「指示はしっかり皆に通るように言わないと。」
はい。
「アップの仕方が悪い。」
あの、
「メニューちゃんと考えて。」
顧問。僕、書記ですよね?
メンバーとそれ以外の練習時間帯が別なのは全然いいんです。メンバーが前半で、それ以外が後半。素晴らしい。でも、毎回書記の僕を後半の責任者と置かれちゃあ、こっちも黙っていられません。嘘です。めちゃくちゃ黙っています。
だって、部長、怖いし。特に女子の方の部長マジで怖いし。ちょっと声かけただけで「は?」って言ってくるし。泣きそうになるし。
そんなわけで書記担当のはずの僕がなぜか責任者となって、毎日顧問に怒られています。雨の日も風の日も、文句を言わず(言えず)顧問に怒られている僕の姿は、まさに宮沢賢治が目指した「アメニモマケズ」です。メイウェザーのジャブくらいの速さで文句を言ってくる顧問のいるこのテニスコートこそ「注文の多い調理店」なんじゃないかって。そんなことどうでもよくて、とにかく言いたいのは、僕は書記だ!ということなんです。
書記って文字を書くだけでしょ、楽勝楽勝といった感じで最初の役職決めの時名乗りを上げたのは、間違いなく去年の僕です。あの愚かな僕をなるべく固いもので殴りたい。全員分の試合表の作成をさせられるのは聞いていませんでした。
いや、それでも責任者は管轄外でしょう。いくらなんでも役割が多すぎます。そして今日久しぶりに自分の業務内容を見てみると、去年まで「書記」という名前だった役職が「庶務」に変わっていたという。書ッ記ング。役職は去年からの引継ぎなので全然気づいていませんでした。
庶務って。便利過ぎません?どうりで僕の役割が最近多いわけです。気づかないうちに庶務ってました。とんでもなく新手の詐欺じゃないですか?これ。
残り12月も少なくなってきました。皆さんもどうか庶務庶務詐欺には気を付けて過ごしていきましょう。