
2025年1月公開
監督、脚本:入江悠
原作:垣根涼介
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あらすじ:1461年、応仁の乱間近の京都では飢饉と疫病によって82000人もの死者を出していた。幕府と力のある大名はさらに多くの税金を課して奴隷労働させることしか考えていない。そんな中で浪人の蓮田兵衛は自身の腕と才覚のみで混沌の世を生き延びていた。ある日、死んだも同然の少年才蔵を拾った兵衛は彼を1年間徹底的に鍛えていた。そこにはとある目的があった。大勢の浪人を集めていく兵衛の目指すところはどこなのか。
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原作未読です。
なんだろう、観たかったアクションなんです。大勢の人間がぶつかって暴れまわる絵は待っていたものなんです。泥臭い、とにかく役者が汚れている様子は見たかったものなんです。北村一輝が演じる名和という大名のゲロ吐き場面は映画史上屈指の汚さ(美しさ)です。だけど、なんか、足りないんだよなあ。いや、足りないんじゃなくて邪魔なのかな。
才蔵という人物はこの作品に必要だったのかなとも思います。蓮田兵衛がひたすら仲間集めに奔走する物語でも良かったんじゃないかなあと思います。
戦闘もカメラが揺れて見にくいというのもありますし、音声も安っぽく感じられます。
さて、大半がとにかく汚れていて、その中で名和やら足利義政やら芳王子が飛びぬけて美しくて際立っています。美醜の違いがもうすっごいことになっています。
クライマックスの戦闘はめちゃくちゃ大勢の人間たちがめちゃくちゃになっている様子が最高でした。こういう数を集めたものが見たかったんです。実際は少ない人数でやっているのかもしれないけれど作中のセリフでは「2万」というかなりの大勢が参加した絵は本当に良いものです。