
2024年11月公開
監督:佐藤祐市
脚本:矢島弘一
原作:浅倉秋成
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あらすじ:人気エンタテインメント企業の新卒採用最終試験に6人が残った。試験はグループディスカッションとなり、6人全員が採用される可能性もあるため彼らは協力して試験の準備をしていた。しかし、人事部から試験内容の変更と採用人数は1人のみという知らせが来た。試験当日、6人は「自分たちのうち誰が採用されるにふさわしいか」という議題で話し合うこととなった。そんなとき彼らのいる部屋で封筒が見つかるのだが、その中身は彼らの1人の悪事が書かれたものだった。採用試験はあらぬ方向へ転がりはじめる。
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6人分の封筒があって、ひとつひとつに彼らの悪事が書かれていて開封されていくわけです。でも、最後の1人だけは内容が明かされませんでした。
最後の封筒が明かされないことこそ、この作品が目指していることであり、それを知りたいと思うのはクズということになります。だけど、私はクズでいいからその内容が知りたいなあ……ってなっちゃったわけですよ。それで、鑑賞後に検索してみたんですが、簡単に出てきちゃいましたね。
ということは、原作では開封されなかった最後の封筒の内容が明かされていたわけですよね。それってどうなの? 最後の内容を原作者がちゃんと設定していたということになりますが、むしろ設定せずにいっさい明かさないことこそこの作品が目指すべきところなのではないかと私は思うわけですが、明かしていた、設定していたとなりますと、原作はただの犯人捜しをするミステリーのエンタメ作品であり社会性など一切無いものになりますよね。
そこんとこどうなの???
原作を読まずに原作批判するのはたいへんよろしくないのですが、もしかしたら映画のほうが原作より良い結末なのではありませんかね。