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ウサオジという男、『KILL 超覚醒』を観る

『KILL 超覚醒』というインドのアクション映画を観てまいりました。

いやあ、今まで観てきたインド映画とは違い一見するとちょいとインド映画っぽくないような映画でしたよ。

ともあれ、主なお話は列車強盗に出くわした主人公が強盗と死闘を繰り広げるって感じでございます。

まず物凄かったのは主題の強盗のシーンが始まるのが異常に早い。

映画始まって15分くらいでさっさと始まりましたよ。

主人公とその友人と恋人が登場して列車に乗り、強盗も列車に乗り、さあ事件発生、ってな具合でテンポよく始まる。

驚異的なテンポで始まってそのまま一気にエンディングまで突っ走る。

これの凄いところは、エンドロールが始まる5分前くらいまでずっと主人公と強盗が殺し合いをしているっていうことでございます。

とにかくアクションシーンがずっと続く。

休む暇もないほどに延々と戦っている。

インド映画特有のダンスシーンも無し。

インド映画と言えば、ダンスシーンのような娯楽要素がいろいろと散りばめられているのが特徴ですけれども、この映画に限ってはそういうのは一切無し。

とにかく迫真のアクションシーンだけが怒濤の勢いで迫ってくる。

しかも、インド映画だと主人公がすこぶる強くて敵を次から次へとなぎ倒していく印象があったのですけれども、本作に限っては主人公は強いもののそこまで一方的に強いというほどでもなく、結構強盗にやられるんですよねえ。

とりわけ、中盤の超覚醒シーン前までは結構ボロクソにやられていたりしましたし、超覚醒後もそれなりにやられていました。

さらに言えば、インド映画でありがちな敵が景気よく吹っ飛んでいくような描写もありませんでしたから、その点がちょいと異様に思ったりもしました。

私にとってインドのアクション映画と言えば、主人公がぶん殴ったらずしんとした重低音が響き敵が数メートルは吹っ飛んでいくのが定番みたいな感じでしたから、そういった派手な分かりやすい要素がないのはちょいと驚きでしたねえ。

と、そんな具合ですから、観ていてなんとなくインド映画っぽくないなあと思った次第でございます。

しかしながら、一見してインド映画らしさが無いように見えて実は、列車強盗というテーマ自体がインド映画らしさの部分であったということに、パンフレットを呼んで知りまし。

どうもインドでは、特に貧しい地域を中心に列車強盗事件が発生することがあるらしく、そういった強盗をテーマにした映画がよく作られているそうなのでございますよ。

しかも衝撃的なのが、この映画の監督が過去に乗り合わせた列車が列車強盗に遭遇したことがあるということで、それがひとつのきっかけとなって制作されたそうでして、なんとも面白い出自の映画だと思いました。

というわけでして、一見するとインド映画らしくないものの、その実はテーマそれ自体がインド映画らしさを体現しているという、一癖ある映画でございました。

ところで、アクションシーン自体はよくあるインド映画のような過剰な演出は無かったものの、それがかえって逆に真に迫るアクションになっていて画面にくぎ付けにされるような感覚があり面白かったです。

とにかくアクションの密度の高い映画なんですよねえ。最初から最後までひたすらに戦い続ける映画。

そしてその一つ一つの戦いが全部血なまぐさい。

スクリーンから血のオイニーが漂ってくるくらい血なまぐさい映画でございました。

そういえば『K.G.F』シリーズも血なまぐささで言えば似たような感じだったのですけれども、しかしそっちの方はインド映画らしい濃い味付けの演出がありましたから、その点で本作は一味違いますねえ。

本作はそういった過剰な演出をせずにいかに血なまぐさい格闘シーンを描けるかといったことを追及しているような様子がありました。

というわけでして、インド映画らしさとらしくなさの同居する激しく血なまぐさい迫真のアクション映画でございました。

おしまい。




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