〜前編からの続きです〜
今回のワークショップも3コース設置されました。前回の反響を受けてか、今回は各コースごとに教室を分割するという親切仕様。さらに密なレクチャーが約束されていました。
そして、今回のコースは以下のとおり。前半後半それぞれ90分ずつでした。
- VTbuerで始めるゲーム実況配信の基礎/バーチャルキャストとVRMで広がるVTuberの世界
- 始めよう! VRoid Studio(初心者向け)/VRoid Studioステップアップのコツ(中級者向け)
- 仕組みを学ぼう! はじめてのLive2D(初心者〜中級者向け)/素材を使って学ぶLive2Dの基礎(中級者向け)
僕は今回「配信環境のノウハウが知りてえ」という漠然とした方向性があったので、1番目のコースを選択した次第です。
というわけで、以下から各ワークショップのレポートになります。他言無用の内容も多いので全貌は伝えられないのですが、会場の熱気だけでも伝われば幸いです。
- 3. ワークショップその1・VTbuerで始めるゲーム実況配信の基礎(by しゃけくま氏)
- 4. ワークショップその2・バーチャルキャストとVRMで広がるVTuberの世界(助田徹臣氏)
- 5. アフターイベント
- 6. おわりに
3. ワークショップその1・VTbuerで始めるゲーム実況配信の基礎(by しゃけくま氏)
ワークショップ前半戦は、しゃけくま氏による「VTuberのゲーム実況配信の基礎講座」でした。
講師のしゃけくま氏は、ニコ生などでゲーム実況配信者として名を馳せ、メーカー公認配信も行った、この道のプロ。現在は、ゲーマーな見習い天使系VTuber・天羽よつはのプロデュースを手がけており、彼女はデビューからおよそ1ヶ月でチャンネル登録者数5000人を記録している期待のルーキーです。
今回は、3DモデルをUnity上で動作させるという前提で、鉄板ツール「Open Broadcaster Software」を用いた配信ノウハウをレクチャー。
解説資料も用意されるなど段取りがかなり上手で、「調べればわかること」とはいえ情報そのものは混線していそうなノウハウが、体系立ててまとめられた講義でした。また、配信方法だけでなく、必要なマシンスペックや、足りない場合の「コツ」なども伝授いただきました。
講義そのものは比較的短めでしたが、その後の質疑応答が長く、濃かった。すでにゲーム実況配信を行っている方が聴講されていて、「おすすめのマイクは?」「キーボードのタイプ音はどうする?」「注目されるゲーム実況の方向性は?」「いま配信するとしたらどういうゲームがおすすめ?」「Unity以外ならどのソフトウエアがいい?」……などなど、挙げていったらキリのない質問の数々。これにしゃけくま氏も適宜ベターな回答を寄せていて、さながら現場のノウハウのやりとりのようで熱かったです。
ちなみに、個人的に一番興味深かった話は、3Dモデル+Unity+Viveでゲーム配信を行うなら、頭部にTrackerをセットする方法が一番負担が少なく、手元が見えるなどメリットだらけというもの。先日ついに1つ仕入れたTrackerの活用がまた一つ増えたました。
「現場に立つ人のノウハウを吸収するべき」と、改めて認識した前半戦となりました。
4. ワークショップその2・バーチャルキャストとVRMで広がるVTuberの世界(助田徹臣氏)
ワークショップ後半戦は、先日立ち上がったばかりの株式会社バーチャルキャストの助田徹臣氏による、バーチャルキャストの紹介講座。
座学ではなく、会場に設置されていた、Vive Pro採用のバーチャルキャスト体験コーナーを用いて、選抜参加者に体験してもらいながら解説と質疑応答を行うという方式を採用。
なんと、インフィニットループの看板娘・あねえるたんがバーチャルキャスト内にインストラクターとして参戦し、とてもアクティブなデモンストレーションが展開されました。
参加者「(あねえるたん)すごい動きますけど、トラッキングどうなってるんです?」
助田氏「あねえるたーん、いまTracker何個つけてるんだっけー!(Vive内マイクに向けて)」
あねえるたん「10こー!!」
会場全体「ざわ・・・ざわ・・・」
というやりとりがあったのですが、あねえるたんマジで動きまくってた。Trackerフルトラやべえ。
キャイキャイと動き回りながらテキパキと被験者をVRの沼へ沈めていく、バーチャルインストラクター。その光景を80インチモニターで見ながら、助田氏の軽妙な解説を聞く。そしてバーチャル美少女と化し、揺れるあねえるたんのお胸におののく参加者。
「これが2018年の技術デモだ…!」という衝撃が全身に伝わっていきました。
と、見てるだけでバーチャルキャストの魅力が伝わるデモでした。実際どんなもんかなーとは思ってたのですが、想像以上に空間内でできることが多く、凸待ち機能も相まって、「コミュニケーションに特化させた」作りになっているのが印象的です。
現状のVTuberが圧倒的に生配信へ傾倒しているのを鑑みれば、よりインタラクティブな方向へ進めるバーチャルキャストは、環境さえあれば非常に魅力的なプラットフォームだと感じます。そして、「VR Ready環境が必要」というハードルも、間もなく「カスタムキャスト」の投入によって解消されます。
ちなみに、配信モードにしなければOBSで録画も可能らしく、これを利用してPV的な動画を取ることもできるのだとか。*1
と、バーチャルキャストのデモだけでも濃密でしたが、これと同等かそれ以上に、他言無用の業界情報が超濃密でした。というか業界が早すぎてヤバイ。
まさにVR業界のフロントラインの一端を見たかのような、濃密な後半戦でした。
5. アフターイベント
こうして長丁場のワークショップが終了し、閉会までの1時間ほどはアフターイベントとなりました。
今回のアフター最大の目玉は、マグロナちゃん新刊販売ブース。なんとゲストのマグロナちゃんが、C94にて故ukyo_rst先生が販売した新刊『YODAYO!』を手渡し(?)販売するというコーナーです。
これがもうすさまじかった。ブース開設と同時に人がワラーっと雪崩れてきて、完全にコミケになった。会場入口すら塞ぎかねない勢いだったので、急遽誰かが声をかけて蛇腹に組み直す場面もあったし、完全にコミケ。コミケ9日目。
ちなみに、新刊を買ったあとは30秒だけおしゃべりする権利が与えられるという、まるで握手会か?という対応。でも生マグロナちゃんとのサシなおしゃべり、マジ緊張した。「アッ、アッ、由持コラボ配信マジよかったッス!!」とか言ってた気がするよ。
バ美肉の大先輩、マグロナちゃんさんにバーチャルツーショットチェキしていただきました #vtuberjustdoit pic.twitter.com/YYtILKzVy8
— パルボナちゃん🔮 (@parubona) August 18, 2018
同行してたパルボナちゃんはご覧の通りツーショット。バーチャルはリアル。
今回のワークショップ、マグロナちゃん即売会がマグロナちゃん囲みトークライブシフトしたのが激アツでしたね #vtuberjustdoit pic.twitter.com/8OLqutP5BK
— 浅田カズラ✑バーチャルはてなブロガー (@asada_kadura_vb) August 18, 2018
終了後はご覧の通り囲みトークショーとなっていました。これが2018年だ。
他にも、エモモさんの体験コーナーで実機を触らせてもらったり、他の参加者の方と「いつ受肉する?私は間もなくだ」みたいな話をしたりと、アフターもしっかり満喫できました。心残りは「つんつんVR」の体験忘れてしまったことくらいですかね!
6. おわりに
前回に匹敵、いやボリュームならそれ以上ともいえるワークショップでした。
特に業界の方や現場で動いている人から、直接あれこれ話をうかがえるのは刺激的です。実際、参加したワークショップでは「仕事できた」という方も少なくなく、こうしたワークショップの立ち位置も理解できたり。
ですが、そういったビジネス目的でなくても問題ないでしょう。「VTuberに興味がある」、それだけで参加動機は十分です。みなさんも気軽にJUST DO ITしていきましょう!
ちなみに、うれしいことに第3回も開催決定とのこと!開催日は9/29(土)予定です!
広田さん「……次のゲストなんですけど、誰がいいですか!?」
ぼく「おじさん縛りですか!?」
広田さん「そんなことないよ!!」
■第1回ワークショップの参加レポートはこちら
*1:そういえば先日、融資による因幡はねるの3Dモデルが公開されていたのですが、投稿者作成のイメージ動画がバーチャルキャストじゃね?って感じでした。「因幡はねる」 / かんにゃん さんの作品 - ニコニ立体