2015年3月14日、午前中は母校を訪問していました。午後は映画館で映画を観ようと思い、映画館に向かっていました。
すると、国道11号常三島付近でヒッチハイクしている人を発見です。行先は「神戸」でした。絶対乗せたい!
ところがそのとき私は片側3車線の道路の最も右側を走っていて、周りには車がいたため車線変更できませんでした。どうにかしてヒッチハイクを乗せたい私は吉野川大橋を渡ってUターンして常三島まで戻ったのでした。Uターンしている間、私は「さっきの人がほかの車に拾われたらどうしよう」と不安になっていました。(いやいや、先に拾われていたらそれはそれでいいじゃないか。)映画鑑賞は来週に延期して、神戸まで走る決意はできています。
なぜヒッチハイクに執着するのかというと、2005年くらいのとき北海道でヒッチハイクを乗せたことがあって、それ以来ヒッチハイクをしている人を見つけたら絶対乗せてあげよう、楽しい!と思っていました。
長い間、ヒッチハイクに巡り合うことがないまま去年2014年は、このブログにも書いていますが、久々に乗せることができました。
そして、2015年3月14日、ようやくヒッチハイクを発見することができたのです。しかも、暇な土曜日の午後です。神戸まで行ってあげますとも!
車を停めて、助手席のドアを開けて、手招きして、白人だったことに驚きつつ、「どこまで行きますか」と聞かれました。
「暇なので神戸まで行きます」
「いや、途中のサービスエリアでいいですよ」
「大丈夫ですから、神戸まで行きます」
こんなやりとりをして荷物をハッチバックに載せて、助手席に乗ってもらいました。
日本語は達者な方です。永住しているわけではなくて、今は留学してきているそうです。オランダから来日している28歳男性デニスさんです。
それで、徳島に来ていた理由はお遍路のためだそうで、彼女さんとふたりで2週間ほどお遍路をしていたが彼の母が来日するからお迎えに行かななければならないから彼女さんを残して自宅へ帰るとのことです。
彼女さんはまだお遍路を続けるとのことで、彼は心配していました。
さて、最終的にはどこまで行くのか聞きました。すると、大阪の箕面の自宅だというので、だったら、神戸と言わず箕面まで走りますとも! 明石海峡大橋手前のサービスエリアで降ろしてくれて構わないとおっしゃっていましたが、私のほうが箕面まで走ることを強く主張しました。
このことをあとでお知り合いに話したら「病気」と言われました。まあ、たしかに、頭おかしいことをしたなあと思いますが、良い経験だとは思いませんか!
オランダの麻薬について教えてもらったり、ドイツが戦後に周辺国とどのように和解したのか、日中関係と日韓関係はどうすればいいのか、少子高齢化が進む日本も移民を受け入れるべきなのか、日本のこれからを彼に相談してしまいました。
彼がおっしゃるには、中国でもヒッチハイクしたことが何度もあるそうで、中国の人々はとても親切だがマナーがひどいとのことです。
これからの日本については、移民を受け入れるしか選択肢が残されていないが、中国人には出ていってもらったほうが日本のために良い、外国人に参政権を与えるのは危ない、などなどのご意見をいただきました。私は中国と韓国のことが嫌いだと言ったら、それはしかたのないことであり、日中と日韓の関係が修復するのは時間がかかるだろうとおっしゃいました。日台関係と日韓関係の違いについて、なぜ違うのかという質問をいただきましたが、朝鮮半島が植民地になり太平洋戦争が終わるまでに日本が朝鮮半島で何をしたのか私なりに説明させていただきました。
東京五輪における福島第一原発と地震の影響は、去年までは各国から批判が出ていたが最近はそれらの批判は聞かれなくなった、日本の放射線、放射能の影響を心配している国はもうない(忘れ去られている)というご意見もいただきました。
東日本大震災はオランダでも生中継されたそうです。ヘリからの津波の映像を、あの日にオランダの自宅でご覧になったそうです。
ちなみに、インドネシアとオランダの関係と、オランダ人は日本のことが嫌いなのではないかという私の考えを伝えたところ、インドネシアの大地震のときオランダは関心を持っていなかった、オランダはインドネシアのことを忘れている、とのことでした。
日本のことが嫌いなオランダ人なんか絶対いない、オランダ人は日本のことが好きじゃない、大好きだとおっしゃっていました。ありがとうございます。
彼はヒッチハイクを何度もしているそうですが、政治について会話した日本人は珍しいと言われました。日本人は政治の話を避けたがるそうです。
ほかにもいろいろ話しましたよ。できるだけたくさん会話したかった私は減速運転していました。
映画の話もしました。ラース・フォン・トリア監督やクリント・イーストウッド監督やソ連のソラリスについて話しました。ソラリスに出てくる東京の場面について、当時も今も外国人(欧州を含む)にとって日本は未来的であり憧れだそうです。
阿波弁を教えたり、徳島のおいしい店を教えたり、メールアドレスを教えたり、YOUTUBEに私の映像が流れる可能性があったり、あとは何を話したかな。
日本の街並みは汚いと私は思いますが、彼は(きれいとは言わなかったが)日本的な街並みであり汚いとは思わないとのことでした。
日本はコンビニやネカフェがあって便利な国だとのことです。オランダなどにはそんなところがないですから。
箕面市内で少し道を間違えたものの、なんとか着きまして、さよならしました。
垂水インターまで高速道路を走り、垂水から箕面までは国道や県道を走りました。そのとき、彼が街並みを前のめりで眺めていたのはたいへん印象的です。あらゆるものに興味を持とうとしていました。
これをきっかけに私はオランダと友好関係を結ぼうと思います。オランダ大好き! ガソリンはシェルで入れます。パプリカは韓国産ではなくオランダ産を食べます。
また徳島に来てください。そのときはぜひご案内をさせていただきます。楽しい会話をさせていただき、本当にありがとうございました。