBricks 買収 ($1300M)
2年半で買収されているので、今回もそれを狙っているのかも?
それにしても、既に $475M なので、10倍で、$5B、20倍で、$10B なので、ハードウェア開発で実現できますかね。。
目標は1000倍の効率向上。新しいデバイスを作成せず、既存の回路とダイナミクスを組み合わせ、製造スケーラビリティを確保。
とあるので、新しいデバイスは、作らないんだ。これなら、2年半、いけそうかな。。。
Unconventional AI を見守りましょう!