春先のこの時期になると思い出すのだけれど、転職し過ぎで10個前の施設だったか、100個前の施設のことだったかは定かではないが、随分前に務めていた、お金持ち向けの有料老人ホームにいた時のお話し🤑👴👵💰。
そこは今思えば殆ど要介護度が重度という人はいなくて、うんこ拭き(介護職)💩側も介護職的なお仕事というよりかは金持ちの召使いみたいなムーブをするところだった。施設の2階部分にあるテラスで園芸🪴🍅の真似事をしたり、ちゃんと運動や体操の時間があったり🤸⏰、施設の中にカラオケルーム🎤やシアタールーム🎞️🍿なんていう贅沢な設備があるすごいところだった👀。....あの頃に戻りたい。。今いる下の下の下のトクヨーみたいに、ただただベッド🛌の上に寝転がされているだけの寝たきりの詰め合わせと、トイレ🚽に行く時以外は椅子に座っている以外のことをすべて禁止されている哀れな要介護痴呆老人たちの遺棄地とはえらい違いだ😋。
そこのプチセレブな入所者様方の中に、居室の窓から脱走するくらいに元気いっぱいな婆様👵がいた👀😐。大抵、介護施設の窓や扉というのは開かないような仕組みが採用されているところがおおいのだけれど、そこは窓だって、爺さん婆さん達の自由意志で開け閉めが出来た(全員ではないけれど)。一階の居室で暮らしていたその婆ちゃんは、元気が良過ぎて(まだら痴呆)で窓から外に出てしまう🤯。窓から出たところで施設と“外”との境界には柵があるわけで完全なる脱走には残念ながら成功はしなかったけれども..
ある時(いまのところでは考えられないが)、比較的に暇になったときに、俺様がのんびり施設内を“巡視”という名でだらだら歩き回ってサボっていたところ、そのお婆ちゃんに呼び止められて部屋にお邪魔した👀。なにか御用があるのかしら?と聡明かつ働き者の職員の俺様は部屋に招かれたのだけれど、『そこに座って』と言われて(その施設は利用者一人一人が個室だった)、座布団に正座🧎すると、お婆様はなんと目の前でお茶をたてはじめた🍵👀⁉️シャカシャカシャカシャカ🪇と名前は知らないけれど(茶筅(ちゃせん)?)かき混ぜる奴でお茶をかき混ぜるタイプの本格的な奴だ。抹茶だ🍵。へえ〜〜初めてみた👀。ごちゃごちゃした部屋の中から“ちゃんとした”茶碗みたいな🍚湯呑み?を出してくれて、電気ケトル🫖で沸かしたお湯を注いでお茶を淹れてくれた。『どーぞ』と言われて丁寧に渡してくれる。...........全国200万のうんこ拭き💩(介護職)の紳士淑女の皆々様におかれましては当たり前の事実だとおもうが、入所者からなんであれモノをもらうのは良くない。たとえそれが飴玉一つ🍬だったとしても。もちろんそれはわかっていた。だけれどソコはわりとそういうの緩かったのと、なにかここまでしてもらって断るのも申し訳ないな😓とおもって頂戴することにした。...大丈夫かなこれ🍵👀?容器きれいかな?なんか変なモノ入ってないかな?言うても呆けお婆ちゃんの作ったお茶だしな😱。だけれどお婆ちゃんはニコニコしながらこっちを見ている。『ありがとうございます。いただきます』と、たてて?もらったお茶を、頂くと....
なんだこれ?めっちゃうまい🍵🤯‼️‼️‼️⁉️
今もって変わらずに、飲食物を口にしてあんなに驚いたことはない!と言うくらいに本当にすごくとてつもなく美味しかった。美味しいと思った。あれは衝撃だった🫨。サイズ感がよくわからないけれどたった一杯のお茶がこんなに美味しいものなのか?俺が美味しい!とこんなに感じるものなのか?..ビールと発泡酒の違いもイマイチわからないのに。冗談みたいだけれどなんだか元気が湧いてくる!その時本当に慢性的な腰痛と肩凝りが和らいだ気さえした。なにかもうこれはなに?魔法?魔術?なにかの念能力でも篭ってるの⁉︎⁉︎とおもうくらいだった(語彙力)。

(週刊少年ジャンプ 冨樫義博 著©️『ハンター×ハンター』)
後から聞いたのだけれどお婆様はその筋(茶道界隈)では超有名なお師匠様だったそうな。他の職員でも何人かご馳走になった人もいたみたい🍵。
それが今から10年前くらいかな?たぶん当時でそのお師匠さまは80歳くらい。
ご存命だろうか?
元気にしているだろうか?
それとももう"虹の橋の向こう🌈"で小林一茶とお茶でもしてるだろうか🍵?
出来たら元気でいるといいな。
毎年春先になると思い出す、俺がこの仕事やっててよかったとおもった数少ないことの一つ。桜にはまだ早いけれどね🌸🍵
fin.