【個人の見解】
親子で楽しめる・・・・・・☆☆☆☆☆
暴力・残酷描写がない・・・☆☆☆☆☆
性的・刺激的な描写がない・☆☆☆☆☆
娯楽性・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
満足度・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆
学習・教訓的要素・・・・・☆☆☆☆☆
総合・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆

dアニメストア『さよなら私のクラマー』冒頭紹介画像
今日は、『さよなら私のクラマー』(注)をご紹介いたします。現在、dアニメストアで視聴いただくことができますので、よろしければ是非とも一度ご視聴いただければとと思います。
(注)
クラマーとは、デットマール・クラマーのこと。ドイツのドルトムント出身のサッカー選手、サッカー指導者。クラマーは日本サッカー界初の外国人コーチであり、サッカー日本代表の基礎を作り日本サッカーリーグの創設にも尽力したことから「日本サッカーの父」と称された(ウィキペディアより)
↓最初に公式サイトのイメージPVをご覧ください。
あらすじとしては、女子高生サッカープレイヤー 恩田希が主人公のアニメです。彼女は、中学時代は、男子に混ざってサッカーをしてきました。
素質はあるのに男女の体格差を理由に試合に出してもらえない、理不尽さや悔しい思いを胸にいだきながら、悶々とした中学時代を過ごします。
この辺の話は映画版でとして見応えのある作品としてまとまっていますので、テレ版を見る前に映画版から入るのもありかと存じます。

dアニメストア 映画『さよなら私のクラマー ファーストタッチ』紹介画像より
高校からは蕨青南高校で、待望の女子サッカー部へ入部します。
入学した高校の女子サッカー部は万年地方大会止まりの弱小チーム。しかも監督はやる気なし。

dアニメストア『テレビアニメ さよなら私のクラマー』第5話紹介画像
そんな中、コーチには元日本代表の有名選手だった 能見奈緒子が加入し、他にも有望な選手も入学してきて、にわかにチーム通称『ワラビーズ』は浮上のきっかけをつかむように見えます。

dアニメストア『テレビアニメ さよなら私のクラマー』第1話紹介画像
監督をはじめ、登場人物には様々な「思い」や「挫折」などがあり、単純なスポ根ものではない面白さがあります。
監督が良く口にする言葉「日本女子サッカーに未来はあるのか?」その言葉の真意は私には分かりません。
監督なりの複雑な思いがあるのだと思います。でも、テレ版でも映画版でも、日本人のスポーツ競技に対する熱意が、熱しやすく冷めやすい。
そして魅力的な選手がいなくなり、見向きもされなくなった時に『日本の女子サッカーは終わってしまう』そういう危機意識が根底にあるように感じます。

dアニメストア『テレビアニメ さよなら私のクラマー』第03話紹介画像
このアニメは、原作者、新川直司氏が『四月は君の噓』の次に発表した作品になります。
四月は君の嘘では、大きな病を抱えて限られた時間軸の中で懸命に生きる少女と、彼女の周囲の人々を赤裸々に描いています。

dアニメストア『四月は君の嘘』冒頭紹介画像
この作品では、スポーツや物事に飽きっぽい日本人の性質に疑問を抱きながらも、男女の体格さ、もっと言うとその人が持っている後天的な差異は、情熱や思いで覆すことができる。そういうことを訴えているように思えます。

dアニメストア『テレビニメ さよなら私のクラマー』第09話紹介画像
前作の四月は君の嘘では、ヒロインの命の砂時計が落ちることを止めませんでしたが、この作品では、若い力強い生命力を持った若者たちの生の輝きを、さわやかに掘り起こしているように感じます。
「伝説巨人イデオン」や「葬送のフリーレン」におけるような日本アニメの死生観は、あまりにも人の心に深く刺さるものがあるので、明るく前向きな熱意を前面に打ち出す生きる希望に輝いた作品も大切ではないでしょうか。

dアニメストア『テレビアニメ さよなら私のクラマー』第12話紹介画像
見ていてドキドキ、ワクワクする素敵な作品です。アニメ化されることによって新川氏の作品はさらに多くの人々の心に響き渡る力を得ているように思えます。
これからも楽しみな作家さんだと思います。

dアニメストア『テレビニメ さよなら私のクラマー』第13話紹介画像
あと・・・全体を通して、サッカーは、肉体的な優位性(フィジカル)が物を言うスポーツで、女性には馴染まないような表現がたまに出てきます。

でも、相撲のような競技でも、小兵力士が活躍しているケースもありますし、戦術やチームワークで乗り切れるものがたくさんあると、私は信じたいと思っています。
作品のなかでも、そのことにヒロインが気が付く場面があるように思えます。

dアニメストア『テレビニメ さよなら私のクラマー』第11話紹介画像
正直、女性が主人公のアニメにの割に、華やいだ綺麗さやセクシーさとは無縁のアニメかもしれません。
でもそういうことよりも、もっと若い世代の人たちに、人と人の結びつきの根幹がどこになるのか!
性別を超えた大切なものを見る人に訴えているように思えます。
また、当然のことながら、登場人物のサッカーへの一途な思いと真剣に向き合う姿が、見るていてとても気持ちよく伝わってくることは勿論です。
あと、そういうシリアスな面以外に、肩に力が入らないで見てられる、安心感や心地よく笑える場面もたくさんあります。
そんな守備範囲が意外に広いアニメだと思います。
公式サイトも面白いので是非一度ご覧ください。
[キャスト] ※dアニメストア解説より
恩田 希:島袋美由利/越前佐和:若山詩音/周防すみれ:黒沢ともよ/曽志崎緑:悠木 碧/白鳥 綾:古城門志帆/田勢恵梨子:嶋村 侑/宮坂真琴:山田麻莉奈/菊池 類:前田玲奈/岸 歩:和氣あず未/小紫佐織:酒井美沙乃/御徒町紀子:春野 杏/加古川香梨奈:長谷川玲奈/能見奈緒子:甲斐田裕子/深津吾朗:諏訪部順一/梶 みずき:早見沙織/井藤春名:石川由依/佃 真央:小市眞琴/桐島千花:牧野由依/天馬 夕:小林愛香/安達太良アリス:きそひろこ/花房 圭:大森日雅/飛鳥永建:黒田崇矢
[スタッフ]
原作:新川直司「さよなら私のクラマー」(講談社KC刊)/監督:宅野誠起/シリーズ構成:高橋ナツコ/キャラクターデザイン:伊藤依織子/音楽:横山 克/サッカー演出:石井 輝/サッカー考証:大草芳樹/プロップデザイン:伊藤依織子、佐賀野桜子/美術監督:齋藤幸洋/美術設定:青木智由紀、イノセユキエ/色彩設計:野地弘納/CGディレクター:山崎嘉雅/画面設計:田村 仁/撮影監督:棚田耕平、後藤晴香/編集:吉武将人/音響監督:鶴岡陽太/音響効果:森川永子/アニメーションプロデューサー:柴 宏和/アニメーション制作:ライデンフィルム
[製作年]
2021年
©新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会
