
2024年12月公開
監督:スミス
脚本:北川亜矢子
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あらすじ:宮崎県で産婦人科医をしているゴローは過去に担当していた患者の影響でアイドルグループB小町のセンターであるアイを推し活していた。ある日、そのアイが双子を妊娠している状態で現れた。アイドル活動を続けるため極秘出産するのだが、出産と同時に彼はアイを知る不審者に出くわして死んでしまう。それから彼はアイの子として転生してアクアと名付けられた。過去に担当していた患者もいっしょに転生してルビィと名付けられた。母となったアイはその事実を隠し、記憶を持ったまま転生した双子もその事実を隠し、日々を過ごしていたが、ある日、病院に現れた不審者と同じ男がアイを殺害してしまう。だが、不審者の裏には黒幕がいた。ルビィは母のようなアイドルを目指し、アクアは復讐のために芸能界へ入るのだが、果たして。
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原作未読です。
アニメは全話見ました。アマプラの実写版も全話見ました。
原作最終回が炎上していることは存じております。
とはいえ、斎藤飛鳥。好きやで。
上映時間129分です。まずはドラマで描かれなかったゴローと患者の日常と亡くなる瞬間がありました。そのあとゴローの病院にアイがやってきてちょっと日常がありつつゴローと不審者が接触してゴローが崖下に落ちるところまでがありました。
アクアとルビーを育てるアイの姿があり、刺されて死亡です。ルビーが発熱して泣き止まないことに混乱して怒鳴ってしまうアイでした。それがアイの母と似た状況でもありました。これは映画オリジナルでしょうか。
そこから話は飛んでドラマ最終話の続きが始まったという形になっています。
アクアと五反田が15年の嘘というタイトルの映画を製作していく話に移っていきます。この映画によって真犯人をおびき出し、死ぬよりも苦しい立場にしてやろうというのがアクアの狙いでした。
結果的にどうなったのかというと、15年の嘘の初演舞台挨拶がありまして、劇場でボヤが発生して照明が落ちてアクアが女性に刺されてルビーが行方不明になって、アクアがどこかへ行くわけですな。真犯人のカミキと問答をした結果、ふたりは高いところから海に落ちて、それっきりです。ふたりの死体は発見されず、カミキに眠らされたルビーは起きて、アクアのいない世界が始まって映画終了です。
おいおい、ちょっと待てよ。
私はこの映画を観ながらだんだん不安になっていました。すべてお話を終わらせることができないのではないか、もしかして映画の続編があるのではないか、といった具合に考えるようになりました。
ルビーに託されたDVDの内容は明かされませんでしたし、すべての謎が回収されたわけではありません。本作はかなりドタバタとしながら終わった印象があります。
そして何より、アクアがカミキといっしょに落ちて死亡エンドというのが許せません。15年の嘘という映画を製作しながらアクアとルビーの関係が修復されてその他の関係も修復されてみんながなんだか幸せになっていきそうな感じだったのに、結局はアクアがいなくなるという終わり方です。
カミキがとんでもない凶悪な奴として描かれています。他人の幸せ(でしたっけ?)を食い散らかさないと生きていけないとかおっしゃる頭のおかしい悪党です。
そのカミキに最後の最後まで踊らされてアクアを失った状態で本作が終わったのですからカミキ勝利じゃないですか。周りを不幸にしたいというカミキの勝ちでしょう。こんなのありえないと思うのですが。
死んだというか落ちて消えたアクアのナレーションで「これからもルビーを推していく」と言っていましたけど、死んで消えているのにどうやってルビーを推していくんですかね。
もっと他に終わり方はなかったんですかね。カミキの悪事がすべて明るみに出て世間の誹謗中傷を受けるという流れは……無しだよなあ……。カミキという恐るべき悪党を打ちのめす終わり方が見たかったです。
いろいろ投げっ放しで駆け足になっていた本作ですが、ライブの場面は良かったです。映画館の大画面で観るライブ映像も良いものですなあ。生の臨場感には及ばないけれどなかなか良い体験でした。
それと、15年の嘘を撮影していく場面でアイを演じたルビーです。まるでアイのような一瞬がありました。アクアがハッとしていたんですけど、私も「齋藤飛鳥が……そこにおるやんけ……」となりました。
ステージ用衣装はダサいと思いますが、舞台挨拶で有馬と黒川が着ていた服は良かったです。ステージ用以外の衣装はどのキャラも総じてええ感じです。あれ? 有馬? 黒川? 温泉ですか?
というわけで、アニメのほうはどんな流れになるのでしょうか。結末は変えるのでしょうか。
完全無敵のアイドル! だぞ。