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ウサオジという男、今度は生成AIで『バガヴァッド・ギーター』を翻訳する

この前は生成AIを使って無謀にも『マハーバーラタ』の翻訳に挑んでみたというお話をいたしましたわけですけれども、そもそもこの翻訳が合っているのか確認しようがないという問題にぶち当たりました。

ja.wikipedia.org

なので、正解が確認できる、つまり翻訳済みの文章が分かるもので試してみようと思いまして、『バガヴァッド・ギーター』で再度取り組むことにいたしました。

ja.wikipedia.org

この『バガヴァッド・ギーター』と言いいますのは、『マハーバーラタ』において戦士アルジュナの御者にして神の化身でもあるクリシュナがアルジュナの迷いを断ち切るために真の姿を現し教えを授けた場面の抜粋のことを指すのですけれども、これなら翻訳文を持っているのでどんと来いでございます。

  • 岩波書店

というわけでして、早速生成AIと共に『バガヴァッド・ギーター』の翻訳に取り組んでみました。

まず最初に生成AIに送ったプロンプトはこんな感じでございます。

今からサンスクリット語の文章を送りますので、それに対してIASTの規則に基づいた翻字を行い、日本語に翻訳してください。
原文、IAST翻字、日本語の順で表示してください。

以前のマハーバーラタの翻訳でプロンプトは洗練されてきましたから、その点に迷いはありません。

とは言え、次に翻訳をお願いするとしたらプロンプトはこのようにしようと思っておりますよ。

今からサンスクリット語の文章を送りますので、それに対してIASTの規則に基づいた翻字を行い、日本語に翻訳してください。
詩節ごとに原文、IAST翻字、日本語の順で表示してください。

「詩節ごとに」というのが追加した部分ですねえ。

一度に5から10の詩節を読み込ませているのですが、最初はわざわざ「詩節ごとに」と記載せずとも上のプロンプトのままでも気を利かせて詩節ごとに翻訳してくれましたけれども、翻訳してもらっているうちに途中から複数の詩節をまとめて翻訳してくるようになりまして、それが若干読みにくかったので最初に詩節ごとに翻訳するよう指示しておくのがよろしいかと思う次第でございます。

と、そんな感じでどんどん翻訳させていたら、ChatGPTの無料版を使っていたのですけれども、遂には無料版の制限がかかるところまで来てしまいましたので、それまでに生成された文章を書籍の日本語訳と照合するフェーズに移ったのでして、そこで実に驚いたことが起きました。

内容がほとんど合っている。

まさかここまでとは。

無論、たまに間違っていたりしましたけれども、しかしそれでも想像以上の結果に驚きが隠せない。

生成された原文、IAST翻字、日本語訳を読んで、「読める、読めるぞ!」と言ったムスカ大佐の気持ちが分かったような気がします。

これは凄いものを見つけてしまいましたよ、実に凄い。

生成AIを活用することによって、インドへの理解を深めることができそうでございます。

ともあれ、今回の試みで大量のサンスクリット語の文献を大量にChatGPTに送っておりますので、向こうの会社の人がログを確認したら、「こいつ、一体どれだけインドに興味があるんだ!?」と驚くことでしょう。

まさか制限に引っかかるほどサンスクリット語を翻訳することになるとは、私も思っていませんでしたよ。

おしまい。




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