
2025年10月公開
監督:永田琴
脚本:向井康介
原作:西尾潤
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あらすじ:組織の末端であるタクヤとマモルは闇ビジネスで生計を立てていた。ある日、タクヤは兄貴分となる佐藤の動きに異変を感じ取って、この世界から抜け出そうと画策していた。やがて、佐藤の行動がタクヤの一歩先を行き、タクヤは凄惨な目に遭わされるのだが、果たして。
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かなり面白かったです。ぜひご覧ください。
完全にノーマークでした。若者が裏社会から抜け出そうとするよくあるお話なのだろうと舐めていました。
演技もすばらしい、脚本もすばらしい、私のほうでは悪い部分を見つけられなかったです。130分という上映時間が一瞬でした。クライマックスはちょっと泣きました。
彼らの無事を祈ってしまいました。だけど、無事は祈っちゃいけないんですよねえ。
何がすばらしいって、邦画の良いところばかりが集まっている感じです。説明セリフがなくて、演出や絵や演技で説明していますし、テンポがかなり良くて作品の流れが右肩上がりです。車を運転しながら迷い続ける綾野剛なんて最高じゃないですか。
某氏が生きているのはびっくりしました。でも、生きてて当然なんですよね。そうじゃないとアレが役に立たなくなりますからね。そういうところの説明の無さもええ感じでございますよ。
タクヤがマモルにアジの煮つけをふるまう場面がありまして、タクヤがとある素振りをみせるとマモルが怖がる仕草をするわけです。これも見事な場面だなと思いました。たったひとつの所作でマモルがどんな生活を送ってきたのかわかってしまうのですから。
アジとか白い服とかいろいろ小道具の使い方も最高じゃないですか。
あと、某氏が実はマッポだったのも、現実においても警察が闇バイト摘発のために潜入捜査に近いことをやっているとのことだったので、おおーっ、となりました。
新宿が怖くなりました。
ところで、ポスターの北村匠海がちょっと昔のmisonoに見えます。