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ウサオジという男、『悪魔祓い株式会社』を観る

『悪魔祓い株式会社』を観てまいりました。

悪魔祓いを専門としている会社の連中が、悪魔崇拝のカルト集団と戦う話でございます。

一人の精神科医が、妹の精神がいかれてしまったのだがどうやら精神病ではなく悪魔に取りつかれているかもしれないということで、その会社を訪れるのでございます。

さてそれで、悪魔祓いを行うメンバーは、エクソシスト(物理)とエクソシスト(通常)とカメラ係の3人でございます。

無論、マ・ドンソクが演じる悪魔祓い株式会社社長のバウはエクソシスト(物理)でございます。

案の定、拳で除霊していました。

基本的には悪魔崇拝のカルト教団の連中を拳でぶちのめしているのですけれども、殴った瞬間に悪魔が取り除かれるようなエフェクトが出るので、凝っているなと思いましたねえ。

そしてラストでは、遂には悪魔の本体をも拳でぶちのめしていましたよ。

エクソシスト(通常)によって除霊されたまでは良いものの、取りついていた人間を道連れにして一緒に地獄へ落ちようとしていたところを、鉄拳制裁していましたねえ。

バウの方がむしろ悪魔よりも悪魔ではないか、これは?

さすがに素手はちょっと度が過ぎている。

というわけでして、観る前はさすがにマ・ドンソクと言えど物理的な存在ではない悪魔に拳を叩き込むのは無理かと思っていたのですけれども、しかしマ・ドンソクはやり遂げてしまいました。

さすがとしか言いようがない。

さて、悪魔祓いをテーマにした映画ということで、なかなかダークな世界観になっておりましたけれども、マ・ドンソクのアクションとおちゃめなユーモアが良いアクセントになっていました。

『犯罪都市』シリーズでもマ・ドンソク演じる男がドアを開けようとして力づくで頑張った結果無事に「開く」シーンがちょくちょくあったのですけれども、今作でもドアを「開けて」いましたねえ。

押しボタン式のドアの開け方が分からずぶん殴って「開けた」と思った瞬間、ボタンを見つけるというコントのような展開。

割とスリリングなシーンにも関わらず劇場でもところどころで笑いが起こっていましたよ。

私は今までマ・ドンソクの映画は『犯罪都市』シリーズしか観たことがないのですけれども、もしかしてこの男のアクション映画はいつもドアのネタが入っていたりしますか?

あとは、儀式を執り行っているカルト信者のところへ出向いたときに、不気味な容貌のカルト信者を見て真顔で「韓国の人ですか?」と頓珍漢な質問をするところも笑えました。

そのタイミングでそれを聞くのか!?

あまりにも唐突に意味不明な質問を真顔でするところも劇場で笑いが起きていましたねえ。

さて、話は変わりますがここまで一切触れてこなかったカメラ係なのですけれども、こいつ必要ですか?

一体どういう役回りなのか分からんかったですねえ。

なんかカメラについている証明用ライトで壁とかを照らすと悪魔の文字が見えるという具合で、ちょいとした小道具を使う役でしたけれども、あんまり存在感がなかった。

彼については記憶に残ったシーンが特にありませんねえ。

あるとすれば、給料が安いと社長に嘆くもうまいこと丸め込まれているシーンくらいですか。

最後に、この作品については、どうもシリーズ化するような展開でしたのでそれも気になるところでございます。

オープニングのシーンでは悪魔の名前がいくつか挙げられておりましたし、作中で除霊された悪魔以外もいろいろいるようでございました。

作中の話だと、バウの少年時代の親友がどうもかなりやばい悪魔に取りつかれてしまったらしいという話がちょいとできておりましたが、その親友については本作では登場していませんでしたので、多分続編以降で出るのでしょう。

エンディングシーンでもカルト集団の集会にバウが殴り込んでいくところで終わっておりましたので、いよいよ続編ではカルト集団の本丸に物理系エクソシストが突撃して面白くなってくるのかもしれません。

あるいは、最終章くらいではもはや自ら地獄に赴いて悪魔どもに鉄拳制裁を喰らわしていたとしても不思議ではあるまい。

とにかく、続編が楽しみですねえ。

というわけでして、続きが楽しみな異色のホラーアクション映画でございました。

おしまい。




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