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なぜ遠くの大きな敵を倒すために近くの小さな敵と手を組めないのか

9月末に同僚との飲み会を企画しているのだが、人の集まりが悪い。

特に、いつも一緒に飲み歩いている若手メンバーの反応が鈍かった。

出世の道もなく、後輩からの人望も枯れたとなると、いよいよ年貢の納めどきかな、、とリクルートエージェントのページを漁っていると、後輩の一人からメッケージが。

「安藤さん、いつものメンツが乗り悪いのを気にしてるかと思い連絡しました。今回はメンツが悪いです。中田さんと門倉さんがいたらあまり人集まらないと思いますよ。私も今回はパスです」

どうもこの2名が嫌われているというか、苦手意識を持っているメンバーか多いらしい。同僚として仕事をするうえでは付き合えるが、プライベートで楽しむ飲み会まで気を遣いたくないのだとか。どんだけ避けられてんだ。

自分も嫌いな人間は会社の中にウンザリするほどいるが、飲みは飲みで割り切って楽しめる。そこそこ相手が喜ぶ話題を振ってやり、相手の望む反応を示してやったりすることはさほど苦ではない。むしろ嫌なやつほど単細胞なので御しやすい。嫌なやつというのは人に嫌われないようにしながら自分の利益を確保するという複雑な思考や態度のコントロールができないから嫌なやつなのだ。思考や態度のコントロールができないということは、本人の願望が常にダダ漏れなので、それを満たしてやるということも容易である。

しかし、当社の若年層は、その労すら惜しみたい。可能な限り摩擦の少ない人間関係に浸っていたい。そう願って働いているようである。

私としては、どのような指向性を他人が持つかは特に気にしていない。ただ、会社の中で事業を興しており、もり立ててもらうために同僚を束ねたい私としてはいささか都合が悪い。醜悪な経営陣の地位を転覆させ、現場がイニシアティブを握っている状態を目指したいのに、肝心の現場が一枚岩ではないのだ。これは、与党自民党を倒したいという目的は一致していても、ささいなポリシーの差異で反目しあう少数野党の構図によく似ている。

遠くて大きな敵よりも、近くて小さな敵の方が鼻持ちならない、というのはどうも人間の性らしい。経営陣を追放できたとて、その後釜にあいつが収まるならば、そっちの方が許せない。そうやって下々が足を引っ張り合うことで巨悪の権力者は延命することができる。

しかし、その鼻持ちならない自分の近くの嫌なやつは、本当に嫌なやつなのだろうか。中間層から下層の嫌なやつは構造の問題である可能性が高い。より大きな悪い経営者から際限なくプレッシャーを浴びせられて、余裕を失い近視眼的になり保身に走っているだけかもしれない。上層部を追い出して風通しをよくしたら、案外まともになる可能性を秘めている。

しかし、動物農場よろしく、自分がやられてきたことをトレースして元を取り返そうとする根っからの性悪の場合もある。しかしその後釜は、元々の上層部よりも権力基盤は脆弱だし、前任より自分と距離の近い人間であるから、悪影響に対抗することも容易になっているだろう。そして、いよいよどうしようもないとなった時の再転覆も容易になっているはずだ。とにかく組織の新陳代謝を活性化して、善人だろうが悪人だろうが自分の階層に近い人間を上層部に送り込むことは、今より不利益になることはないのだ。

自分に近い存在で権力基盤の脆弱な人間に対しては、自分からも影響を与えに行きやすい。不安に駆られているだろうし、支えてくれる人間を欲している。そこにつけ込む余地がある。貸しを作って自分の利権を増やしていけば良いのだ。

組織の上が詰まって身動きが取れない場合は構造の問題なのでとにかく上を追い出すことに全力コミットするより他ない。しかし上が抜けて風通しが良くなったから直ちに自分の利益が保証されるとは限らない。そこからは自分の実力が問われる。でも、自分の実力とは関係なしに構造の問題で不遇を託つよりも、実力不足が原因で名声を得られないと自覚できる人生の方が自分は遥かにマシだと思う。

ここまで書いて、多くの弱い者は、巨悪は巨悪のままで温存して、被害者ムーヴをきめて文句ばっかり垂れてる方が楽だと無意識に思ってるのかもしれないと察した。巨悪がいなくなり自由にいろんなことができるようになったら自分の実力不足を露呈することになる。みんなはそれを恐れてもいるのかもしれない。そういえば立憲民主党の皆さんも野党第一党という立場がたいそうお好きなようですもんね。こりゃ日本も当社も衰退するわけですな。




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