Tokyo Test Fest - The Annual International Testing Conference in Japan
11月に東京テストフェストというイベントに声をかけていただいて、登壇してきました。
英語で。
今日ここで発表します。ドキドキ。
— リナ? (@____rina____) 2024年11月15日
#tokyotestfest pic.twitter.com/etPF85pvsK
私は学生時代から英語が苦手で(一番ひどい時の偏差値は30台とか?だったと思う)
今の会社に入った当初も、英語話者とコミュニケーションがとれず、英語が話せる同僚に100%依存しているくらい英語を話そうともしていませんでした。
英語学習は会社の恩恵もあって3年以上続けているものの、いまだにCEFRはA2(英検だと準2程度、TOEICだと500届かないはず)レベルです。
そんな中で、20分の登壇依頼があって、最悪日本語での発表でもOKと言ってもらえたので挑戦することができました。
今回は登壇するまでにやったことを紹介します。
スライドはこれです
登壇内容のブログはこれです 日本語: engineering.mercari.com
英語:
やったこと
やったことは以下になります。
- ストーリーをつくる
- スライドをつくる
- 台本をつくる
- 英語に翻訳する
- 台本・スライドのネイティブチェックをうける
- 発表練習をする・レビューしてもらう
ひとつずつ説明します。
1. ストーリーをつくる
通常の登壇と一緒です。どういう内容を話そうかということを考えます。私はスライドをつくったり、ノートに書いたりして試行錯誤します。たぶん下手なので最後まで時間がかかる。
ただ、今回は本番の1ヶ月以上前に確定させる必要がありました。
今回はいつもより大変になることがわかっていたことと、最近社内にももっと推進したいなーと思ったり、やっぱり今の私たちの取り組みは継続できていいぞ。と思ったので、前に登壇したり寄稿したAcceptance Criteriaについて話すことにしました。
そのまま使えるかと思ったんですが、構成とかスライドとかは結局ほぼ作り直しています。
ただし、すでに公開情報になっているために、事前に社内レビューなどの必要がなく進められたのはめっちゃよかったです。
2. スライドをつくる
これもいつもと同様。今回は英語で作る必要があったのと、英語話者に話すことになるのであまり文字は増やさないようにしました。
あと、生成AIで画像を作ってもらったりもしましたが、結局ほとんどつかってないはず。
また、今回は絵文字を画像として使っているのが新しくやってみたことです。
基本のスライドは会社にテンプレートがあるのでそれを使い、そのほかのイラストはチームのデザイナーに出してもらいました。感謝。
3. 台本をつくる
ここが普段絶対しないことで、とにかく時間がかかりました。
いつもはスライドとストーリーをつくりながら、このページではこういう話をすると考えながら作って、当日、参加者のみなさんの反応とか、自分で説明しながらその場で話すことを調整しています。
今回は、そんな余裕もスキルもないので、台本を書き上げて、それを読み上げるようにしました。
夏くらいだったか、子どもが部活に行っていない時間(土曜日の午前中とか)はほぼこれに費やしていました。
スライドをみながら、話したいことを日本語で書いてみたり、生成AIに壁打ちしてもらったり。
また、社内で英語話者にこの取り組みを説明することがあって、その方が説明がわかりやすいなって最初から書き直したり、
Google Docsに音声入力で適当に説明を書いてみたり。
それを生成AIに投げて、レビューとフィードバックをしてもらいながら、冗長な表現や全体的な構成などを考えていきました。疲れた。
4.英語に翻訳する
台本がある程度できたところで、英語に翻訳します。
昔ならGoogle翻訳とかにかけるのですが、ここも生成AIに翻訳してもらいます。
そのときに大事なのが、自分の英語レベルを教えておくこと。
自分の場合、以下のようなスクリプトを多用しました。
今度英語で登壇することになりました。私の英語レベルはCEFR A2レベルです。 以下の文章をレビューし、英語に翻訳してください。フィードバックの説明は日本語でしてください。
これにより、わかりやすい文章構成、A2でも理解できる文法、語彙で提案してくれます。
だいたいスライド単位で翻訳してもらいました。
3. 台本・スライドのネイティブチェックをうける
台本までできると、レビューを出します。 今回は以下のようにレビューをお願いしました。レビューアのみなさん本当にありがとう。
- TTFのメンバー:主催のMesutと、友人のtsuemuraがレビューをしてくれました。言語チェックもだけど、プレゼンの内容のレビューもしてくれました。tsuemuraさんは当日のQ&Aの回答の英語通訳もしてくれました。本当にありがとう。
- 会社の翻訳チーム:今の会社のいいところのひとつ。登壇資料ということでネイティブチェックをお願いしました。ありがたや。
4. 発表練習をする・レビューしてもらう
台本ができあがるとあとは練習するのみ!私なりにめちゃくちゃ練習しました。
と思ったけど、計算すると8時間ちょっとなのか・・・ほんと?
- ネイティブキャンプの先生
数えたら20回以上、一回25分なので8時間以上はここで練習した。
普段はカリキュラムを選択していますが、1ヶ月半くらいはフリーにして、発表練習につきあってもらいました。
フリートークのトピック何かある?と聞かれるので(こちらでトピックを決めるコースを選んでた)発表練習につきあってほしい。OKなら、このリンクにアクセスしてほしいと台本のリンクを教えていました。
ここで、発音が不明瞭になりやすいものを教えてもらったり、一部ネイティブチェックもしてくれました。(会社のネイティブチェックに出す前とかに)
発表内容は機密情報などを入れていなかったのと、すでに同じテーマの話は公開しているためにできたことだなーと思います。
ちなみに私は「s」の発音が悪いらしい。サ行難しいよね。
- 同僚:英語話者のQAでテストプロセスにモチベーションがある人
最後の最後に同僚にプレゼン発表のレビューをしてもらいました。
彼は冒頭で書いた
今の会社に入った当初も、英語話者の同僚とコミュニケーションがとれず、バイリンガルの同僚に100%依存しているくらい英語を話そうともしていませんでした。
のコミュニケーションを直接とることのできなかった同僚です。感慨深い。
とはいえ、私の英語力があがったことではなく、彼の日本語力が爆上がりで、日本語でコミュニケーションが取れるようになったってことです。まじすごい。
同僚はホスピタリティがとても高くて、私の話の背景を汲み取ってくれた上で正しい表現になれているか、話し方の間合いまでもフィードバックしてくれて、それをQAとしての視点もいれてくれて、さらに簡単な英語表現で私でも理解できる言葉で提案してくれました。神か。
他にも、英語で発表することになったというと、いろんな人がレビュー必要ならいってねって手をあげてくれていてやさしい世界に生きています。ありがたや。
通し練習をやっているうちに、舞台とかって台本覚えるはずだし、自分も歌であれば歌詞が英語でも覚えていたのでそんな感じなんだろうなーって状態にはなりました。
といっても台本は覚えられずに、当日見ながら話したけど。
やってよかったこと
日本語でしなくていいか本当に悩んだけど、挑戦できてよかったです。
イベントは思っていた以上に英語話者が多く、英語->日本語の同時通訳はあったんですが、日本語->英語はなかったので、参加者の何割かの人に理解されないままになるところだった。
次のようなことが得られました。
ちゃんと理解してもらえた
これが一番うれしかった。発音練習はこの話がくる前から続けていたので、最近はようやく日本語イングリッシュ(カタカナ英語ではなく、日本語話者訛りの英語の発音)がわかるようになったのと、英語で話されてもびびらずスルーできるようにはなっていました。
発表練習をすると先生も褒めてくれる(フィリピンの先生やさしい)けど、当日の発表のあとで声をかけてくれる英語話者もいたので、話が通じたのがうれしかったです。
Q&Aの質問は、私も同時通訳の機械で聞いていたんですが、私の回答も私以上の日本語に付加価値をつけて説明してくれていてまじですごかった。プロまじですごい。
最初台本あるからそのまま読んでもらっていいのにと思っていたことが恥ずかしい。
渡航先でも自信につながった
このイベントは東京であったのですが、翌週にドイツに行く予定がありました。
移動はひとりだったことと、渡航先のイベントも日本語が通じなかったのだけど、自信を持って対応できました。
もちろん翻訳も使ったし、言葉以上にリアクションとか身振り手振りでなんとかなったんだけどそれでいいやってなれたのがよかった。
ブログに日英同時掲載できた
冒頭で紹介したブログです。台本作成時には全然考えてなかったんですが、そういえばもう文章できあがってるやん。って気づいてしまって、今回掲載しました。
これももう一度ネイティブチェックはしてもらっていますが、台本のときと同じ方がレビューしてくれました。ありがたし。
会社のブログは考えるのに、いつもすごい時間がかかるので、たぶん最短で作ったと思う。
経験をあますことなく公開していく自分のスタイルは悪くないと思っている。
これもそう。
ということで、すこしスキルアップして、経験もたくさんできてよかったなと思います。
次は海外の発表をめざしたいなー。Q&Aも自分でできるように継続していかなー