
2024年7月日本公開
監督:マイケル・マン
脚本:トロイ・ケネディ・マーティン
原作:ブロック・イェーツ
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あらすじ:1957年、前年に愛する息子を病気で亡くしたエンツォ・フェラーリは戦前に関係を持っていた愛人や隠し子の存在を妻ラウラに知られた。さらに、会社は業績不振で買収の危機にもあった。イタリア全土1000マイルを疾走するカーレース:ミッレミリアに出場して再起を賭けたのだが、果たして。
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1957年のミッレミリアまでの数か月とミッレミリアの約21時間というたいへん短い期間が映画化されたということですね。
フェラーリというメーカーはこのあとがもっとたいへんなことになります。1961年から長い混乱と低迷が始まるようです。作中の危機はほんの序の口です。公開1か月前にフェラーリの歴史を軽く触っていたので、映画を観終わると「これだけ!?」というのが率直な感想です。本作で描かれる1957年のミッレミリアは最後の開催となり、以後まったく同じのものは復活しませんでしたがそのことには触れられませんでしたね。
本作はラウラが主人公のようなものでしょうか。ラウラを演じるペネロペ・クルスがかなり良い感じです。ペネロペ・クルスを舐めてました。息子の死をきっかけに精神的にやられてしまい、エンツォとの関係が最悪へ向かう様子は見ものです。
それ以外にあまり見どころがなくて、ミッレミリアのレースに緊迫感もないし、経営危機ものらりくらりと避けてよくわからない状態になっていきます。緊迫感はないけれどレースのクライマックスでまさかのグロい場面がありますのでご注意ください。ところで、あれは何を踏んだのかしら???
まあ、でも、この短い間で起きたことがフェラーリのすべてと言えなくもないのかな……。エンツォのこだわりの強さとラウラの経営介入はその後のフェラーリ混乱で繰り返されることですから。