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ウサオジという男と、ミスター意地悪な継母

新卒で入った会社にはその年の新卒入社の社員が始業前に掃除をするという面倒臭い習慣があったのですけれども、これの一番面倒臭かったところを今日はお話いたしましょう。

それで何が面倒臭いかと言ったら、同期でございます。

本当にもうこの同期が、同期が面倒臭いのですよ、同期が!

今思い出しても非常にイラっとするくらいには、面倒臭かった。

面倒のオイニーがむんむん。

オイニー同期。

と言いますのも、なぜか私の掃除の出来にだけ意地悪な継母よろしく執拗にケチをつけてくる面倒臭い同期がいたのですよ。

「ここが拭けていない」、「こっちも拭けていない」、「そこに埃がたまっている」とごちゃごちゃうるさい。

埃が溜まっているということは、他の同期は誰も掃除していないでしょうが。

そんなとこ、大掃除のときにでも掃除しておけばよろしい。

もしかしてこいつ、シンデレラに出演してた人か?

ともあれ、挙句の果てには、「お前、固定電話の受話器も拭け」と私にだけ言い初めまして、これにはさすがにこいつは阿呆ではなかろうかと思った次第でございます。

机を拭いた雑巾で受話器を拭けと?

逆に汚いのではなかろうか。

ともあれ、その後もネチネチ言ってくるのは相変わらずで、そいつは出勤が早いので掃除する時間にはもう席についているのですけれども、私が掃除したところを見つけてはいちいちケチをつけてくる。

曰く、「ここが拭けていない」、「埃が残っている」、「あとここも」などなど。

一度なんて、机のふちを指でしゅっと払って指についた埃を指摘する、あのフィクションでしか見たことないようなあれすらやってきましたからねえ。

というわけですので、いよいよ私も頭に来たので「そんなに気にくわないなら自分でやれ」と言ってやりまして、そいつの席だけそいつ自身で拭くところとなった次第でございます。

無償のサービスにケチをつけるな。

あるだけでありがたいと思え。

その後も小言ばっかりで面倒臭いのは相変わらずでしたけれども、とりあえず無視して凌いだのは今となってはもう随分と昔のことでございます。

多分これ、ジェイソン・ステイサムだったらショットガンを突きつけるどころか2,3発ぶっ放してましたよ。

実に鬱陶しい同期でございました。

ちなみに、記事中では「意地悪な継母」と形容しましたけれども、こいつは男でございます。

というわけですので、ミスター意地悪な継母と呼んでおきましょう。

おしまい。




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