今日は、『わすれなぐも』をご紹介いたします。
←応援よろしくお願いします一見すると子供向けのアニメのように見えますが、ストーリーの中身は、結構シュールで、あっと驚くエンディングありで、一見の価値ありと私は思っています。

dアニメストア『わすれなぐも』冒頭紹介画像より
平安時代のような時代設定の世界で、凄腕の陰陽師が退治したとされる大蜘蛛の妖怪。
妖怪は敗れ、逃げる際に裂かれた蜘蛛の腹から出てきた、幼女の姿をした半妖の子蜘蛛が取り残されます。
周囲の反対を押し切り、彼女を引き取った陰陽師ですが、やがて彼女(幼女の蜘蛛)が近隣の人々を捕食している姿を目撃します。

Producuctoin I.G 『わすれなぐも』作品紹介ページより
それ以降の顛末は不明ですが、時代は巡って現代。
神保町のような古書街のとある古書店で、店主の硯(すずり)が、その蜘蛛を封印したと言われる一冊の本を入手します。
滞納している家賃を取り立てに来た、ビルオーナーの娘、瑞紀(みずき)が、偶然、その本の封印を解いてしまいます。

dアニメストア『わすれなぐも』本編紹介画像
現れたのは、小さな着物を着た蜘蛛娘。寂しそうに母蜘蛛を求める姿に、硯はなんとか力を貸してあげようとします。(瑞紀から見るとその姿は何かにとりつかれたように見えます。)
登場人物は、この他に、硯の師匠筋の古書店の店主なども出てきて、クライマックスに向けて話は進んでいきます。
この作品は、ウィキペディアによりますと、若手アニメーター育成プロジェクトとして実施され、文化庁より委託を受けた団体(後述)が実施する、日本におけるアニメーター等の人材育成事業とのことです。
委託事業者は初年度から2013年度までは一般社団法人日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が、2014年度より一般社団法人日本動画協会が行っています。
プロジェクトには愛称が付けられており、開始してから現在に至るまで何回か変更され
2010年(開始初年)度:「PROJECT A」(プロジェクト・エー)
2011年度 - 2014年度:「アニメミライ」
2015年度 -2020年度 :「あにめたまご」 2020年度-2025年度 :「あにめのたね」
となっています。スケールが「未来」から「卵」、「種」とだんだん小さくなっていくような・・・
卵だと、一生懸命温めないとふ化しませんが、種だと撒きっぱなしで発芽しないイメージが気になりますね。
この事業の打ち切りも内定しているようで、若手の育成を業界や所管庁が真摯に考えているのか気になるところでもあります。
さて、この『わすれなぐも』、2011年の応募作品で、完成後はアニマックス等で放映されています。
育成の対象となるアニメーターは、事業の趣旨に則り、若手アニメーターに限られ、いくつかの要件が定められていたようです。
また、制作するアニメーションは、監督が創作の主体であるオリジナル作品に限られていました。
結構厳しい条件が付けられていたようです。
そのような中で、Producuctoin I.G の新進気鋭の監督が、若手のアニメーターとダッグを組みながら、挑戦したのが、この『わすれなぐも』なのです。
次の『逸話譚』をご覧いただくと、監督の海谷 敏久氏のインタビューが掲載れています。
1枚のイラストが物語の発端になったことや、作画監督の高橋 英樹氏、作画監督補佐の山田 勝哉氏の作画のクオリティ、考え方などが分かりとても興味深い内容になっています。
Production I.G|逸話譚 (production-ig.co.jp)

Producuctoin I.G 『わすれなぐも』作品紹介ページより
⇩この同人誌向けのイラストからすべてが始まります!

Producuctoin I.G 『わすれなぐも』作品紹介ページより

Producuctoin I.G 『わすれなぐも』作品紹介ページより
⇩作画監督の高橋氏の作監修正

Producuctoin I.G 『わすれなぐも』作品紹介ページより
⇩作画監督の高橋氏の作監修正

Producuctoin I.G 『わすれなぐも』作品紹介ページより
このキャラクターの魅力が作品の全体を通して、作品への好感度を引きあげているといっても過言ではないと思います。
この作品はわずか25分の作品で、ちゃんとオチまでたどり着くのか、見ていてドキドキしましたが、しっかり予期しない結末まで準備されていて。
個人的には25分の一本ものしては、作画のクオリティを中心に大いに楽しめるので、おススメできる作品だと思います。
Producuctoin I.Gは、同社が社名変更の前後に私が株式を購入した会社でもあります。百数十万円投資した金額は、株の急落とともに露と消えましたが、それでもくじけず応援している数少ない会社の1つです。
『ぼくの地球を守って』の後藤隆幸さんの作画は、私の日本アニメの作画を見る上で、私のメルクマールになっています。

dアニメストア『ぼくの地球を守って』第4話紹介画像

dアニメストア『ぼくの地球を守って』第2話紹介画像
アニメを楽しむ尺度は、声優さんやシナリオ、作画などの切り口もありますし、全体をざっくり見て、面白いかどうかで判断する人もいると思います。
私が別ブログ「紬とウィスキー」で書いているウィスキーも、究極的には美味しいか、美味しくないかで判断する人も多いと思います。
それは、おそらく個人的な感性によるものですが、半世紀以上アニメを見続け、40年以上ウィスキーを飲んで来た私の経験かるすると、「判断する尺度」や「受け止める感性」は、それなりに場数を踏んでいないと、表面的な物しかとらえられない気がするのです。
まあ、そうはいっても、そんなに肩ひじを張らずアニメもウィスキーも楽しめるのであれば、それでよいと思っています。
ただ、切り口が広がり、より多くのものを楽しめるようになると、個人的には楽しみが広がっていく気がします。
現在、この作品はdアニメストアで見ることができます。
このような挑戦的な作品を見ることができるのも、dアニメストアの魅力ではないかと思います。是非、この機会に会員になってみてはいかがでしょうか。
月々の料金は、ワンコイン程度ですから、気軽に見ていただけると思います。
新作アニメもかなりカバーしているのも使いが勝手が良いと思います。
